心の風景 認知的体験

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リスク・リテラシー]10年前の今日の記事

2019-03-19 | 安全、安心、
勝間和代さんが提案するリスク・リテラシー
1.身の回りにあるリスクを予測・計量すること
2.そのリスクに見合ったリターンを得られるかどうかを判断し、
  当該リスクを取るか、取らないかを決定すること
3.リスクを取る場合、リスクをどうモニターし、制御するのかを
  決めること
(土井ブログより)

体重、60キロに戻る

2019-03-19 | 癌闘病記
癌闘病記もそろーりと終わりに近づきつつある実感がわいてきた。
まだ手足の指先のしびれは残るが、
体重は、通常時の60キロに戻ったし、食欲は旺盛だし
歩数6千歩も軽くこなせるし、
ラジオ体操も解禁だし、
という具合。
これに伴い、気力のほうも、だんだん上向きになりつつある。
さー、これからの余生、
どう過ごすかが、とりあえずの課題。
なかなかこれが難しいのだ。

アメリカの辺地の子どもの引き算

2019-03-19 | 認知心理学
滝沢武久『子どもの思考力』(岩波新書)より、おもしろい話を引かせていただく(省略して表現)。

 アメリカの辺地の子どもに引き算をさせようとした。

「10セントで、6セントのあめ玉を買ったら、残りは?」
  ――「ぼくは、10セントを持っていないけれど、もし持っていたとしても、あめ玉を買わないよ。あめ玉はママが作ってくれるから。」

「10人のうち6人がはしかで欠席しました。何人出席したでしょうか。」
  ――「だれも出席しません。はしかになるのが怖いからです。」


素朴心理学の研究

2019-03-19 | 認知心理学
心理学についての知識のない「普通の人」が持つ、心や心理学についての知識や信念を研究対象とする心理学が成立することになる。

入れ子構造になっているので、ややこしいのだが、まぎれもなく、心理学の重要な研究対象であることは間違いない。  

たとえば、A.ファーナムの著書には、もっぱら質問紙を使ったいろいろの研究が紹介されている。

次のような質問に、あなたならどう答えるであろうか。  

・一般的に、男性より女性のほうが他人に同調しやすいか  
・意思決定の際に、集団での会議のメンバーは1人の時より保守的になるか  
・精神遅滞の大部分の人は、精神病か  

いずれも、心理学的には「いいえ」が正解であるが、いかがであろうか。心理学的にはかなりあやしい素朴心理学がかなり根強くあるらしい。素朴心理学の心理学の社会的な意義の一つは、心や心理学についてのこうした誤った信念(偏見)を正すことにある。