2019年10月児童手当号「消費税と児童手当」はこちら。
わたしたち公務員とそれ以外の人たちでは、児童手当のあり方が大幅に違います。
一般の方々(という呼び方も変ですが)は居住する市町村に届け出て、支給にいたるすべての事務はその市町村が行います。
ところが、公務員だけは所属を通して事務を行い、認定は小中学校の場合、教育事務所長。そして費用はすべて、当該国、または地方公共団体が負担。わたしたちの場合は山形県の負担というわけです。
いったいどうしてこんな違いがあるのでしょう。
答:そういうふうになっているから。
……なんじゃそりゃ、と思われるかもしれません。しかしどういう経緯だか、そういう制度で始まってしまって現在に至る、って感じなのです。
本来であれば、酒田市民や鶴岡市民であるみなさんは、酒田市や鶴岡市から児童手当をうけとるのが筋だし、負担もそちらになるのが自然に見える。
でも県職員は山形県から受け取るし、国家公務員は国から支給されています。おそらく、手当の負担の押付け合いになるに決まっているので、もう変更は無理なのかも。
正直に言えば、市町村のほうが家族状況や所得も把握しているんだから、これまでわざわざ市役所に住民票をとったり所得額証明書をとったりする手間と手数料はなんだった(マイナンバーがらみで去年からなくなりましたが)。
と、テンションを下げるようなことを言いつつ、本日のあなたの受給額は0,000円です。
画像は「パラサイト 半地下の家族」
アメリカナイズされた大金持ちの家に寄生する邪悪な一家……的な図式の映画に見えるけれども、実は壮絶なホラーでもあります。子どもにはちょっとおすすめできない。アカデミー賞の発表は今日。はたして……
2020年6月児童手当号「子育て世帯への臨時特別給付金」につづく。
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