オスカーをめぐるエピソード集。本来はそれだけの読み物だったはずなのに、終盤に至って涙が止まらなくなる。おおおこれこそが文章の力、芸の力というものだろう。
虚飾の象徴のようなアカデミー賞が、しかしだからこそ虚業に命をかける映画人の心をとりこにしてしまう仕掛けもよく理解できた。川本さんらしいすばらしい本だ。
鶴岡まちキネで購入。オブリビオンがその回だけ上映中止なので時間つぶしのために買ったのだけれど大正解でした。ありがとうまちキネ(笑)
アカデミー賞―オスカーをめぐるエピソード (中公文庫) 価格:¥ 780(税込) 発売日:2004-02 |
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