日経新聞に埼玉県のレトロ温泉、玉川温泉の記事がでていた。私は利用したことはないのだが、特徴のある施設なので前から興味をもっていた。元々古い施設だったことから、昭和レトロな雰囲気にして、客数増を実現したとのこと。温泉道場という会社が運営しているそうだ。
記事を読みすすめると、同社は尾瀬岩鞍リゾートホテルの再生コンサルにたずさわるとのこと。スキーをしない人も楽しめる施設にする策をねっているそうだ。ここで思い当たるのは、新潟県の老舗スキー場、石打丸山スキー場だ。石打丸山はスキーをしない人も集客したいと、スキー場内にグランピング施設をつくったり、スノーボードを優先してコブ斜面をつぶしたりした。その成否については知らない。ただスキーヤーの私には、退屈なスキー場になってしまったので、大好きだった石打丸山にゆくのはやめてしまったのである。
スキーをしない人もたのしめる温泉リゾートにするために、ホテル内の改装をするようだが、スキー場には手をふれてほしくない。岩鞍はひたむきにスキーに打ち込む人のおおいスキー場だ。スキー道場なのである。そこにスキーをしない人のための施策をほどこしたら、岩鞍の良さをスポイルすることになってしまう。温泉道場がスキー道場をこわさないことをのぞむ。スキーをしたことのない人が、温泉の集客だけをかんがえて、ホテルでなくスキー場の改革をするのは、やめてほしい。
岩鞍ホテルのHPをみると、ロビーの改装が発表されている。スキーをしない人もたのしめるように、読書スペースやワーキング・スペース、バーなどを設置するそうだ。いまのところホテルの中だけの改装だ。かさねて言うが、スキー場はいじってほしくない。
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