今日は県庁へ。きっと生涯最後かも。山形県職員なのに(笑)。
さーて映画は何を見よう。時間的に合うのは「ジェミニマン」だけか……うーん、ジェリー・ブラッカイマー製作かあ。あまり相性よくないんだよな。え、監督は台湾のアン・リーなの?あの「ライフ・オブ・パイ」の?こりゃ、見なくちゃ。あの作品のトリックに、あなた見ている途中で気づきました?わたし無理でした。
いくら事前に情報を入れないようにしていると言っても、世界最高のスナイパーであるウィル・スミスが、自分のクローンである“若き自分”と戦う話なのはさすがに知ってます。CGが勝負よね。
で、興行成績オタクなので、日米ともに大コケしているのも知ってます。だからさして期待せずに……
満足しました!言ってくれよ、これって実は、わたしの大好きなスパイ映画、が言い過ぎなら工作員映画(なんだそりゃ)だったんじゃん。
自宅に侵入する敵をどのようにして感知し、どのようにして撃退するかの工夫。盗聴器をしこんでいるのではないかと女性を下着姿にする不道徳さ。なにより、ジェームズ・ボンド候補筆頭だったクライヴ・オーウェンが悪役ってあたりがいい。
お約束のように世界各地を不必要に移動し、船・バイク・プライベートジェット・ドローンなどのガジェット満載なのもうれしい。アクションも強烈。よく考えたらアン・リーは「グリーン・デスティニー」(臥虎藏龍)の監督でもあったんだよな。
クローンのお話、と単純化しないために、ありとあらゆる父親と息子の典型を見せつけるあたりも周到。双子座の男、というタイトルが後半に効いてくるあたりもうまい。うーん、これはよほどの手練れが脚本を……出た。デビッド・ベニオフだったのか。「卵をめぐる祖父の戦争」でわたしを熱狂させ、今や「ゲーム・オブ・スローンズ」で飛ぶ鳥を落とす勢いのクリエイター。スローンズ見たことないけど。
「クローンをつくるなら、ネルソン・マンデラのをつくればいい」
「マンデラは2キロ先の特急列車に乗る標的を撃てないわ」
こんなやりとりや
「AMF(暗殺)って何の略だ?」
「アディオス、マザーファッカー」
こういう笑えるネタはベニオフならではでしょ。江原正士と山寺宏一というふたりのウィル・スミス声優の競演が味わえるので吹替版もOK。ただし、女優の声だけは……
報道で7500万ドル(約80億円)の赤字とも聞きました。
しかし!私的に相当満足して作品を堪能しました!
若スミスのキャンパスライフ姿に感涙したりして…
よってネガティブな報道は気にしません!
ウィル・スミスに興行価値が無くなっている
のかもしんないけど、おれは彼を見ているだけで
なんか安心します(笑)
奥さんが異様にきれいなのは腹立つけど(^o^)