お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

キッズサンガ その2

2010年06月16日 | 仏教
 「キッズサンガ」について、講演で聴かせていただいたことのご紹介です。

 「キッズ」は、日本では、響きが可愛いので、結構、普通に「子ども達」の意味で使われていますが、
 英語では「子ども達」という俗語、それも「悪ガキ」の意味だそうで・・・       英語圏の真宗門徒さんから「何で『キッズサンガ』なんて名前をつけるんだ」というクレームがあったそうです。

 でも、真宗門徒にとって、私が、仏さまに相対した時の自覚は「悪人」
つまり、仏さまが、私をご覧になれば、
私は、仏さまに背いてばかりの「悪ガキ」(キッズ)そのもの・・・

と、聞き、
 「う~ん、キッズに遠く、年を重ねたオバサンの私も、なるほど『悪ガキ』そのもの 全くその通りだ」と納得いたしました。

 「キッズサンガ」は、子どもの行事をする 行事名 ではなく
           子どもの行事をする 団体名 でもない

 お寺で、単に、住職、坊守だけが頑張って、子どもの行事イベントを増やす ということでもなく
 年代を超えて、子や孫に・・・自分に子どもがいなくても、後の世代に、
仏の教え(人が心豊かに生きるため、指針となる教え)を伝えるためにも
 孤独感、疎外感に苦しみ、 自分が何のために生きているのか わからなくなっている子ども達にとって、

 お寺が子どもの居場所 となるよう、
僧侶も門信徒も、力を合わせて、子ども達をサポートするため、行動する

 それが、「キッズサンガ」の意味だと拝聴いたしました。


 
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キッズサンガ

2010年06月15日 | 仏教
 昨日は、浄土真宗本願寺派佐賀教区 各教化団体合同総会で武雄市へ。

 各教化団体とは、
門徒総代会、少年連盟、仏教青年連盟、保育連盟、仏教壮年会連盟、仏教婦人会連盟、寺族婦人会連盟、ビハーラ佐賀、門徒推進員連絡協議会、布教団 

 毎年、大きな会場を借り切って、各団の総会と、その後、一同、ホールに集合して、講演を拝聴することになっています。
 佐賀市で開催されることが多かったのですが、今年は武雄で開催されました。

 法専寺からは、門徒総代会(各寺1名出席)に、責任役員のSさん、門徒推進員としてM・Yさん、寺族婦人として私が出席。

 寺族婦人(じぞくふじん)とは、前坊守、坊守、若坊守(お寺の奥さん達)のことです。
今回、ウチの組で、出席予定だった寺族婦人役員さんが、ご都合悪くなられ、急遽、私が代役で、K寺坊守さんの車に乗せていただき、同行。

 
 総会後の今年の講演は、J寺若院方(教区のキッズサンガ アドバイザー)による
パワーポイントを使用しての「キッズサンガ」についての講演でした。

 「キッズ」は、子ども達
 「サンガ」は、仏教徒の仲間 のことですが・・・

つづく・・・
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九州地区真宗青年の集いSAGA大会

2010年06月13日 | 行事・案内
 浄土真宗本願寺派 「九州地区真宗青年の集い」が、佐賀教区を会所として開催されます。

 日 程:10月23(土)14:00 ~ 24日(日)11:45

 会 場: 嬉野温泉 和多屋別荘

 対 象: 中学生以上の青年男女

 テーマ:「いのち」本当に生きるとは

 
 昼は、法話で心のエステ、夜は、温泉で体のエステ 

 若い方、どうぞ、ご参加ください

 
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浄土を考える

2010年06月11日 | 本紹介
「仏」や「浄土」(仏の世界)

 美容室の会話で、つくづく思いましたが、
とても一言で説明できるものではありません。
それに、同じ言葉を聞いても、一人ひとりの感受性によって、聞き方(受け取り方)が違うのですから、これは、もう難しい。

 まして、私のような浅学な者が、わかったふりで、こうしてブログを続けているのは、ホントに、ド厚かましいことなんです。

 と、思っている時、

 「今、浄土を考える」(本願寺出版社) 

