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友人
友人「元気づけ文化
「遠くの親戚より近くの友人」
●友人って一体どんな人
親友が一人もいない人は、自分のようにいると思いますが、一人も友人がいない人はまずいないのではないでしょうか。
とはいったものの、親友と友人を区別するものを挙げようとするとはたと困ります。
親友の条件は
・なんでも相談できる
・付き合いが長い
・喜怒哀楽をともにできる
「借金の保証人になってくれる」なんて基準もありそうですが、やや危ないかもしれませんね。親友でも、できれば、お金は介在しないほうが無難ですね。
さて、ここでは友人。
・気軽に話せて
・適度にプライバシーが保たれていて
・遠近自在で
・あちこちにあれこれといて
・感情的に独立していて
といったような人々です。
人数の多少はあっても、こんな人、誰にでもいるはずです。
●友人と心の元気
対人関係は、なにかと面倒もあります。ストレスの原因(ストレッサー)のトップになるほどです。日常的に、無視、攻撃、批判、嘲笑にさらされるリスクがあるからです。
それでも、対人関係を絶つわけにいきません。人間は社会的動物ですから。
それだからこそ、友人関係は大事なのです。なぜかというと、
・あなたをそれとなく助けてくれるからです(支援機能)
・あなたと協働して何かを成し遂げてくれるからです(協働機能)
・何かと情報が得られるからです(情報交換機能)
そして
・あなたを元気づけてくれるからです(元気づけ木納
そんな友人をたくさん持っている人は、幸せです。
●心が元気になる友人をみつけるコツ
①接触頻度が鍵
友人は自然にできて自然に疎遠になるのが自然だとは思います。それでも、少しは努力しないと、どんどん数が減っていきますし、関係が浅くなっていきます。70歳を超えた年寄りの実感です。
盆暮れのあいさつ、年賀状といった定型的な接触もありますし、最近は、メールという便利なものもあります。
何もなくともごぶさた挨拶だけでもともかく頻度を多くするのがコツです。
②つかず離れず
これは友人関係だけではありませんが、親友にしても友人にしても、あまりべたつくのは好ましくはありません。お互いが自律していることを前提とした友人関係が一番です。
③常に新しい友人を作る気持ちが大事
これは高齢者、つまり自分に言い聞かせていることですが、黙っていると急速に友人関係が疎遠になります。仕事から引退するととりわけひどい状況になります。
面倒でも、一念発起する気迫?で、新たな友人をたくさん作ることも、アンチエージングとしても必要です。とりわけ、定年という状況の変化の際には。
その際のコツは、気さくさです。偉ぶらず、おごらす、気楽に声をかけ、挨拶し、笑顔で接することです。ちょっとしたことを尋ねたり、してもらうのもいいですね。それがきっかけで親しくなれることもありますから。