えーと、公開までまったく情報を明かさなかったんだよね。それは宣伝の手法としてありだと思います。同じような形をとったTBSの「VIVANT」だって、きっと視聴率以外のところで元を取るんでしょうから。っていうか見たいけれども「どうする家康」をまとめるので精一杯の時間なんですよ(笑)
にしてもこの上から目線のタイトルはどうだろう。吉野源三郎の書にインスパイアされたという形になっているんだけど、これほど見たくないと思えるタイトルはなかなかない。
しかも見た経緯が情けない。どうしたって宮崎駿の新作を見逃すわけにはいかない。上から目線のタイトルでも、たとえばあの「魔女の宅急便」ですら大冒険活劇にした人だよ宮崎駿。
ほんとは10時35分のフォーラム東根で「名探偵ポワロ ベネチアの亡霊」を見て、それから13時15分の宮崎駿に行くはずだったの。ところが、国道13号線を右折しようと思ったら、あれ?なんでとこにヤマザワが。道を間違えたのか……
そんなこんなでポワロは断念。そして山形まで丸文ラーメンを食べに行き、初めてイオンシネマ天童に入ってこの作品を観た。
断言します。すばらしい作品でした。あの“母との本当の別れ”に泣けない人はいないと思う。
主人公のこれからの生活を、どう生きるかと想像させるエンディングがいい。
これまでの宮崎作品の引用もうれしくて(あのパンの切り方、あの追っかけ、異形のおばあちゃん、波の形)宮崎駿の、ひょっとして最後の挨拶……いやありえないな。あの人が創造をやめるものか。
えーと、言いたいことはもっといっぱいあるけどとりあえずネタバレになってないですよね。
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