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仕事日記をつけよう

2012-08-01 | Weblog


『仕事日記をつけよう』(海保博之著)本日、北海道新聞、河北新報、西日本新聞に半5段広告を出稿しています! 8/1(水)は東京新聞、中日新聞です。よろしくお願いいたします。

大爆笑!

2012-08-01 | 教育
試験の採点
退屈だが、しかし、気がぬけない
とりわけ、最近は、学生のテスト成績への熱意はものすごく高いので
(勉強への熱意ではない!!)
でも、そんな中でもうれしい答案がある
一つはほとんど何もかいてないもの
もひとつは、次のようなきわめて独創的な答案である
大爆笑させていただいた
それだけでも、君の答案は価値がある。
でもさて、合格にするかどうか
うーん、記述式のほうも参考に判断します
ありがとう

@@@@@
次の説明に対応する心理学の用語を>の次に書き入れよ。
32周りの期待にこたえて「良い子」になる効果は     >良子効果
②長年、同じ立場で仕事をすることで作られる性格は>同仕事性格
①遺伝によって規定される程度を調べるのに適当な手法は>規定手法
⑧相手の話を積極的に聴くカウンセリングの技法    >聴和技法
⑨実験法が明らかにしようとする関係         >明確実験
⑩性格理論には特性論ともう一つは何か        >蟻性論
25全体は部分の総和以上との主張をする心理学      >全総和理論

12 「負の世界」に集中しない「一点集中術

2012-08-01 | 健康・スポーツ心理学

12 「負の世界」に集中しない

 集中したいことには集中できず、集中したくないことには逃れようもなく集中させられてしまうことがある。思いのままにならない集中力の一面である。
 集中したくないのに集中してしまうのは、たとえば、人との実りのない争い、勝負での負け、失敗で落ち込んだ気持ちなどである。こうした「負の世界」への集中からはできるだけ早く逃れたいのが人情である。さて、どうするか。
 方策その1:「負の世界」がどうして起こったのかを分析してみる。なぜ負けたか、なぜ人の心を傷つけたか、なぜ失敗したかを冷静に考えてみる。
 ・自分自身に由来する原因
 ・自分を取り巻く環境に由来する原因
 ・どうにもならない偶然の原因
の三つに整理してみるのもおもしろい。自分によるものは、自分のこれからの努力で変えていくことができる。環境によるものも、最悪そこから一時的に逃避するか環境を変える努力をすればよい。偶然によるものは、どう悩んでみても始まらないので、あっさり諦めればいい。
 方策その2;この「負の世界」への集中は、イメージの世界で起こっていることである。それならば、「正の世界」を思いきって拡大して「負の世界」を小さくしてしまうのである。楽しいこと、心が晴れ晴れすることをイメージしてみるのである。時には子供の頃の楽しい思い出でもいい。恋人とのデートの場面、試験に合格した時のこと、仕事が認められ昇進できた時のこと等々、色々あるはずである。誰でも簡単にできるのがいい。
 方策その3;「負の世界」への注意の集中を、次のようにして外へ向けさせてしまおうというものである。
(1)徹底してからだを動かす――スポーツが一番であるが、散歩でも家の片付けでも何でもいいからからだを動かす。それも普段よりも量を増やすようにする。からだが疲れれば心にまで気が回らない。「負の世界」へ集中する余裕もなくなる。
(2)カタルシス――「負の世界」に固着してしまっている注意を外にはき出してやる。そのためには、酒や人との気のおけないおしゃべりがいい。「負の世界」を覆っている殻が、それによって自然に破れて注意のエネルギーが外に出てくる。心の浄化(カタルシス)である。
(3)いつもと違ったことをする――変身願望というのが人にはあるという。男なら女に、まじめ人間ならちょっとくずれたヤクザ風に、という具合である。これも、一種のカタルシスであろう。普段の枠を変身によってかなぐり捨てて、思いのままに自己を表現しようというわけである。実際に変身するかどうかは問題ではない。日常から発生した「負の世界」であるなら、思い切ってそこから一時的にでも飛び出るための切り替え儀式がこの変身である。旅行に出る、豪華な食事をする、高価な買物をする、思い切ってオシャレをしてみるなどなど。こんなことも、あなたを「負の世界」から脱出させてくれるはずである。
(4)負の用語を捨てるーー「嫌い、暗い、いや、つまらない、悲しい、さみしい、ひとりぼっち、だって、でも、だめ」などなど。こんな負の用語をあなたは使い過ぎていないだろうか。これらのことばの反対語、「正の用語」をもっと使ってみるように心がけると、あまり「負の世界」に落ち込むこともなくなるはずである。「もうこれだけしかない」ではなく「まだこれだけ残っている」と考えのである。物事には二面性がある。問題は、どちらから見るように習慣づけられているかである。

「集中力を高めるトレーニング」あさ出版より