お寺のオバサンのひとりごと

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11月の言葉

2016年11月03日 | 仏教
法語カレンダー今月の言葉は(親鸞聖人「正信偈」の意訳勤行より)

 さとりの国に うまるるは
 ただ信心に きわまりぬ


 「さとりの国」とは、浄土、仏さまの世界。
 浄土に往生する(往って、仏と生まれる)のは
 ただ、阿弥陀如来に全ておまかせ する ことに極まる 

 
 仏教の信心は、自分が信じ込む信心ではなく、気づかされ、仏さまに頭が下がる(仏さまに頂く心)です。

 仏さまの智慧の光に照らされて、例えは悪いですが、レントゲン写真、今なら、CTやMRIなどで、自分の病気(体の悪いところ)に初めて気づくのと、同じように、
 
 仏さまの智慧の光に照らされて、初めて、それまで全く自覚症状のなかった、心の偏り・自分中心の物の見方に気づかされます。

 だからと言って、何の修行もできないし、ちょっと、善行したつもりで、自己満足、すぐいい気になってしまうし、そもそも「仏になりたい」とか「覚りの境地に達したい」な~んて、思いもしない、こんなお粗末な私が
さとりの境地に導かれるのは、阿弥陀如来の本願(私を覚りの境地に導いて、心の安穏をあたえたいと、願い誓ってくださっている仏願)にお任せする以外ないなあ~

と、味わせていただいています。
 
 


 
コメント
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