お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

「私の」心の世界

2010年06月23日 | 仏教
 先日、聞かせていただいたことです。

 仏教は、「私の心を問題」としています。

 つまり、私の感受性の問題です。

 よく、誤解されるのですが、浄土教は

 この世は「穢土」だから、「浄土」に行って幸せになる・・・
この世は、ままならないから、あの世で自由に思い通りの生活をする・・・
という 現実逃避 を言っているのではありません
 
 「浄土」は、どこかにある「理想の別世界」のことでなく、
私の心の世界のことです。

 同じく「穢土」も、(私を棚上げして)この世(他人)が汚い  と言っているのではなく、
私の心の世界のことです。

 「浄土」は、あらゆることに悩んだり、不幸を感じない世界(心の状態)

 全てのものが楽しみで、全てがシアワセと感じとる心を 清浄 と言う

 清浄とは、「我」という感受性がないこと
      執着心、自分の都合がないこと

 お釈迦様は、身体的苦痛や苦悩の「第1の矢」を受けても、「第2の矢」を受けられない(それをマイナスとされない)

 それが 悟り 

と聞かせていただきました。

 むむむ・・・私には、ほど遠い「悟り」「浄土」であります。

 




 

コメント
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