天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

肉山(にくやま) 名古屋

2016年03月06日 | グルメ



【肉山(にくやま) 名古屋】
  名古屋市中区錦3-19-21 ロックビル5F
   TEL:080-5293-2975


遂に、遂に念願の「肉山」に登頂して来ました!(パチパチ)
「肉山」は元々東京・吉祥寺で店を構える「赤肉にとことんこだわった肉料理店」で、今現在も常に予約は半年待ち状態という伝説の店。
その伝説の店の2号店として「肉山 名古屋」がOPENしたのが昨年夏。OPEN当初からメディアにも度々取り上げられてとにかく話題のお店です。
…そーんな話題のお店なら一度は行ってみたいと思うのが人情。

吉祥寺本店のブッキングルールは知りませんが、名古屋店に限って言うとブッキングルールがきちんと決まっていて
1.正規の予約は4ヶ月前の第一火曜日、13:00~17:00までの電話予約のみ(フライング電話は厳禁)
2.キャンセルが出た場合、突発的に平日ランチを開催する場合の告知はFacebookのみ。Facebookに記事が上がったらその記事に人数を書き込むと
 書き込みの先着順に予約を受けてくれる(ただしいつ記事がUPされるのかはお店側の都合なのでマメにFBのチェックが必要)

この2つのみ。
だから基本はFacebookの肉山のページをフォローしている、というのが必須条件。要するにFacebookをやってない人には限りなくチャンスがない(薄涙)
まあ、私はSNS系は手広くやっているので当然ですがFBのフォローもしてますしネ♪
そして今回の予約は4ヶ月前の正規電話予約で奇跡的に電話が繋がってBooking出来た次第。因みにそれ以降も毎月電話してますが電話が繋がった試しがないですorz

さて、画像バンバン貼って行くぜー!

おっと。一応↑上の画像にも少し触れておきましょう。
上画像は肉山の入口。錦通り沿い、三菱東京UFJ名古屋本部ビル(旧東海銀行本社ビル)の斜め向かい辺り、1Fに薬局の入っている小さなビルの5F
エレベーターで上がって行くとガランとしていて木の扉が1つぽつんとあるだけ。
んー、まあココにしか扉がないから間違いなくココが肉山…だよね?…と思ってよーく扉を見てみると、扉の右斜め上の壁にめっちゃ小さくマジックで
「肉山」って書いてありました…って、こんなの分かる訳ねーだろ!^^;

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テーブルの上にメニューが乗っていますが至ってシンプルなモノで、5000円の「お任せコース」か10,000円の「お任せコース+飲み放題」の2種のみ。
このお店は食事のスタート時間が決められていて、ランチは12時スタート。店に客が全員揃ったトコロで一斉にスタートします。
そして席に座ると勝手にお店側から肉や野菜が順番に提供されていくという方式。好き嫌いなんざー聞いちゃーくれない。イヤなヤツは食うな!という店ですw

ところで飲み放題が+5,000円って高いですよね。ちなみにお店のメニュー見るとビールが1杯700円なんですよ。飲み放題の元を取ろうと思ったら
ビール8杯以上飲まなきゃ行けない。ぶっちゃけ、通常の私だったらビール8杯程度は余裕なんだけど(お店のビヤグラスもちょっぴり小さめだしね)
約2時間のお食事時間中に大量の肉を食べながら…となると流石に8杯は飲めません。だから私は飲み物は単品注文しました。
結果、私はビール2杯(頑張れば3杯行けたけど昼だから余りムリしたくなかった)、そして旦那は黒烏龍茶を注文していましたが、この店は黒烏龍茶を注文すると
1リットルのペットボトルで出してくれて、ペットボトル分はお代わりし放題なので圧倒的にお得です。飲める人でもグループで1杯は黒烏龍茶を注文しておくと
便利だと思いましたね。





テーブルのデフォルトセッティング↑
左上横にからキムチ、ミニトマト、ワサビ、そして左下から横にオリジナルチリマスタード、柚子こしょう、韓国辛味噌
トマトとキムチは箸安めですね。他の調味料はこの後出て来るお肉に合わせて食べます。どのお肉にどの調味料が合うかはお店の人が教えてくれます。

ではいよいよお料理画像!





先ずは豚ロースの低温ロースト
8時間じっくり時間を掛けて火入れしたそうで、辛味噌やキムチと一緒に食べるとより美味しい。
豚肉、通常火を入れると油が落ちてヘルシーなんだけど肉がパサパサになって固くなっちゃいますよね。でもこの豚さん超柔らかいです!
しかも肉が甘い。肉の甘みが辛味噌やキムチのスパイシー感と相まって更に甘みが増す。正に甘みのインフレスパイラル!