という本が出版されました。

 「勧学寮編集」とありますので、
また、どうせ、専門用語だらけの難しい本なんだろう・・・と失礼なことを考え、ページをめくりましたが

 元教員の住職 と 最近お父さんを亡くした、元教え子 との会話(という設定)で始まり、面白く拝読しています。(もちろん、ところどころ、難しい専門的な解説が出てきていますが)

 もう1冊は、これ↓ 




 タイトルは、ずばり

「浄土」(本願寺出版社)

これは、国際仏教学大学院大学学長の木村清孝先生の「大乗仏教の浄土観」+龍谷大学図書館事務部参事の青木正範先生の「須弥山儀紹介」と題したお二人の基調講演と、国立天文台台長の観山正見先生が「三千大千世界と大宇宙」と題した提言によるパネルディスカッションが収録されています。
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死んだらどうなるの? その3

2010年06月10日 | 仏教
 美容室での会話の続きです。

 私たちは、自分中心の見方(自分の価値観や感性)で物を見て、いつも自分の考え方が正しいと思うから、苦しみや怒りが増す。
その自分中心の思いからワープしたのが、仏さま なんだ

 などと言う私の話を聞いていた美容師さんがこう言った。

 「浄土真宗ですか
 「えっ、はい、そうです。お若いのに、お詳しいですね」と私。
 「R高校に行っていたもので・・・親鸞聖人でしたよね
 「そうです。何だ、それじゃ、仏教のお話聞かれたことがあるんだ~」
 「いや、ちゃんと聞いてなかったから、何もわかっちゃいないんですよ。登下校時、(本尊のある)講堂にお辞儀するのも面倒くさいと思っていたくらいですから・・・」

 続けて、彼は言った。
 「お客さんに、いろいろな宗教の方がおられて、それぞれ話を聞くんですけど、それぞれ全然違うことを言われます。でも、いろいろな話を聞くけど・・・何だか、仏教が一番奥深いように思います」

 まあ、私がお寺の者とわかっての、リップサービスなのかもしれませんが、
チャラ男で口先だけ機嫌をとるタイプとは違う、物静かな青年なので、それが彼の本心だったのだと、素直に受けとめています。

 そして、ご本人は高校時代、聞く気はなかったと仰っていたけれど、仏教の話が耳に残っていたからこそ、私は、一言も「阿弥陀如来」や「南無阿弥陀仏」と言っていないのに、私が浄土真宗の寺の者と見破ったのだと思っています。
 

 
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死んだらどうなるの? その2

2010年06月09日 | 仏教
 昨日の続きです。

 「『仏さま』って、単に亡くなった方 を指す言葉ではなくて、
あるがままを覚った人・さとりを開いた方 のことですよ。
仏教は、自己中心の物の見方を離れて、
真実に目覚めることを目指す教えですから・・・」と私。

 それを聞いた彼
 「あ、お寺さんですか 」

 むむ・・・せっかく美容室を替わり、無口な「謎のオバサン」でいたかったのに、つい、仏教を熱く語ってしまい・・・
「お寺のオバサン」とバレてしまいました。

 「死んだ後、魂ってあるんですかね」と彼。

 「仏教では、今の『自分という意識』のままの『魂』が、
そのまま死後も存在するとは考えません。
『私』という意識は終わりです。
でも、死んだらお終いではなく、『自分』を超えたあるままの世界に、新たに『仏』と生まれ、後を導く『はたらき』になる と考えます」

つづく・・・

 
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死んだらどうなるの?

