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ユーザ・読み手の心をつかむマニュアルの書き方」評判

2012-08-28 | わかりやすい表現

この本は、特許明細書を書くときの参考になればと思い購入しました。特許明細書は、複雑な発明の内容を技術的に正確に、かつできる限り分かり易く書かなければなりません。この点において、特許明細書と装置の使い方を教えるマニュアルとはよく似ています。

本書では、ユーザーフレンドリーなマニュアルを書く際の注意点が、認知心理学の成果に基づいて紹介されています。

「専門用語には注意せよ」、「読み手に知的な面白さを与えよ」等、本書で示された注意点の多くは、マニュアル作りのプロが日頃、肌で感じていることだろうと思います。本書の価値は、これらの注意点に認知心理学の枠組みが与えられ、体系的にまとめられている点にあると感じました。

本書は、マニュアル作りのベテランにとっては知識の体系化のために役立つと思います。また、マニュアル作りの初心者にとっては、コツを早めに掴むために役立つと思います。さらに、本書は、マニュアル作成に限らず、特許明細書などの技術文章を書く人のために役立つと思います。

アマゾンレビューより

ありがとうございました。


絶対評価と相対評価

2012-08-28 | 教育
 日本のほとんどの大学ではずっと絶対評価でやってきた。「成績評価が甘い」「大学の成績は当てにならない」と言われながらも、学生も教官もハッピー?なので、ここまできてしまった。
 昨今の大学改革の一つの項目に、厳格な成績評価が挙げられているのも、むべなるかなというところである。
 今回の小中高へのいわゆる絶対評価(目標規準準拠評価)導入をめぐる厳しい動きをみると、身が縮む思いである。
 評価過剰による評価疲れ,さらには評価放棄が起きてしまわないかと憂える一方では、うまく定着して、子どもも先生もハッピーという状況になってくることを期待したい気持ちもある。
 本誌の誌名「指導と評価」は、両者が一体であることを含意している。絶対評価が導入された今こそ、それが実践の場で試されることになる。
 簡便だが有効な絶対評価システムの開発のために周知を結集する場を本誌が提供できればと思っている。


領土問題

2012-08-28 | 心の体験的日記
一方だけが熱い
日本は極めて冷静
世論も冷静
これでよい
しかし、政治である
非対称は許すまじの世論が
激しくなると、
螺旋的に対称的な攻撃がはじまり
そっちがやるなら
こっちもやる
そのやることがだんだん大きくなり
取り返しのつかないことになる

ここは日本政府のおとなの対応を支持したい

それでも、ついつい、----


8 遊び上手になる

2012-08-28 | 健康・スポーツ心理学



8 遊び上手になる

 遊びには、次のように四つの側面があるとされている。
 その一――人に勝つこと、人よりも優れていることを示すことである。スポーツや勝負事で、こうした要素が強いことは誰でも知っている。盆栽いじりや読書などにも実は、こうした要素がある。やたら盆栽を自慢したり、読んだ本の内容を人に話してみたりするのがそれだ。
 その二――偶然を楽しむという側面である。こんどこそ、明日こそは……とギャンブルにのめりこんでいってしまう人が、あなたの身の回りに何人かはいるはずである。
 その三――学び、熟達するという側面である。すぐに上達してしまう遊びは、すぐに飽きてしまう。人より優れても、あまりうれしくない。遊びではあっても努力に見合った進歩を実感できることが、その遊びを継続させる強い要因になっている。せめて遊びのときくらいのんびりといきたいものだが、人間、何をやっても学ぶということからは離れられないようである。
 その四――緊張から解放される。生計を立てるための生活は厳しい。そこでは誤りも許されない。緊張の連続である。しかし、遊びの世界では、誤ってもゆっくりやっても誰からも非難されることがない。のびのびとやれる。

 さて、こうした遊びの持つ特徴を、瞬発カの発揮に利用することを考えてみよう。
 まず考えられるのは、遊びを瞬発カの発揮の仕方の訓練に使うことである。遊びは自分が好きだからやる。したがって、そこでは集中力がごく自然に発揮できる。しかも失敗してもどうということがないという状況である。こんなところで、意図的に自分の瞬発カを発揮して感じをつかむのである。
 ここで、意図的とは、たとえばテニスをする時でもマージャンをする時でも、たとえば、ちょっとした賞品を出す。盆栽作りでも品評会に出してみるなど、自分を緊張させ、瞬発力を必要とする場面を遊びの中に組み込んでくのである。きっと何かをつかめるはずである。そして、それがいざという時の瞬発カの発揮にも役立つ。
 もう一つは、遊びの解放的な性質をリラックスするために使うことである。瞬発カの発揮にリラックスがいかに大切かはすでに述べた。遊び上手とは、リラックス上手でもある。
 仕事などでここ一番になると、遊びどころではないという心境になる。これがクセもので、本番での瞬発力の発揮を妨げてしまう。こんな時に、遊べれば大いに助かる。そのためには、普段から遊べるものを用意しておくくらいの心がまえがほしい。たかが遊び、されど遊びである。