事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「木挽町のあだ討ち」永井紗耶子著 新潮社

2023-08-12 | 本と雑誌

直木賞受賞作。読みもしないで予想して的中。まあそれはけっこうなのだが、読み終えて少し違和感が。

というのも、ミステリに慣れた人なら「ああ、これはあの映画の手口だな」とまるわかりなのである。そのネタが割れてしまうので、このキャラはこう動き、この人はこう言うという技巧が目立つ。

もちろんそれでも、なぜ漢字で「仇討ち」にしなかったかという部分にはうなりましたけれど。人情ものとしておみごとなので、読んで損をした気にはなりませんでしたが。


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