お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

死んだらどうなるの? その2

2010年06月09日 | 仏教
 昨日の続きです。

 「『仏さま』って、単に亡くなった方 を指す言葉ではなくて、
あるがままを覚った人・さとりを開いた方 のことですよ。
仏教は、自己中心の物の見方を離れて、
真実に目覚めることを目指す教えですから・・・」と私。

 それを聞いた彼
 「あ、お寺さんですか 」

 むむ・・・せっかく美容室を替わり、無口な「謎のオバサン」でいたかったのに、つい、仏教を熱く語ってしまい・・・
「お寺のオバサン」とバレてしまいました。

 「死んだ後、魂ってあるんですかね」と彼。

 「仏教では、今の『自分という意識』のままの『魂』が、
そのまま死後も存在するとは考えません。
『私』という意識は終わりです。
でも、死んだらお終いではなく、『自分』を超えたあるままの世界に、新たに『仏』と生まれ、後を導く『はたらき』になる と考えます」

つづく・・・

 
コメント (2)
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