記録的な豪雨に見舞われた今年の梅雨後半。
保津川も2年前の台風23号以来の大増水となり、
私達の保津川下りも結局10日間の休業を余儀なくされました。
河川が増水すると川の岩や砂利、中州までもが流され
川底は大きく変わります。
保津川の下流に位置する嵐山でも増水により砂利の大量流入が
おこった模様で、ユンボが出動して川底の整備をしていました。
今、嵐山では「夏の鵜飼」を開催しているので、
鵜飼舟やそれを見物する屋形船が操船し易い様に
川底の掘り成らしているのです。
天下の名勝・嵐山の渡月橋を背景に作業をするシーンを
目撃するのは滅多にないことです。
改めて今年の梅雨前線のもの凄さを感じた次第です。
保津川でも川底の変化は起っているようで、船が通過する航路の
所々に砂利が積り浅瀬になっているようです。
この川底の変化は操船にも微妙な影響を与えます。
砂利や岩の流入により、川底の高低差に変化が生じ、
川の流れそのものが変化するのです。
以前は緩やかだった淵が砂利や岩によって絞られ、
水を吸い込む流れの強い瀬になったりするのです。
この変化はもちろん船の操船方法にも微妙な影響を与えます。
増水前とはあきらかに変化した川の現状、流れを素早く読み取り、
その流れに則したかたちの操船方法に切り替えるのです。
自然の流れに逆らうことなく、私達が自然側に合わせて
操船することが安全に船を流す最大のポイントなのです。
川の流れとは、まるで意志があるかのように力強く、
人間には一切の融通も利かせてはくれません。
私達はただその流れを読み、時には任し、時には外し
ながら船を操っているだけなのです。
自然は畏怖する存在でもあり、感動、感謝を感じさせてくれる存在です。
川で仕事をするという事は、即自然の姿を日々体感して生きること、
だと改めて感じる今日この頃なのです。
保津川も2年前の台風23号以来の大増水となり、
私達の保津川下りも結局10日間の休業を余儀なくされました。
河川が増水すると川の岩や砂利、中州までもが流され
川底は大きく変わります。
保津川の下流に位置する嵐山でも増水により砂利の大量流入が
おこった模様で、ユンボが出動して川底の整備をしていました。
今、嵐山では「夏の鵜飼」を開催しているので、
鵜飼舟やそれを見物する屋形船が操船し易い様に
川底の掘り成らしているのです。
天下の名勝・嵐山の渡月橋を背景に作業をするシーンを
目撃するのは滅多にないことです。
改めて今年の梅雨前線のもの凄さを感じた次第です。
保津川でも川底の変化は起っているようで、船が通過する航路の
所々に砂利が積り浅瀬になっているようです。
この川底の変化は操船にも微妙な影響を与えます。
砂利や岩の流入により、川底の高低差に変化が生じ、
川の流れそのものが変化するのです。
以前は緩やかだった淵が砂利や岩によって絞られ、
水を吸い込む流れの強い瀬になったりするのです。
この変化はもちろん船の操船方法にも微妙な影響を与えます。
増水前とはあきらかに変化した川の現状、流れを素早く読み取り、
その流れに則したかたちの操船方法に切り替えるのです。
自然の流れに逆らうことなく、私達が自然側に合わせて
操船することが安全に船を流す最大のポイントなのです。
川の流れとは、まるで意志があるかのように力強く、
人間には一切の融通も利かせてはくれません。
私達はただその流れを読み、時には任し、時には外し
ながら船を操っているだけなのです。
自然は畏怖する存在でもあり、感動、感謝を感じさせてくれる存在です。
川で仕事をするという事は、即自然の姿を日々体感して生きること、
だと改めて感じる今日この頃なのです。