酷評の嵐。「世界ダメ映画選手権というのがあったら、これに勝てるものがあるとは思えない」とまで。
シン・ゴジラ後の怪獣映画としてこれはないだろうと。
そうだろうか。わたしは面白く観たが。
豪華なキャストと多額の製作費を使って脱力系のギャグ作品を仕上げる、そのこと自体がうれしいじゃないですか。
だいたい、監督が三木聡なのだからシリアスな政治劇を期待するほうがどうかしている。そして意外なことに、政治劇としても一定のレベルはキープしているのだ。
内閣が怪獣の死体をめぐって責任の押付け合いをしながららも、よく考えると死体処理って保健所の仕事じゃね?と気づくあたりのオフビートさはわたしの好みだ。
主演は山田涼介と土屋太鳳。
ここに総理秘書官として濱田岳がからんで環境大臣がふせえり(笑)。厚生労働大臣がMEGUMIで国防大臣が岩松了、そして総理大臣が西田敏行という具合。
それ以外にも染谷将太、二階堂ふみ、松重豊。オダギリジョー、菊地凛子、笹野高史、嶋田久作、銀粉蝶、田中要次、眞島秀和が出る。
退屈するヒマがありませんでした。なんでそんなに嫌われたんだろう。
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