2023年版はこちら。
さあこのくらいの時期までくれば始めてもいいでしょうマイベスト2024。
最初は例によって年末の「このミステリーがすごい!」のランキング。わたしが読んでいた作品とは……
【国内編】
1位「地雷グリコ」青崎有吾著 KADOKAWA
2位「冬季限定 ボンボンショコラ事件」米澤穂信著 創元推理文庫
6位「日本扇の謎」有栖川有栖著 講談社ノベルス
7位「法廷占拠 爆弾2」呉勝浩著 講談社
トップテン以下では
「難問の多い料理店」結城真一郎著 集英社
「にわか名探偵 ワトソン力」大山誠一郎著 光文社
「暗殺」柴田哲孝著 幻冬舎
「シャーロック・ホームズの凱旋」森見登美彦著 中央公論新社
それぞれ面白かったが、やはり「地雷グリコ」がダントツ。なにしろ2位の3倍のポイントを稼いでいるのだ。うちの女性職員たちが、階段でひそひそ話をしているので
「なにやってんだよ。チヨコレイトか」
去年はやはり地雷グリコの年だったのだ。
【海外編】
1位「両京十五日」馬伯庸著 ハヤカワ・ミステリ
6位「エイレングラフ弁護士の事件簿」ローレンス・ブロック著 文春文庫
ランク外のロス・トーマス「狂った宴」はいま読んでいます。この3作は、ある理由でランキングを発売前に知ることができる学校事務職員としてのおいしさを最大限に活用。
「でもさあ。ロス・トーマスとかローレンス・ブロックとかドナルド・E・ウェストレイクとか、死んじゃったか超高齢のミステリ作家のを注文すんのはおれぐらいだろ」
「両京十五日はおれが書店から抜いたらもうありませんでした。」
エイレングラフ弁護士の事件簿は、日本の中山七里が描く御子柴シリーズの先がけ。依頼者のためならどんなことでもするあたりがすばらしい。っていうか確実にやりすぎなんですけどね(笑)。
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