保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

保津川は只今、濁流となってます。

2006-07-21 11:48:59 | 船頭
先日来の雨で洪水となっている保津川。

警戒水位まで届きそうな一時の勢いは無くなったものの、
まだ川の水量は午前11時現在で2m26cmとまだまだ
激しい増水状況で予断を許さない状態になっております。

昨日来、少し水位がひいたことで見えてきた川の状況も変化の
後があらわれ出ている様で、少し深刻な予感がしています。

特に、船を繋いでおく係留地は、湾がすで決壊しており
船を繋いで浮ばせる状態に復旧するには、ブルなどの重機を
使用した人工的な作業を必要となります。

また、岩などが船の流れる航路に引っかかったり
川底自体も大きく変化していることが予想され、
水位が平常に戻ったとしても、掛からねばいけない
ことがたくさんありそうな予感です。

祇園祭以降、夏の京都の観光が盛り上がる時期での
1週間にも及ぶ休業は今年の営業利益に大きな打撃を
与える事態にならないかすこし心配です。

自然の中で生きる者が背負わされた宿命とはいえ、
今年はちょっと厳しい梅雨となりました。

自然の怒りを静める儀式などがあれば、教えてほしい心境ですね。

どうやら保津川400周年の記念の年は我々にとって試練の年になりそうです。

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