浄土真宗では、原則として、位牌(いはい)を用いないことになっています。
と言うか、位牌は本来、仏教とは何の関係もないのです
位牌は、古代中国の儒教の風習。
日本に仏教が伝わる時、儒教の加味された仏教作法が伝わったようです。
儒教は「孝」を最も重んじる教えですから、亡くなった親や先祖を大切に祭った。位牌一枚一枚に故人の霊が宿っていると考え、礼拝の対象としたのです。
でも、仏教に「孝」は、ありません。
それは、自分の親、先祖を大切に思わなくていい という意味ではなく、
「親孝行さえすれば、他人はどうでもいいのか」
「自分にとって大切な人しか大切に思わない」という自己中心の心こそ、問題にするのが、仏の教えだからです。
続く・・・
と言うか、位牌は本来、仏教とは何の関係もないのです
位牌は、古代中国の儒教の風習。
日本に仏教が伝わる時、儒教の加味された仏教作法が伝わったようです。
儒教は「孝」を最も重んじる教えですから、亡くなった親や先祖を大切に祭った。位牌一枚一枚に故人の霊が宿っていると考え、礼拝の対象としたのです。
でも、仏教に「孝」は、ありません。
それは、自分の親、先祖を大切に思わなくていい という意味ではなく、
「親孝行さえすれば、他人はどうでもいいのか」
「自分にとって大切な人しか大切に思わない」という自己中心の心こそ、問題にするのが、仏の教えだからです。
続く・・・