天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

「流転100年 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美@京都国立博物館」、他

2019年11月03日 | ライブ・イベント・映画
過去記事を拾い上げて旅行前までにUPせねば…(現在11/19)
2019年10月12日~11月24日まで京都国立博物館で絶賛開催中の「流転100年 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」を観に行って来ました。



朝8時前の新幹線に乗って、現地到着が8時半過ぎ位。
三連休の中日という事もあって既にすんごい行列が出来てました(滝汗)
もしかしたら当日券買う行列がエグい事になっているかもしれない…と行きの新幹線の中で友達と協議して前売券をその場でネットで購入。
今って便利な時代になったもんですよねぇ。



今回、お友達H嬢から誘われてH嬢とM嬢と3人で観に来た訳ですが…正直、H嬢に誘われるまで本展覧会の事をまーったく知らんかった^^;
という訳でチラリと調べてみたんですが、先ず「三十六歌仙」というのは歌人・藤原公任(966~1041)によって選ばれた優れた歌人36人の事。
有名どころだと柿本人麻呂とか小野小町、在原業平当たりの、飛鳥~平安時代の歌人が選ばれているそうだ。
で、その36人の歌人の詠んだ歌と姿絵を記した絵巻が「佐竹本三十六歌仙絵」と呼ばれるもので、「佐竹本」というのは旧秋田藩主・佐竹侯爵家に伝わっていたモノだから。

この「佐竹本三十六歌仙絵」は大正時代に佐竹家からある実業家に売却されたものの、次の持ち主も経営難になってその佐竹本を売却する事になったそうで。
ところが余りにも見事な絵巻だった事から高額過ぎて誰も手が出なかった。このままでは海外の好事家の手に渡ってしまう。なんとか日本の宝の海外流出は止めなければ…
と考えに考えた当時の財界人達は、なんとその絵巻をチョキチョキと歌人ごとに裁断してそれを額装して掛け軸の形にしてそれぞれバラバラにして購入していった、という訳。
それで、以降三十六歌仙絵達はそれぞれ持ち主を転々としたりずっと誰かに守られたりと様々な歴史を経てこの度100年振りに京都で一同に会して同窓会を!てな感じ。

三十六歌仙の中には百人一首の詠み人も何人か入っている事から「百人一首繋がり」かな?コミック「ちはやふる」の原作者・末次由紀さんが応援サポーターとして複製原画を提供して下さっていて、更に本展の為に描き下ろしたイラストも展示されていました。



末次由紀さんの描き下ろしイラスト

 

「ちはやふる」原画。展覧会の作品は当然撮影禁止ですが、コチラのイラストと原画だけは撮影OKでした。

正直、日本の古典はそれほど詳しくないんすよね。海外の美術館散々行ってるクセに足元見えてない典型的「西洋かぶれバカ」ですサーセンorz
だけど流石に聞き覚えのある名前が多い。特に柿本人麻呂はやっぱり歌人界の中でも別格なんですねぇ。会場内に「柿本人麻呂絵図コーナー」ってか展示室丸々1つ使ってたよ。
柿本人麻呂を描いた掛け軸の多い事多い事…昔の歌人達は歌を上達させたくて柿本人麻呂さんにあやかろうと彼を描いた掛け軸を自分の家の床の間に飾ったのだそうだ。
アレだね、サッカー上手くなりたくて憧れの選手(メッシとかクリロナとか)のポスターを部屋に貼ったりすんじゃん?そーゆーのと同じ心理だよねw

会場は入った最初の部屋が当然激混みで大渋滞してるんだけど、鑑賞順は決まってないのでガンガンスルーして先ずはお目当ての会場最奥に展示してある三十六歌仙絵の部屋まで突き進んで先ずそこからじっくりゆっくり鑑賞→それからジワジワ入口に戻る形で他の展示物を見る、という鑑賞方法がオススメです。自分もそうしました。



展覧会の会場入口(というか出口)でSNS用に看板を撮影していると



京都国立博物館の公式マスコットキャラクター「トラりん」がお出ましに…って知らんかったけどな。今ってホント何処にでもゆるキャラいるんだな。
そしてこのゆるキャラが微妙に可愛くない面構えなのが個人的にツボったw

 

