保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

心洗われる島・奄美大島

2005-12-11 18:08:15 | 船頭
12月8日~10日まで、保津川遊船の
社員旅行で鹿児島県の奄美大島へ
行ってきました。

私自身初めて奄美を訪れたのですが、
先ず感動したのは海の美しさです。
もちろん透明度の高い海水もそうですが、
ロケーションが素晴らしいのです。


遠く水平線まで見渡せる広い海、
湾曲した海岸に岩山が浮び、色とりどりの
珊瑚礁が敷きしめられています。
水平線に夕日が沈む風景はまさに圧巻!
言葉が出ないほどの美しさです。

すべてがゆっくりと感じられ、多忙を極めた
秋の仕事疲れを癒すのには最高の地でした。


砂浜には「バーコラ」と呼ばれる藁ぶきの屋根で
こしらえたコテージもあり、南国情緒を盛り上げます。
この「バーコラ」に腰掛け、暫し、遠くの水平線を
眺めていると、自己陶酔の世界に入り込んでしまいます。
ここには確かに時間が止まった空間があるように感じました。

♪もう~誰の心引き裂くことなんてない この車もギターも
売り払い海辺の町 潮風と波の音を枕に ひとり暮らそう~♪
と思わず浜田省吾の‘夏の終り’を口ずさんでいました。


そんな優しく人を心を癒してくれる奄美の海には、
マリンースポーツのメッカというアクティブな面も
併せ持っています。
はっちん達は2泊3日の中の一日が完全自由行動
だったのでスキューバーダイビングを楽しんできました。


3年ぶりダイビング、少し緊張しましたが、以前潜った時に
人生感まで変えるほどの感動を覚えた海底との遭遇。
その体験を再びできる喜びでワクワクのはっちんです。

いざ!海へ!!12月でも気温は20度超える奄美大島。
海に足をつけても冷たさは全く感じません。
顔を水面につけるとすぐそこに珊瑚礁があるのも
南の島ならではのこと。珊瑚礁と熱帯魚に導かれるように
海底深く潜っていきます。

海底は珊瑚の山並が続き、一気に深くなる谷のような
所をたくさんあります。浮力の維持、気圧の調整を
抜かりなく行い、海底深く潜ります。
中に大きな珊瑚の洞窟を発見!
順番に潜りぬけて行きます。
海水の冷たさを感じながら、綺麗な珊瑚に囲まれながらの
水中散歩です。海底を見渡しながら改めて自然の偉大さを
感じて感動するはっちんです。

結局、2ダイブを完了。途中、スノケリングも楽しみ、
丸一日、奄美の海と戯れ、堪能させて貰いました。
皆さん、お疲れ様でした。

こうして奄美の海に、身も心も触れることが出来、
癒された旅でした。

この島は、手つかずの自然も多くあり訪れる人に感動を
与えていますが、もう一つ感動したのは現地の人が
人情深く私達に接して下さったことです。

通りすがりのおばさんが、現地で採れた夏みかんを
何げなしにくれたり、釣りのスポットやコツを
丁寧に教えてくれたおじさん、美味しいラーメン屋を
詳しく教えてくれた若者達など。

私達、内地の人間が失い、忘れかけた人としての
大切なものがこの島には今も確かに息づいているのを
感じました。
そして何か懐かしさのようなものを感じ癒されました。

もっと長く滞在したい、そしてまた、必ず
訪れてみたいと感じさせてくれる島。

それが奄美大島でした。

奄美の海、人たち本当に‘アリガッサマアリョウタ’~