次はエリンギで一休み
でも肉厚でシャキシャキ、そしてプリプリとして甘みの強いエリンギです。美味しい♪
塩で味付けしてあるので何も付けずにイケます。でも勝手に自分達で色んな調味料付けてどの組み合わせが美味しいか試してみたりして^^





熟成熊本牛のモモ肉だったかな?メモってないから正確に書けない…すまぬ(涙
いきなりメイン的なのが来てココで一気にテンションが上がるw
このお店、肉の下ごしらえが事前にしっかりしてあって、それをカウンターの目の前で炭火で火を入れているんですが
火を入れてそのまま直ぐに提供するんじゃなくて、観察しているとどうやらギリギリのラインまで火を入れたら一旦火からおろして
アルミで包んで寝かせているようです。そうする事でジワジワと中に熱が入って客に提供する頃には絶妙な火入れ状態に仕上がる、という感じか。

とにかく肉の甘みと旨味が凄いんですよ!





鶏レバーと豚肉のパテ
お店の人から「鶏のレバーと…」と説明の入ったトコロで食べず嫌いの旦那の顔が曇る。←旦那は臓物系一切ダメ。タンすらダメ。肝も当然ダメ。
この人バカだからお店の人から「レバー」という言葉が出なければ平気で美味いウマイ言って食べるんだよ。完全な食わず嫌いだからね。
だって他のビストロ行って過去何度でも肉パテ食べてるもん。パテなんてほとんどがレバー入ってるからね、というかレバーの味もするからねw

「せっかく来たんだから少しは食べなよ」と言うとしぶしぶ箸を伸ばしていましたが『ん…でもコレ美味しいわ。あんまり好みの味じゃないけど充分イケる』
と本気なんだか社交辞令なんだか判らない事を言って、それでも4割方は食べてました。私はなーんの問題もなくガツガツで食べ切りましたがw





短角牛で作った牛ソーセージ
ソーセージって普通豚肉で作るよね。牛肉のソーセージって初めて食べたかも?
コレ、口に入れるとジュワァ~ッと肉汁と旨味が物凄い勢いで雪崩れ込んで来ます。物凄くジューシーで味が濃い。豚ソーセージとは全く違う独特の味です。
噛めば噛む程味が濃くなる…こーゆーの食べるとビールが進むんだよねぇ~♪





口直しのキュウリ
は?キュウリ?ぶった切っただけ?…と画像だけ見てると思うかもしれないけど、このタイミングのキュウリは有難いね。
この頃になるとかなり口の中が肉味に占領されて「そろそろさっぱりさせたいな」と思う頃合いなんですよ。そんな時の救世主・キュウリ(笑)
と言うかね、このキュウリに添えられている(画像左下)豆味噌がとにかく猛烈に美味い!ちょこっと付けて食べたらもうヤミツキ!
この味噌を自宅で再現したくて「何が入ってるんだろう…豆味噌と唐辛子と蜂蜜?水あめかも?後何だろう?」って旦那と話してたんだけど
お店の人のお話によるとこの豆味噌に関しては他のお客さんからもすごくよく聞かれるそーで(だろうなw)、勿論レシピは企業秘密だけど
大阪に専用工場?があって、そこで名古屋の分も吉祥寺本店の分も一緒に作って送ってもらっているんだそーです。





牛ランプ肉
お店の人の説明では「少し筋張っているお肉ですので…」という事でしたが、筋なんてまーったくないですよ。下ごしらえがしっかりしてあるから
筋が歯に挟まって噛み切れない、なんていう失態なんぞ起ころうハズもなく。
むしろ「コレぞ赤身肉!」という肉々しさが楽しめて、味もしっかりしていうて本当に美味しかった。ワサビを付けて食べるとより味が濃くなる感じ。





トモサンカク
これは牛モモ肉のシンタマと呼ばれる部位のさらに一部のお肉だそうで(※焼肉用語大辞典参照)、超希少部位。
1頭で2~3㎏しか取れないそうなので、焼肉屋さんでもほとんどメニューにすら載ってない(大抵は超常連さんとか芸能人に裏メニューで出されたりするんだよね)
私、相当焼肉は行ってるクチだと思うのですが(何しろ友達が焼肉屋に勤めてるしw)恥ずかしながらトモサンカクは初めて食べました。
本来モモ肉は脂が乗り難い部位だと言われているんだけど、トモサンカクにはキレイなサシが入って絶妙な旨味感を出して来ます。
決してしつこくなくむしろアッサリと食べられるんだけどきちんとコクも感じられる、という…真逆な事言ってんじゃねーよカスとか言われそうなんですが(苦笑)
とにかくコレばっかりは実際に食べて味わって頂かない事にはね^^;





