第35回「中宮の涙」はこちら。
雨続きの三連休。穏やかに過ごしましょうか……エリアメールが鳴るほどの豪雨。勘弁してくれよ。能登の人たちの苦境がすべてではないにしろ理解できる。がんばってください。そして、がんばりすぎないでください。
相変わらず毎日給食だよりをつくっています。先週の「ラストに至って道長と紫式部が月を見上げる」というシーンを(月見献立だったので)紹介したのはいいのだけれど、それを物陰からじっと見ている女性がいることまで紹介したのは余計だった。中学生にそんな情報はいらない……んじゃないかな(笑)
さあ今週からは不倫がらみのドロドロを描くことになる。でも基本的にこの時代の人たちは不倫なんていう言葉もなかったわけだし、下品だけどやりまくりだったわけでしょう?
でも大石静さんは、そっち系のお話を視聴者が大好きであることを知っている。やることなすことうまくいく藤原道長が、中級以下の娘である(空恐ろしいほどの文才があったとはいえ)まひろと昔エッチしたからなんなんだ、って理屈をドラマツルギーでなぎ倒しています。
今週、わたしはディスカスで「花腐し(はなくたし)」という映画をDVDでレンタル。綾野剛がピンク映画の脚本が書けないお話。そして、彼と微妙な関係にある男を演じたのが柄本佑でした。
業界が業界なので、過激な描写が続きます。もちろん成人映画。監督したのは荒井晴彦という、映画界で知らない人はいない人です(断言)。
まるで「傷だらけの天使」のようなバディムービー。綾野も佑もすばらしい。
そしてヒロインがさとうほなみで、ゲスの極み乙女のドラマーであることに驚愕しました。これだけやるの?わたしは川上絵音のスキャンダルに何の興味もなかったけれど、こんなドラマーがいるバンドのことをもっと知りたいと思いました。マジ。
第37回「波紋」はこちら。