事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

真田丸 第三十回「黄昏」

2016-07-31 | 大河ドラマ

第二十九回「異変」はこちら

前回の視聴率は17.5%とまたしても的中。でも今日は東京都知事選の開票速報のためにまた時間帯が変わったので低下は必至。

にしても、なんで首都とはいえ、たかがひとつの地方自治体の首長選挙のためにこんなことを。前回も前々回もそうだったけれど、なにか特別の理由でもあるのかなあ。NHKは渋谷区長や神南自治会長の選挙まで地元だから報ずるのかな。あなた、たとえば大阪府知事選のために大河ドラマの時間帯が変わったら我慢できます?

まあ、どんな選挙よりも都知事選が面白いのは確かだけどね。友人がいきなりするどいことを。

「あそこはさ、地方交付税もいらない裕福なとこだし、要するにトップが誰になろうが関係ないんだよ。必死に選択する感じがないっていうかさ」

要するに娯楽。だからこそこんな結果に(笑)。いやそれにしたって東京都民ってこりない人たちだなあ。

さて秀吉の落日。この時代、トップは文字どおり生殺与奪の権を握っている。そんなトップが壊れた場合の衝撃は現代の比ではない。

兄(大泉洋)は真田のために秀吉の真の状態を知ろうと弟に尋ね、彼はそれをいなす。兄も弟がそうしていることに気づいている。家康主従もある方法で豊臣家を探ろうと画策し、出浦(寺島進)に文字どおり斬り捨てられる。老いを隠せないのは秀吉だけでなく、昌幸もそうだったというオチ。

前妻と今の妻がふたりともお腹が大きくなっている福々しい画が、徳川と豊臣をめぐるつばぜり合いを象徴しているという、例によってそこまでダブルミーニングでなくてもな回。

信繁と秀吉の初対面のシーンをリプライズする(そのために上杉景勝まで用意する)ことで、老いの無残さを露骨に見せる怖い回でもありました。

森繁の社長シリーズのような、穏やかな展開は今回でおしまいのようだ。さて、次週から殺伐とした大河復活か。今回の視聴率は……あ、そうか選挙特番があるからまた15%台なんでしょ?

第三十一回「終焉」につづく

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