保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

冬本番!保津川下りの冬船

2005-12-13 23:39:52 | 船頭
12月に入り、保津川下りの船も
冬使用の船・冬季船に装いを変えて
運航しております。

連日の寒空にもかかわらず、保津川下りには
まだまだ、大勢のお客さんがお越し下さっています。

以前は冬に川下りを営業していることすら
あまり知られていなかった冬季船ですが、
昨年来、ブログでも度々紹介していたので
今年はお客さんが増えている様に感じています。

また、冬季船についての問合せも増えてきています。
これからも地道に保津川の冬の船を紹介し、アピール
していきたいと思ってます。

冬季船を紹介する際によく聞かれるのが、
船内の様子についてです。

オープン船に乗った人ほど冬季船のイメージが
沸きにくく「船内はどうなっているの?」と
疑問に思われるようです。

真冬の川の上、身も凍らんばかりの寒い渓谷地を
下る冬の船遊びですから、当然、船内の環境が
とても気になるところです。


写真を見てもらうとわかると思いますが、
床の上に柔らかいじゅうたんを敷き詰め、両サイドは
プラッチック製のスライド式窓で固め、屋根は透明な
ビニールで船内全体を囲います。
前方と後方も透明のビニールですので、視界を
さえぎることなく谷間に吹く冷たい風をシャッタアウトする構造です。

船内の中央部にストーブも設置してあり、船内はポカポカ!

クッションなどを持参されて座られると、
より快適な船下りが楽しめると思います。

ストーブは消防法上安全装置が付いていますので、
急流での衝撃により消火することもありますが、
船内の温度は適度に保たれています。

最近は冬の京都も人気が高まっているとのこと。

保津川周辺にもボタン鍋で有名な亀岡・湯ノ花温泉や
渡月橋に下流から温泉が湧き出た嵐山の温泉街もあり、
春や秋とは一味違った温かい情緒がある‘冬の京都’
に触れることができるのではないでしょうか。

これから年末年始に掛けて京都では数多くの
伝統的な行事が目白押しです。
冬の京都の楽しみ方の一つに保津川下りをオススメします。