水島新司の「ドカベン」を、スコアを暗記するほど読みこんだひぐちの野球オタクぶりがすばらしい。あえて「女のくせに」と言いたくなるぐらい。気弱なのに自己主張だけはやたらに強いピッチャーと、彼のすべてを管理したがるクレバーなキャッチャー。このバッテリーの設定がうまい。性格の複雑な里中&山田とも読める。なんにも考えていない強打者という岩鬼そのもののキャラまでいるので、ひぐちの「ドカベン」へのリスペクトは本物だ。
少年野球を指導していた同級生(元甲子園球児)が入院したので、見舞いに持って行ったらたいそう喜ばれた。先日、病状が急変して亡くなってしまい、葬儀には彼が指導した野球少年たちがおおぜい参列してくれていた。あいつに、最新刊を読ませてやりたかったなあ。
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