お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

お寺は期待されていないから

2010年12月01日 | 仏教
 大谷光真門主と上田紀行氏の対談

今、ここに生きる仏教」平凡社

を今、興味深く拝読しているところです。

 その中にあった

お寺は期待されていないから問題も持ち込まれない

という言葉にドキリ。

 そうです。
 一般に僧侶って、法事の時に一方的に話をするだけで、聞き手が何を感じておられるのか、なかなか本音を聞かせてもらえない。

 生きている苦しみの時、何も聞かせていただけず、
つまり、何も期待されず・・・
亡くなってから、初めて連絡いただくのって、
お寺をお預かりしている坊守の一人として
とっても寂しく、悲しい・・・です。

 何のための、誰のためのお寺なんだろう って・・・
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする