白糸の滝をでて田貫湖にすすむ。田貫湖畔はキャンプ場ばかりで湖にちかづけない。南の奥まですすむと道がなく、引き返して北側を東にゆくと湖にでるこてができた。
こちら側ではへら鮒釣りをしていた。
田貫湖からは旧国道のような味のある道で朝霧高原にのぼってゆく。気温は18℃、19℃だ。高原には『ふもとっぱら』などのキャンプ場がたくさんあって、牧場もあり、北海道のようなところだった。
富士五湖の本栖湖にたちよってゆく。湖でたのしむ人たちでにぎわう湖畔だった。
富士吉田にうどんをたべにやってきた。富士吉田のうどんは、工場につとめる女工さんが作業の合間にたべるため、伸びにくい太い麺で、馬肉とゆでたキャベツがトッピングされているのが特徴だという。何件ものうどん店があるので、食べ歩いてみるつもりでやってきたのだ。
11時の開店前にやってきたのは『しんとく』というお店だ。評価は富士吉田で最高クラス。民家を店舗につかっているのが富士吉田らしかった。
いちばんで店に入り、肉きんぴら入りうどんの、肉金うどん540円をおねがいした。
あげ玉と水はセルフになっている。うどんは甘い出汁に硬めの麺だが、武蔵野うどんほどかたくはない。馬肉は癖はないがぱさぱさしている感じ。キャベツはしゃきしゃきしていていいが、わざわざ食べに行くものでもないように思う。
うどんのレベルに納得がゆかないので、人気ナンバーワンの白須うどんにゆくことにする。しかしゆきつけず、ぐるぐると迷走してしまった。すると混んでいるうどん店があったので、ここに入ることにした。それが『みうらうどん』である。
みうらうどんは駐車場は満車で、7人待ちとなっていた。やがて相席に座るように言われて肉うどん中450円をたのむ。すぐにでてきたうどんの出汁はうま口。麺はかたくなく甘い後味。馬肉は甘く煮てあり、しんとくよりもこちらのほうがよいが、客扱いが雑。いずれにしてもまた来る気にはなれない印象だった。
みうらうどんを出て、しつこく白須うどんをさがすも、みつからないので帰ることにした。
中央高速にのって東にすすむ。インターをおりて帰宅する前に、パーツ・ショップによりETCのヒューズを交換した。ヒューズは特殊なサイズで普通のものよりも小さい。ショップには在庫があり194円だった。
ヒューズはETCを交換したときにどこに設置したのか聞いておいた。ステアリング・ヘッドの前。カウリングの中のライトの後ろ。赤いコードのつながった黒い小さなボックスがそれである。
ヒューズを交換しメイン・スイッチをいれると、ETCのパイロット・ランプは点灯した。ヒューズが切れただけだったのだ。4万円払わずにすんでホッとする。念のため予備のヒューズを買っておいた。これで静岡ツーリングはおわった。
ETCの交換やレギュレーターの修理については、バイク・メンテナンスの記事をどうぞ。