お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

子どもと携帯

2007年10月18日 | 雑感
 先日、ある幼稚園の先生から聞いた話です。

 現在、小学校1年生の女児(ご近所の卒園生)が、放課後、園に遊びに来た。
 その女児が、うれしそうに、ニコニコ笑って、先生に見せたもの・・・それは、子ども用の携帯。
 
 「あら~、携帯買ってもらったの
 「うん
 「よかねえ~。でも、内緒にして、他の誰にでも 携帯見せたら いかんよ~

 携帯を買い与えられたことを ちょっと自慢したくて・・・の幼いかわいい心。

 先生仰っていました。

 「物騒な世の中になって、安全のために、子どもに携帯を持たせる親が増えているけれど、判断もつかないような幼い子どもに、

携帯を持たせる安全 と 携帯を持たせない安全 と、どちらが、より安全なのか

を考えた時、持たせない方が、より安全 だと思うのですが・・・」

 私も先生のご意見に同感です。

 それにしても、また、幼い子どもが刺殺されるというおぞましい事件がおこりました。

 いやな世の中ですね。どうして、こんなヒドイことをする大人が増えたのでしょう? (どんな犯人かわかりませんが、その犯人が子どもの頃は、暗くなるまで、子ども達だけで、のびのび、安全に遊ぶことができた と思いますよ。
 自分は、安全な環境に恵まれて育ったくせに・・・)

 子どもを守るには、ありとあらゆる手だてを考える・・・その一つがGPS付きの携帯なのでしょう。

 携帯を持たせたくなる親の気持ちもわかりますが・・・

 どう、子どもの安全を守りつつ、子どもをのびのび育てるか・・・なんだか難しい世の中になってしまいました。それは、もちろん、私も含めて一人一人、大人の責任であろうと思います。 
コメント (2)
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