お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

悲しみ

2007年10月11日 | 仏教
 組内S寺ご住職が9日ご往生されました。

 64才。まだまだ、ご活躍願いたい、勿体ない、残念なご逝去でした。
 
 ご住職であり、幼稚園園長であり、ご病気になられる前は、佐賀市会議員としてもご活躍でした。

 自殺者が年間3万人をこえる異常事態を大変、憂いておられました。また、幼児教育にご尽力いただいていました。

 学生時代はラグビー部でご活躍の一方、音楽がご趣味で、ジャズバンドのベースを奏でておられたと、お聞きしておりました。

 ウチの組の仏教讃歌コーラス「こぶしの会」が、初めて発表会のステージに参加出演した時には、ベース伴奏で深みと彩りを加えていただきました。

 昨夜の通夜席では、ご遺体のお側に、ピカピカの大きなベースが立てかけてありました。

 本当に生真面目な情熱あふれるご住職でした。

 浄土真宗に「恩徳讃(おんどくさん)」という、法座の最後に歌う親鸞聖人作の讃歌があります。

  如来大悲の恩徳は  身を粉にしても報ずべし
   師主知識の恩徳も  骨をくだきても謝すべし

 S寺ご住職のご生涯は、まさに「恩徳讃」の歌、そのまま。 身を粉にして、仏法に、また、人のために尽くされたご生涯でした。

 謹んで哀悼の意を表します。
 長年お世話様になりました。本当に有り難うございました。
 今後は、お浄土よりのご指導をお願い申し上げます。合掌

 

 

 
 
コメント (2)
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