このミステリーがすごい!ベストワン作品。子どもを惨殺された二人の父親の復讐の物語。と聞けばありきたりに思えるでしょうが、殺された二人がゲイで同性婚していたあたりが現代。人種差別、同性愛者差別を次第に克服していく父親たち。
しかしミステリーとしては少し不満が残る。“真の悪役”が判明する経緯が弱いし、父親たちはストレートな暴力で危機を脱してばかりいる。
そうは言ってもタイトルの意味(涙のこと)や「復讐は憎しみに上等な服を着せただけだ」というセリフなど、滋味深い作品ではある。
これを、医者の待合室で延々と読み続けるわたしも渋い(T_T)
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