アスパラガスで一度お口をリセットしましょう!
塩味が付けてあるので何も付けずにそのままお口にIN。甘みが強くてジューシー♪
って言うかね、このお店で炭火焼きしてる姿を見ていると塩のようで塩ではない何か(?)をお肉やお野菜にパラパラと上から頻繁にふり掛けているんですよね。
コレが多分旨味を引き出す秘密の何かなんだろうと推察。
だってここのお店のお肉、本当に有り得ない位肉の味が濃いんですよ!きっとあの上から掛けてる「パラパラ~ッ」がミソなんだと思う!!





馬肉のハラミ(だったと思う)
やったー!馬肉大好きー!…と大喜びする私を横目に表情が硬くなる旦那。
旦那は馬肉が嫌いだと常々言っている。嫌いもクソもこの人生まれてこの方馬肉を食った事が一度もない人。
冒険心ゼロ。好奇心ゼロ。「肉は豚と牛とニワトリだけしか食べられない」要するに子供の頃にママンがテーブルに出してくれた物以外は食用肉と認めないマザコン
最近になってようやく「超高級鴨肉なら少しは食べられる」と言うようになった。フレンチ行くと鴨肉率高いからね~w

私「いいよ私馬肉大好物だから全部食べるよw」
旦『いや、せっかくだから少しは食べてみるよ…(モグモグ)…うん、臭みないし美味しいよ…でも噛んでも噛んでも飲み込めないよ(薄涙)』
私「そーゆーもんだよ。噛めば噛むほど甘みが増して更に旨いぢゃねーか♪コレマジで最高だなぁ~♪(ウットリ)」

馬刺しよりもこの絶妙な火入れをした方が更に甘みが出るんだね…あーもー感激の美味さ!
…と私がカウンターでキャーキャー言ってると、お店の方が「あの、まだ食べられますか?ちょっと焼き過ぎちゃったのがあるのでよかったら…」と
更に馬肉追加でサービスしてくれました!ばんざーい!地声がデカくて良かったー!!(←ヲイ

ところが、この追加で出してくれたお肉にも手を出す旦那。あれ?今日はなかなか頑張るね^^;
すると『俺さっきのよりコッチの方が好きかなー。馬肉ってこんなに甘いんだね。これからは食べられるかも!』とか言い出した。ホントかよ…
旦『あ、でも生肉はムリだけどね。馬刺しは絶対ムリ』あーそーですか。





〆のお食事はカレーライスか玉子掛けご飯のどちらかからチョイス出来ます。
2人で来たんだから1人が玉子掛けご飯にした方がいいかな?と聞いたら旦那が『せっかくだからお互い食べたい物食べればいいじゃん!(カレー一択だろ)』
と言うので2人共カレーライスをチョイス。このお店のカレーライスがまた美味しいと評判でねー♪
それでなくても美味い肉をこれでもか!と投入してあって、カレーの中でホロホロに溶けてもう美味いなんてもんぢゃねえっ!
散々肉肉肉肉食べまくって、これ以上お食事とかムリに決まってんだろ!と思っていたのにまだ食べられる。不思議過ぎる。自分の胃袋ブラックホールか!?





さて、肉山を登頂(完食)すると、来店記念の「肉ピンバッチ」が貰えます♪
色が何種類かあって選べたので赤とピンクを貰いました。
ピンバッチコレクターの私にとってコレ程嬉しいお土産があるだろーか!!!


 


お店の壁に来店した有名人・芸能人のサインがマジックで書かれています。
多くは局アナさんのサインですね。「PSゴールド(東海地区のみのローカル情報番組)」のロケでいらっしゃったみたいでオリラジさんと高田順次さんの
サインもありました(つーか、五郎丸歩って書いてあるからおお!と思ったら、どーやらコレが高田順次さんのサインらしいw)

と、そんなこんなで私も初登頂楽しみました♪
…実は今月もう一度登頂トライ予定。予約取れる時ってポンポンと取れちゃうモノなのね♪って言うか、私って割と強運かも!?
コメント (2)
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