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料理と心づかいの店 ほっかいどう料理 まつ久ら

2012年09月13日 18時08分39秒 | グルメ北海道
2012年の北海道ツーリング。



最後の夜は札幌に宿をとって酒場を放浪することに。
まずいちばん行ってみたかった、ほっかいどう料理 まつ久ら にむかう。

場所は薄野のラーメン横丁のすぐ近く。
雑居ビルの2階だ。

5時すぎに店に入ると先客は年配の男女だけ。
夫婦ではないみたい。
場所柄同伴かな。

薄野の通りを見下ろせる窓際のテーブル席に腰をおちつけた。

まずサッポロ・クラシックの生600円をお願いする。
メニューを見ると様々な料理があって、なにをたのんだらよいのかわからない。
単品でいくと失敗することがあるし、別の店にも行きたいから、いちばん安いコース料理3500円をお願いした。
因みにコース料理は5000円、6000円、10000円のものもあった。



ビールを飲んでいると突き出しがやってきた。
バナナ・ピーマンの焼き物、大根でカラスミをはさんだもの、黒豆。
バナナ・ピーマンははじめて。
ロシアの野菜だったろうか。
大根とカラスミは淡白な中に、じわりとカラスミの香りと塩気があって日本酒がほしくなる味。
黒豆も上質。

お造りはヒラメとホタテ。
刺身には大根のちょうちょがのっている。
そしてヒラメの下には葉わさびが敷いてあり、これがアクセントとなって新鮮な味覚。

山形県の超辛口、ばくれんの吟醸酒700円に切り替える。
しかしこのお店、料理の器がきれいだ。



とっくり蒸し。
とっくり型の器で蒸した、水炊きのような料理。
豆腐や鮭、舞茸などが入っていて、ポン酢、もみじおろし、わけぎをかけていただく。
あっさりしているが滋味ゆたか。



旬のてんぷら。
ホタテ、舞茸、ユリ根、ヤングコーン。

接客の女性ーー女将さんかもーーが丁寧に料理をおしえてくれる。
対応も完璧。
とても気持ちよくすごせた。



トマトの冷製。
皮をむいた冷やしトマトにオリーブオイルなどで味付け。



牛タンと舞茸、アスパラの炒め物。
塩味でシンプルな料理だが、これは美味しかった。
真似してみようと思うが、たぶんこの味はでないと思われる。

窓の下を薄野の住人達がとおる。
それを見ているのが楽しい。
黒のスーツに白いワイシャツでノータイ、スリムな男たち。
ドレスや和服の女性。

そろそろコースは終わりなので酒の追加はたのまなかった。
すると女性が気をきかせて冷たい水をもってきてくれる。 



ご飯は卵とじの雑炊。
小さなひとり用の土鍋が洒落ている。
そしてこれは、うんまい。
日本人の感性に訴える一品。
熱いのに一気にたべてしまった。



デザートはご主人が持ってきてくれた。
これには驚いたが、とても美味しいと言うと、よかった、ゆっくりしていってください、とのこと。



札幌に来たらまた是非利用したい店だ。



ほっかいどう料理 まつ久ら郷土料理 / すすきの駅(市営)すすきの駅(市電)豊水すすきの駅
夜総合点★★★★ 4.5









コメント
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