心の風景 認知的体験

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●心の元気づけ習慣[ポジティブマインド作り

2012-08-11 | ポジティブ心理学

●心の元気づけ習慣
 身体のからんだ習慣づくりだと、習慣を作り上げていくために、やることも、やった結果も目に見えますので、比較的簡単です。そのためのノウハウもいろいろあります。
 たとえば、行動の逐次形成法。
 目標に到達するまでの行動系列を作り、その系列を一つずつ作り上げて最終的に目標に近づいていくというものです。その過程で大事なのは、強化。つまり出来たらほめることです。
 ところが心の習慣づくりについては、こういう方法があまり使えません。
心は基本的に内的なものですから、目にみえません。したがって、いつどのように外から働きかけたらよいかもはっきりしません。
結局、「いつも、そういうように考えればよい」という精神主義的な言説を繰り返すだけになりがちです。
これでも、それなりの効果はありますが、もう少しましな方法は考えられないか、というのが次の話になります。
 

心の習慣ってどんなもの

2012-08-11 | 健康・スポーツ心理学

たとえば、「信念」のところで取り上げた自動思考。
特定の状況、多くはストレスフルな状況に直面するとつい頭に浮かんでしまうネガティブな思考のことですが、これなどは心の習慣の典型的なものです。
あるいは、勘違い。
「両国国技館のあるところは、横網町」ですが、つい「よこづな町」と読んでしまうような勘違いも、頭の中にある知識のまとまり(スキーマ)を習慣的に使ったために起こったものです。

面接が怖くてどうしようもないんです[お仕事クリニック

2012-08-11 | 教育
面接が怖くてどうしようもないんです。
仕事自体は好きだし、色々できるようになりたいのですが、そもそもどういう会社を受けようか決められません。求人情報を見てもどれもいまいち興味がわかず、そんな感じですから志望動機すら思いつきません。
また、以前テレオペをしていたとき、人のペースに左右されるとダメだということに気付きました。なので、あまり人のペースに左右されなさそうな事務職を希望しているのですが、それを面接で言うと「コミュニケーション能力がないんじゃないの?」と思われるのではないかと思い不安です。正直、人と関わることは苦手ですが、社内の人と協力して仕事を進めるのは好きですし、いろんなことを出来るようになりたいと人一倍思っています。
私の長所は、自分で言うのもなんですが、正直でクソ真面目なところぐらいです。
どのように面接を切り抜ければいいでしょうか?
転職活動中/25歳/女性




面接不安ではなく、仕事不安です。
ともかくあれこれ求職活動をしてみること!

■面接不安ではなく仕事不安
 25歳。お仕事の経験もあり、「正直でクソ真面目」、「マイペース」とそこそこの自己認識もお持ちになっていらっしゃる方とお見受けしました。 一見すると、面接不安の相談のようですが、そうではありません。面接という壁の向こう側にある、つまり仕事不安ですね。
  “どんな仕事が自分に向いているか、その仕事を自分はやっていけるのか、が分からない“というのが、あなたの不安の本体です。そこを解決しないと、面接不安も解消しません。
 厳しい言い方になりますが、面接不安を盾にして、その向こう側の仕事対して強く思いをはせないことへの言い訳をしているように見えます。

■ともかく動いてみること
 不安でがんじがらめになっているときは、ともかく動いてみることです。
 会社や仕事の情報を集めては履歴書を書き、面接も受けてみるのです。
 これを、気楽に(ダメもとで)継続的にやってみることをおすすめします。
 求職活動していく中で、次第にいろいろなことが見えてきて、自分に向いている仕事は何か、そこで要求されるスキルを自分は持っているのかが段々わかってくるはずです。
 そうなると、面接はあなたが試験される場から、あなたにふさわしい仕事を見つける場になってきます。そして、面接が「不安とは無縁」で、「貴重な動きの場」、「自己認識を深める場」に変わってくることでしょう。

■核になるものを身に付ける
 ところで、何か仕事につながるような資格はお持ちでしょうか。
 もしお待ちでないなら、この際、何か一つ、資格取得をめざしての勉強もおすすめします。それは、今後の転職、求職のためということもありますが、あなたが仕事に対して自信をつけるための方策の一つにもなると思うからです。
 「仕事自体は好きだし、色々できるようになりたい」では、どうにもなりません。あなたが今、何ができるか、したいのかが大事です。それをはっきりさせるためにも、何らかの資格取得をめざしてみてください。
(2009年9月1日)

救急車を呼ぶな!

2012-08-11 | 心の体験的日記
友人の大学教授
研究室に、「何かあっても、救急車は呼ぶな」と張り紙をしたとのこと
延命治療の拒否のためだそうだ
しかし、これって、究極の迷惑になることも知っておいたほうがよい
救急車を呼ばないことは、罪になるのだ
とりわけ、それが自分の身内の場合は

孤立死なら、誰も責任は問われない
死に方としては、悪くはない
究極の自律ではないかと思う
多少、まわりに後味の悪さは残るかもしれないが。

いずれにしても、死は、最後の仕事
静かに迷惑をかけずに、あっさりとこなしたいもの



2 徹底してリラックスする[瞬発力を発揮する」

2012-08-11 | 健康・スポーツ心理学

2 徹底してリラックスする

 瞬発カは直前までのリラックスの程度と比例する。リラックスが十分にできればそれだけ瞬発カは大きくなる。
 弛緩する、のんびりする、何もしない、いずれもなんの苦労もなくできそうである。確かにふつうの時ならリラックスするのは、どうということもなく誰にでも苦労なくできる。これが人間にとって自然の姿だからである。
 そして、実は、この自然の姿の裏側に、ひとたび事が起これば全エネルギーを一気に放出する瞬発カが潜んでいるのである。この意味では、瞬発力もまた人間の自然の姿である。
 燃え尽き症候群というのがある。人生の半ばでガックリきてしまい、やることなすことが鬱々(うつうつ)となり、からだも不調に陥る。ヤリ手の中年男性や、子育てが一段落した母親、ひと助けの仕事にかかわっている人などがよくやられる心の病である。
 これにかかる人に共通しているのは、休みを惜しんで、毎日、絶え間なく緊張しっ放しで仕事に打ち込んでしまうような生き方をしてきた点である。
 その結果、失敗すれば無論のこと、たとえ成功して高い地位についても、あるいは子供が立派に成長しても、そのとたん「燃え尽き」てしまう。ガソリンを補給するのを忘れ、ガス欠に陥った車のようなものである。
 燃え尽き症候群は極端な話としても、リラックスによる注意エネルギーの補給は、普通に生きていく上でも大事なことである。
 筆者がアメリカで生活して感心したことの一つは、生活全体に、実にメリハリがきいているということであった。実によく働き、よく遊ぶ。エネルギーをためては吐き出し、吐き出してはためている。エネルギーの新陳代謝が激しい。それが、メリハリのきいたという印象を与えているのだろう。
 アメリカ人にくらべて、日本人の仕事ぶりはどうであろうか。残業につぐ残業、休日返上があたりまえなどというひどい状態が日常になっている職場が多いらしい。エネルギーを補給するいとまもなく、次々と仕事をこなしていかなければならない。これでは「燃え尽き」てしまう。自殺者が年間3万人以上のままここ5年間も高どまりしている一因にもなっていると思う。
 仕事は、あなたの存在とは関係なく永遠に続く。それを自分一人が背負っていると思い込んでしまうと休みはとれない。そうした思い込みのできる仕事を持てることは、確かに幸せではあるのだが。