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2012-08-14 | Weblog
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行動と意識

2012-08-14 | 認知心理学
「行動」
● 行動は心の鏡
 悲しければ(心)、涙が出ます(行動)。
 お腹がすけば(心)、食べ物をとりにいきます(行動)。
 悩みは(心)、日記に書きます(行動)。
 というわけで、心理学では、目に見える行動から心を知ろうとします。
● 行動は、世間とわたりあう道具
親しい友人には笑顔を見せて近づきます。
試験に合格するためには勉強をします。
というわけで、心理学では、行動を何かの目標を達成するために道具とみなします。

「意識」
● 心は、意識と無意識とからなっています
● 意識の世界は、「我思うゆえに我あり」(デカルト)です。
あたかも、もう一人の自分が頭の中にいてあなたに指令をしているような世界です。
● 無意識の世界は多彩で、しかも、人の心と行動を絶え間なくかつ強力に支配しています。
・意識しようとすればある程度は意識できる世界
例1 あなたはどのようにしてそれほど上手に1輪車に乗れるんですかと問われて答えるような時です。
例2 あなたは、どうしてそのチョコレートを買ったのですかと問われて答えるような時です。
・まったく意識することができない世界
   例1 あなたは、どうして文字がよめるのですか、と問われても答えことはできませんね。
   例2 あなたは、どうして人の好き嫌いがあるのかと問われても答えることはできませんね。

「高校生への200字メッセージ」
今の高校生諸君は、生まれてからこれまで、ものの豊かさに加えて、こと(情報)の豊かさも享受してきました。あとは、こころの豊かさを身につければ鬼に金棒です。
 しかし、ものとことの豊かさは、こころの豊かさをただちにもたらすわけではありません。それなりの努力が必要です。頭を鍛えること、気持ちを外にむけて開き、内に向けて深堀りすることです。




3 別のことにも集中してみる」

2012-08-14 | 健康・スポーツ心理学
3 別のことにも集中してみる

 リラックスするとは、ぼんやりすること、のんびりすること、ボケーツとすること、ゴロ寝をすることだけではない。こうした消極的なリラックスにも無論それなりの効果はある。週1日くらいで取りたいものである。それに加えて、積極的リラックスもできれるようにしておいたほうが良い。
 積極的リラックスとは、仕事や勉強とは違った、たとえば趣味や遊びなどに没頭することである。これがどうしてリラックスすることになるのか、少し説明が必要かもしれない。
 趣味に没頭するのも、仕事に没頭するのも、注意を使う点では同じである。注意は使えば減る。仕事で使ってしまえば、趣味に使う注意はなくなってしまうはずである。また、趣味に使ってしまえば、仕事に使える注意のエネルギーはなくなってしまうはずである。
 もったいないから、仕事以外の時にはできるだけ注意を温存しておこうと考えたとしても、それは当然である。消極的リラックスの効用はここにある。
 しかし、次のように考えてもらうと、ここで言いたいことがわかってもらえると思う。つまり、人間の注意のエネルギーは、自分の好きなことをする時には、ごく短時間で補給されると考えるのである。
 マージャンをしていて気がついたら夜があけていた、テニスをしていて約束の時間が過ぎてしまったなどなど、誰でもこういう経験があるはずである。普通ならどこかで飽きがくるはずなのに、知らずしらずのうちに熱中してしまい時間を忘れる。
 こんなことができるのも、注意集中のエネルギーがたえず補強されているからだと考えれば説明がつく。いわば、エネルギーの新陳代謝が、好きなことをしている時には極めて盛んなのである。
 こうした新陳代謝を経験しておくと、これが勉強や仕事にも波及して、スムーズにエネルギーが補給できるようになる。別のことに集中するのは、いわば本業での集中力の発揮のためのトレーニングなのである。