最初に家系図が載せてあって、これがなければ読むのにえらく苦労しただろう。とにかく関係が複雑。えーとこの人とこの人はいとこで、この人とこの人は血縁がないってことか……予知夢を見る叔母と甥。
この二人の夢は完全にリンクしている。
大量殺人を回避するために彼らは夢の“答え合わせ”を始める。しかし回避できたことで殺意を持った人間が特定できなくなってしまう。考えてあるなあ。そして、小説の構造自体がトリックに。あわわネタバレ。こういうことをいつも西澤保彦は考えているんだろうなあ……………………うらやましい。
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