入口脇に「記念撮影用顔出しパネル」があったのでパチパチと撮影していると、中年のご夫婦がお互いを交互に撮影していたので声を掛ける

「よろしかったら(お2人のトコロを)お撮りしましょうか?」
『え!いいんですか?…では、お願いします』
「はいはい。いいですよー(スマホ受け取る)、では縦と横で2枚撮影しますねー。はーいチーズ☆(パチパチ)」
『ご親切にどうもありがとうございます~。あの、せっかくですから私もお撮りしますよ?』
「ああ、私はいいんです^^」
『そんなご遠慮なさらずに~♪』
「いえホントに大丈夫ですよ!自分は画像に人物入れない主義なんでw」

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H嬢&M嬢と合流して(展覧会の会場内はそれぞれ鑑賞ペースが違うので自由行動にして会場外で待ち合わせした)
市バスに乗って四条河原町方面に行って錦市場に向かう。
画像撮ったハズなのにブレッブレのが1枚しか残ってなかったので画像は割愛w

久し振りに錦市場に行ったけど、なんだあの満員電車状態は!?
つーか、よくよく考えると自分錦市場に行くのっていつも平日なんだよな。元々土日はあんな感じなのかな?よく分かんないけど。
とにかく物凄い人で(しかも外人率が異常に高い!)頭がクラクラして来たのでお目当ての「京丹波」で丹波栗の新栗と焼きぽんと丹波黒豆茶買ったらさっさと撤収。



鴨川を見ながらプラプラと祇園方面に歩いて



京都に来たらやっぱりHRCは外せないよねぇ~(^^♪
…って、マーチャン(グッズ売り場)でPIN買ってたらスタッフさんに「来週のピンイベント(横浜)行きます?」て聞かれてハタと思い返す。
そっかー、ピンイベントの時は国内全店舗出張出店してくれるんだから今日わざわざ京都店まで出張る必要なかったジャン!^^;
H嬢とM嬢はHRCに全く興味がないのにわざわざ付き合わせてすまんかった…まあ、コレもHRC布教活動の一環という事にしよう。そーだそーだw

その後、M嬢が八坂神社の御朱印が欲しいというので八坂神社に向かい(たまたま舞の奉納か何か?お祭りやってて外人さん異常発生中でしたわ)
八坂神社から市バスに乗ってまた京都国立博物館の近くまで戻り



ハイアットリージェンシー京都 The Grill(ザ・グリル)Afternoon-Tea SET(「ルイ・ロデレール」グラスシャンパン1杯付)¥4,350-(税サ別)

ランチ後~ディナータイムまでの時間に提供されているアフタヌーンティーセットを事前予約しておきました。(時間は14:30~17:00)
それと言うのも最初は「ランチどーするー?」って言ってたんだけど、展覧会がどれくらい混んでてどれくらい時間が掛かるか予想が付かなかったので
12:00~とかのランチを予約しても間に合わないかもしれない…という事で、絶対に時間に余裕があるだろうアフタヌーンティーを予約しておいた、という訳。
本当はその間に軽く何かつまんでおこう…と思って錦市場まで行ったんだけど、先に書いたとーり余りの人混みに敢無く撃沈してハラペコで突入!

食ったるでぇ~!!



最初の画像↑撮った後でスコーン山ほど持って来てサ、「温かい内にお召し上がりください」って言うから先にガンガンに食ったらスコーンで腹が膨れてorz
こりゃー罠だな。最初にチマチマしたお皿持って来た時は「こんなん瞬殺やで~余裕、余裕~♪」って言ってたのに、スコーン食ったらもうなんも入んない。
特に自分、甘いものそれ程得意じゃないしさー。結局デザート系は半分も食べられなかった(クソォ



でもま、何とかH嬢とM嬢に押し付けたし…と思ってたら、最後の最後にダメ押しで最中まで持って来た。もうダメぽ…(撃沈
甘モノ好きさんなら天国なのかもしれないけど、甘いもんそんな得意じゃない自分みたいなタイプにはかなりヘヴィーな量でしたわ。

その後、ハイアットリージェンシーのお隣にある三十三間堂に行って(なんとM嬢は生まれて初めて三十三間堂に来たそうだ!)
それからタクシーとっ捕まえてまたまた自分の趣味のハマナカ毛糸のアンテナショップ「イトコバコ」さんにお邪魔して、毛糸どっさり買って帰りましたとさ^^
(この日、たまたまイトコバコさん開店6周年で毛糸詰め放題やってたんですよねー♪イトコバコさんいつも優しくしてくれてホントありがとう!)
コメント
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