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研究者を増やそう

2019-04-16 | 教育
今、日本が投資するべき部分は、「大学の研究教育力」であり、研究従事者数の増、つまり、「ヒト」への投資です。イノベーションを起こすのは「ヒト」であり、多くの研究従事者やイノベータが、多様な発見・発明やイノベーションの芽を生み出すことによって、GDPに大きく貢献するイノベーションが生まれます。学術論文数は、各種のイノベーションの指標の中で、GDPとの相関が最も強い指標ですが、学術論文数を決める最大の因子は、研究従事者数であり、ついで研究活動費です。研究設備費は相関せず、むしろ、研究設備費に多額のお金をかけている国ほど論文数は少なくなっています。

https://blog.goo.ne.jp/toyodang
より

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研究費の獲得とその消費に奔走する研究者なんて漫画。
でもそれが現実らしい。

のんびりゆったりと思考をめぐらし、
周りと議論し、
一心不乱に実験に取り組み、そして論文を書く。

そんな研究者生活も、夢の世界になってしまったようだ。



●衡平理論(equity theory)

2019-04-16 | 心理学辞典

●衡平理論(equity theory)
経済的な助け助けられの2者関係における利得の衡平感にかかわる理論。この理論を福祉援助の場に援用する試みがあり、いくつかの興味深い知見が報告されている。土肥伊都子らの紹介によると、たとえば、多くの場で見られる一方的に援助をうける過剰利得状態と援助者側の過小利得状態はともに、必ずしも幸福感や満足感をもたらせないことや、社会的ネットワークと支援関係が衡平なほど孤独感が低いことなどが知られている。

●人間工学、認知工学

2019-04-16 | わかりやすい表現
●人間工学から認知工学へ  

道具や機械など人工物の設計をおこなうときに、ユーザや消費者の認知や行動の特性への配慮は不可欠である。こうした問題意識は、すでに第一次世界大戦(1914ー18)の頃からアメリカで、使いやすい兵器の開発を契機に工学関係者に共有され、それが、第二次世界大戦を経て「人間工学(human engineering)」という新たな研究領域を生み出した。現在、日本では、もっぱら大学の工学部において、学科や専攻として制度化されている。  

「認知工学(cognitive engineering)」のねらいも、人間工学のそれと基本的には同じである。


両者の違いは、一つには、対象とする道具や機械にある。
もう一つの違いは、人間工学では、「使いやすい」道具/機械の設計のために、人の物理的、生理的特性のほうに主たる関心を向けるのに対して、
認知工学では、「わかりやすい」情報環境の設計のために、人の認知特性のほうにより関心を向けるところにある。  

こうした違いは、道具や機械の時代変化を反映している。とりわけ、20世紀後半、コンピュータのパワーアップと普及に伴い、社会の至るところで「もの(物)」から「こと(情報)」への劇的なパラダイムシフトが起こった。社会が情報の生産、流通、消費を中軸とする情報化社会になってきた。