天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

【映画】砂上の法廷【9作目】

2016年03月31日 | 映画感想
「砂上の法廷」

キアヌ・リーブス主演の最新作。
監督さんよく知らない…コートニー・ハント氏。一応オスカーノミニー経験もある方らしいけど記憶にないなぁ。
実は予告編一度も観た事ないんだけど、映画館の上映スケジュールで画像見て「あ、キアヌだ~♪」と、そこだけに脊髄反射して鑑賞w

あらすじ…
大物弁護士ブーン・ラシター氏が自宅で殺害され、その容疑者として息子のマイク(ガブリエル・バッソ)が逮捕・起訴された。
ブーンと長らく懇意にしていた敏腕弁護士ラムゼイ(キアヌ・リーブス)が法廷でマイクの弁護を引き受ける事にしたのだが、当のマイクは逮捕されて以降
警察にも弁護を引き受けたラムゼイにすら完全黙秘状態。不安の中陪審員裁判が始まるが、証人は全てが「犯人はマイクだ」と示唆する証言ばかり。
そんな中、突然マイクが「自分が法廷で証言したい」と言い出したのだ…

割と王道の法廷サスペンスですね。個人的にこーゆー話はかなり好きです♪
事件は割とシンプルで登場人物も少ない為に観客は「まー普通に考えてマイクが犯人な訳ねーわな。だとすると…いやいや、それもまた裏の裏で~」
等とグルグル考えながら観ると思うんですよ。勿論私もそーでした。
まーコレはね、何か書くとオチバレしそうで…オチのヒントになっちゃうからレビュー書くの難しいよね^^;

キアヌ演じる「ラムゼイ」が物凄くカッコイイ!←何をいきなりw
いや、て言うかさー、キアヌって映画の撮影に入ってる時とオフの時で余りにも風貌にギャップがあるじゃない?よくネットニュースになるよね?
あのオフの時のデブデブに太って擦り切れたGパン+ヨレヨレの上着で浮浪者みたいな顔してるキアヌが脳裏にあると本作観て惚れ直す!
スラリとしたスタイルのいい引きしまった体を高級スーツでビシッと決めて、髭も剃って髪形もキメキメのイケメン仕様…うーん、やっぱ素敵過ぎる!!
それに比べて…マイクの母親役を演じた方が「どっかで見た事ある顔のおばはんだなぁ~誰だろこの人?」って思ってたんだけど、ラストのキャストクレジット見て
ぶったまげたわさ。何とあのBBAがレニー・ゼルウィガーだとぅ!?マジっすか!いやまっっったく分かんなかった!まるで別人じゃんっ!!

あ、という訳で内容になかなか絡められないんですが(苦笑)
劇中にラムゼイは助手として雇った新人弁護士に法廷バトルのノウハウを色々語るんですよね。
曰く、「人というのは一方的に負けている方を知らず知らず応援したくなる心理作用がある」だの「法廷証人というのはほとんどの人がウソ付いてる」だの
「弁護士の仕事というのは依頼人を法廷で無罪にする事」だの色々語るんだけど、コレもまたオチに絡む伏線だったりするんですが…
まあ、正直言ってキモは【マイクが法廷中に描いてる落書き】だよねw(←オチバレではないけど危険なので文字隠しました)

何故マイクは法廷がかなり進むまで一言も喋らなかったのか、また逆に何故マイクは途中で自ら証言台に立って喋る気になったのか、
母親の言っている事はどこまで本当なのか?他の証言者は?等々、色々考えながら観ているとあっという間に時間が経っています。
というか、本作元々上映時間が1時間半少々しかないので、飽きるヒマもないタイトな作り…というか、ほとんどが法廷のシーンだから製作費も激安w
淡々と地味~な法廷シーンが延々続く(証言の場面で回想シーンとしてちょっと絵が加わる程度)ドラマ仕立てなんですが…オチに驚いた人には
最強に楽しい一本になるんじゃないかと思います。

実は私も全然気付けなくて「…あー、そーかー!そーゆー事かーーーー!」ってなったクチよ^^;
まあ、映画代の元は取れる位に楽しめれたからよかったよかった♪…って、自分ポイント使って無料鑑賞したんだけどな(ヲイ
コメント
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