2010年06月08日 | 仏教
 某美容室でのこと。(最近、気分転換に、行きつけの美容室を変えた)

 息子のような若いイケメン美容師さんにカットしていただきながらの世間話。

最近、災害が多く、誰が、何時、どうなるかわからない という話の中で、

 彼が突然、「自分が死ぬことを考えたら、不安になるのですが・・・死んだらどうなるんでしょうね」と言った。

 彼は、まだ、私がお寺の者とは知らない。
 
 私は、どう返答しようか・・・迷ったあげく、
ストレートな表現で
 「う~ん、私は仏教徒なので、死んだら『仏さま』になります」と言った。

 彼は驚いたように「仏さま~

 彼が、内心「何だ、このオバン、何という畏れ多いファンタジーを語っているのか
と思ったか 
 それとも、「『仏さま』って、生きている者が、故人を呼ぶ時の尊称に過ぎないだろうに
と思ったか・・・定かではありませんが、
彼の頭の中にクエスチョンがたくさん飛び交ったのは、容易に想像できます。

 つづく・・・
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年回忌

2010年06月07日 | 仏教
 土曜日、前住職13回忌、前坊守の25回忌を勤めました。
 (数日前から、雑用・準備でバタバタしていましたので、佐賀教区の「布教大会」にお参りできず残念でした・・・)

 仏事とは、
 故人(今は仏さま)を縁として、普段、なかなか会えない遠方の身内や親戚と共に、仏縁に遇う、本当にありがたいご縁だとしみじみ思いました。

 最近、葬式すら、お金がかかる、面倒くさいと思う風潮ですから、(車や家電は高額でも平気なのに、自分たちが遊ぶことには、面倒がらずに計画を練るのに

 年回忌など、全く、する気がない方が増えているように思います。

 年回忌は、
 故人(仏さま)と縁ある人々が一同に集い、
仏さまと向き合い、
手を合わせ、
経文(聖教)を唱え、称名させていただく

 一人ひとり「私のための」仏事です。

 年回忌は、仏さまから私へ、仏縁を結ぶように とのご催促だと、感じております。



 
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大平光代さんの本

2010年06月03日 | 本紹介
 ベストセラー「だから、あなたも生きぬいて」の著書で有名な弁護士の大平光代さん。

 大平さんは、大阪市の助役時代に、ご多忙の中、中央仏教学院の通信教育専修課程で、仏教を学ばれています。2006年にご結婚され、悠ちゃんをご出産。
 このたび、本願寺出版社から「はるちゃんのいただきます」
という幼児向け絵本が出版されました。

 と、同時に、

 同じく本願寺出版社より「ひかりのなかで」



 これは、大平光代さんのエッセイで、
副題は「私の子育て・仏教・田舎暮らし」となっています。

 第1章の始めにこう書かれています。

p8
 「昨年生まれた娘・悠は、ダウン症をもっていました。心臓などに合併症があり、今年に入ってから心臓の穴をふさぐ手術を受けました。(略)
 『大変ね』と言ってくださる方もいますが、生まれてきてくれたことがうれしく、障害や病気は娘の個性だと受けとめています。いえ、むしろ、生き方を見直すきっかけをつくってくれたと思っています。もし悠が健常だったら、それを当たり前にして漫然と日々を送ったに違いありません。」

 あたたか~い、すばらしいエッセイです。
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子ども会 サマースクール

2010年06月01日 | 行事・案内
 巨瀬組11ヶ寺主催の 

  夏休み 子ども会 サマースクール 

 若手の法中さん方が企画、お世話くださっています。

 日時:7月22日(木)~23日(金)1泊2日 

 会場:本願寺佐賀教堂

 対象:小学1,2年生(宿泊なしで、1日目のみ参加)
    小学3年生~中学2年生

 日程:1日目 13:30受付 
        14:00オリエンテーション 
        14:30開会式
        15:00ゲーム
        16:00夕食作り
        17:00ウオークラリー
        18:30夕食
        20:00花火 (小学1,2年生は花火後、解散)
             灯火の集い
        21:00入浴
             就寝

    2日目 6:30ラジオ体操
            掃除
            朝のおつとめ
        7:30朝食
        8:00クラフト作り
            宿題
            ビデオ上映
       11:15閉会式
            法話
            記念撮影
       11:30解散

 法専寺は、お墓参りにみえたお宅をお誘いしたら、早速、3人の申し込みがありました 
 ご門徒さんで、お子さん、お孫さんの参加ご希望がありましたら、早めにお知らせください。 夏休みのよい思い出になりますよ 

 ご参加お待ちしています
      
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