
2020年9月号「生の声」はこちら。
さあ山形県庁によせられる生の声は興味深いものばかりだ。
・お昼休みの時間帯に庄内総合支庁のトイレに行ったところ、職員がずらりと並び、歯磨きをしていました。外部から行った者としてはとても肩身が狭く、使いにくく感じました。可能であれば、休憩室などに流し台などの設置があると、職員の食後の口腔ケアもでき、午後の業務効率も良くなるのではないでしょうか。
・新型コロナウイルス感染症の影響で夏休みが短縮されたことに伴い、児童の熱中症対策として、県外では重いランドセルを持たない「ノーランドセル登校」を実施しています。山形県でも同様の取り組みができないでしょうか。
・薄暮時から夜間にかけての県立高校生の自転車無灯火運転が多いです。非常に危険な行為であり、道路交通法にも違反します。学校は歩行者、車両など住民が迷惑していることを伝えるとともに、改善するよう指導してください。
・現在の中学・高校の部活動は、教員の負担となっていたり、したくない生徒もいたりするなどの問題があると思います。部活動を廃止し、学習塾やスポーツクラブ、文化活動で多様な教育を選択できるようにしてはどうでしょうか。また、それらの民間サービスを助成することで、多様性や新たな雇用の創出にもつながるのではないでしょうか。
……企業にとってクレームが業務改善へのヒントになっているように、県民の声が行政にうまく反映するきっかけになる貴重なものといえるかもしれない。これで庄内総合支庁に新たな休憩室が設置されればありがたい話でしょう。でもねえ、こういうのを読むと……
・村山総合支庁の職員が、大勢で飲食店において懇親会と思われる会合を開いており、その際「新しい生活様式」を守っていないようでした。県民の模範となるよう行動してほしいです。
回答は以下のとおり。
庁内で確認をとりましたが、御意見にあったような会合は確認できませんでした。職員に対しては日ごろから、飲酒・飲食の機会における「新しい生活様式」の実践について周知しているところですが、改めて新型コロナウイルス感染拡大防止のため周知徹底してまいります。( 村山総合支庁 総務課 )
……いいがかりだったのかよっ!
今号は「鬼滅の刃」現象
原作はジャンプでちょい読みするだけ。アニプレックス制作のアニメも見たことがなく、もちろん映画も見ていない。それでもまわりが騒然としているので興味はわく。
劇場版がイオンでは一日14回上映されるとか、公開3日間で46億稼いだとか、すでに社会現象になっている。わたしがいちばん心が動いたのは、見た人が号泣していたという話。わたしも見てみようかなあ。ああこうやってまたヒットしていく。
PART2「たとえそれが象牙でも」につづく。