
キャンプ場は平坦なところが少ない。斜面が多く、いちばん高い部分か低いところが平らなので、下のベンチを利用できる場所をえらんでテントを設営した。

今回は登山用の小さなテントなのでベンチに荷物がおけて助かった。
このキャンプ場は無料なのだが、水が飲めないのと、火は炊事場でしか使えないのが難だ。でもタダにまさるものはないから、私としては大満足である。利用は富士市の林業課に予約が必要だ。電話番号0545・55・2783。

まわりのテントとほどよい距離をとり、食事の用意をはじめた。

と言っても買ってきたのは水とビールにソーセージ、さつまあげだけだ。ふだん夜は呑むだけでたべないから、何もいらないのだが、それではキャンプの夜が手持ち無沙汰なので、無理に買ってきたのだ。スーパーがあれば肉を買ってあぶるのだが、残念ながらみつからなかった。コンビニで目についたのはこれらの食材だったのだ。

油がないのでそのままソーセージをいためる。見た目はわるいが侮るなかれ、これが熱々で美味しい。ビールがすすむ。味つけは焼肉ソース。

つづいてさつまあげをあぶる。ビールは飲み干して、焼酎の水割りにチェンジ。これも意外なほど美味い。しょう油をつけてハフハフと口にしていると、若いライダーがやってきた。となりにテントをたててもよいかと聞くので、もちろんOKする。

そしたらこんなに近くに設営した。これは近すぎるだろう。でもいいや。もう酔ってきちゃったから。彼はどこで買物したのかと聞いてくる。セブンイレブンと答えたが、富士の街にゆけば何かあるのではないかと言うと、スマホでしらべてでかけていった。
日が暮れてからキャンプ場の上にある展望台にいってみた。富士市の夜景が見事だ。ここは夜景スポットでもある。
19時半にはテントに入り、ラジオを聴きながら横になっていると、いつの間にか眠っていた。