2017年5月号「勝負服」はこちら。
さあボーナス。公務員の場合は期末勤勉手当というのが通称ですが、じっくり明細書を見てみましょう。この期末勤勉手当というのは、「期末手当」と「勤勉手当」が合算されたものなのがわかります。ふたつの微妙な違いを説明すると長くなるので省きますが、今日支給されたのは、12月2日から6月1日までの6ヶ月間をフルに勤務した人なら、
・期末手当 → 月例給の1.2ヶ月分
・勤勉手当 → 月例給の0.825ヶ月分
の計2.025ヶ月分です。まあ、額面を2.025で割っても給料額にならないぞと思われる人もいますが、それも職務別加算割合とかめんどくさい理屈がついているので省きます。
問題は、フルに働いていない人の場合です。期末手当の場合は「在職期間」、勤勉手当は「勤務期間」という名でそれぞれ支給率が決まっています。期末手当は以下のとおり(例によって略します)。
……この表はどう読むかというと、6ヶ月フルに働いた場合は満額(100/100)の1.2ヶ月分で、短くなるにつれて期間率と支給割合が漸減していきますよというわけ。だからまっさらな新規採用の場合は3ヶ月未満の数字が該当して満額の30%の0.36ヶ月分の支給になります。
勤勉手当はさらに細分化されていて、次のページのようになっています(もちろん略します)。
……賞与、という言葉を文字通り「賞めて与える」ものだとすれば、勤勉に半年を過ごしたことへの報償として期間の長さに応ずるのは理屈が立っているような気もする。ところが、例外があります。期限付職員の場合です。
例えば、欠員補充として前年度の4月1日から年度末まで勤務し、今年度も同じように4月1日に発令された職員がいたとして(たーくさんいます)、その人たちの雇用は実は連続していないのです。
多いのが3月30日までの発令で、31日は空白の一日になっているケース。その理由はいろいろと噂されていますが、これはもう完全に雇用する側の理屈です。一日空白なだけで、期末手当が0.24月分、勤勉手当が0.04125月分の計0.28125月分、つまりおよそ0.3月分減額される。これはいくらなんでも……。
画像は「LOGAN/ローガン」
主演:ヒュー・ジャックマン
本日が公開最終日の作品を紹介することになってもうしわけない。でもこれ、傑作です。R指定を覚悟のうえで血しぶきが舞い、生首が吹っ飛ぶ描写を繰り広げているのは、マーベル漫画祭りとはもう言わせないという製作者の意地でしょう。ある高名な西部劇を下敷きに、不老長寿であったはずの男の幕引きを……
あ、最終日だからばらしていいのか。その作品とは「シェーン」のことです。「シェーン、カンバーック!」というあれです。この映画も、ラストにすばらしい場面が。
2017年6月号「学校はブラックか」につづく。
それでわれわれの意欲やパフォーマンスが
向上するわけないのにねえ。
優秀・良好の2段階のよいうです・・
山形はまだ影響ないけど。
これ、自治体によってルールが千差万別で
わけわかんない。