本当は今日は札幌を離れたかった(理由は言うまい)。江別のセラミックアートセンターでも久しぶりに行くかとも思ったが、仕事に行かねばならなかったのと、天候がいまいちだったので気持ちを切り替え、一度行ってみたかった居酒屋に行くことにした。
すすきのの北側の居酒屋「T」へ。昔から古びた店構えで、気づいてはいたのだが中の雰囲気が全くうかがい知れず、これまで入るのをためらっていたのだ。まだ日も明るいうちに店内へ、しまった、1番目の客になってしまった。
まずビールと刺身3点盛りを注文。刺身はサメガレイ、ホタテ、シメサバなのだが、まずこれが素晴らしかった。サメガレイははじけそうな位の身のはりと厚みで、これは新鮮だろうなあ。さらにエンガワの部分も入っていて、これが一段と歯ごたえがよく、それを噛んでいるうちに脂分が口の中をスーッと流れていく。
ホタテはざっくり縦4割り状態。「ホタテはこうやって食うのがうまいんだ」と寿司屋で教えてもらったこともあるのだが、包丁で薄くスライスするより何倍も存在感が感じられる。シメサバは元々好きなので、これまた嬉しい。
続いて、新十津川の酒、金滴を注文。私は酒蔵まで行ったことがあるので、好印象を持っているのだ。目の前で炭火が熾っているので、何か焼き物を頼まなければならないだろうとホッケの味噌漬け焼き。半身で良い状態に焼かれたホッケは、味噌の味付けもくどくなく、日本酒にピタリである。
最後に酒をもう一つと牛もつ煮込みを注文。煮込みは大根の味のしみ方がたまらなかったが、”もつ”は少々平凡。「北海道に旨いもつ煮込みなし」とはいつも思うことである。これはちょっと残念だったが、コの字カウンターと炭火があって、良い雰囲気の店なので、またぜひ来ようと思う。その時は刺身と焼き物だな。
まだ少々明るい中を琴似に移動、バー「D」へ。今月初めてなので、新入荷からいくつか選ぶ。
まずはグレンカダム15年。ハイランドらしくマイルドだが、味に物足りなさは無い。テキーラのカクテル(夏向きだ)をはさんで、グラッパ・ロマーノ・レヴィ。もの凄い職人のオッサンが作っており、かつてはラベルが全て手書き(年には勝てず、今回はプリントらしい)だったと言うほど凝ったグラッパである。味はやっぱり凄い。くどくはないのだが、後味がグワワーン(擬音でしか表現できん)と口中に広がるのだ。
良いものを飲んだので、最後はぐるっと方向転換。ハンプデン・1992・ヴィンテージポートカスクを注文した。最近、じっくり味わえるヴィンテージ・ラムが増えてきたような気がするが、これはまず南国の強力な香がする。しかし口に入れると香から想像される甘みは少なく、キリッとした潔い味だ。ヴィンテージ・ラムの世界も楽しいな。
すすきのの北側の居酒屋「T」へ。昔から古びた店構えで、気づいてはいたのだが中の雰囲気が全くうかがい知れず、これまで入るのをためらっていたのだ。まだ日も明るいうちに店内へ、しまった、1番目の客になってしまった。
まずビールと刺身3点盛りを注文。刺身はサメガレイ、ホタテ、シメサバなのだが、まずこれが素晴らしかった。サメガレイははじけそうな位の身のはりと厚みで、これは新鮮だろうなあ。さらにエンガワの部分も入っていて、これが一段と歯ごたえがよく、それを噛んでいるうちに脂分が口の中をスーッと流れていく。
ホタテはざっくり縦4割り状態。「ホタテはこうやって食うのがうまいんだ」と寿司屋で教えてもらったこともあるのだが、包丁で薄くスライスするより何倍も存在感が感じられる。シメサバは元々好きなので、これまた嬉しい。
続いて、新十津川の酒、金滴を注文。私は酒蔵まで行ったことがあるので、好印象を持っているのだ。目の前で炭火が熾っているので、何か焼き物を頼まなければならないだろうとホッケの味噌漬け焼き。半身で良い状態に焼かれたホッケは、味噌の味付けもくどくなく、日本酒にピタリである。
最後に酒をもう一つと牛もつ煮込みを注文。煮込みは大根の味のしみ方がたまらなかったが、”もつ”は少々平凡。「北海道に旨いもつ煮込みなし」とはいつも思うことである。これはちょっと残念だったが、コの字カウンターと炭火があって、良い雰囲気の店なので、またぜひ来ようと思う。その時は刺身と焼き物だな。
まだ少々明るい中を琴似に移動、バー「D」へ。今月初めてなので、新入荷からいくつか選ぶ。
まずはグレンカダム15年。ハイランドらしくマイルドだが、味に物足りなさは無い。テキーラのカクテル(夏向きだ)をはさんで、グラッパ・ロマーノ・レヴィ。もの凄い職人のオッサンが作っており、かつてはラベルが全て手書き(年には勝てず、今回はプリントらしい)だったと言うほど凝ったグラッパである。味はやっぱり凄い。くどくはないのだが、後味がグワワーン(擬音でしか表現できん)と口中に広がるのだ。
良いものを飲んだので、最後はぐるっと方向転換。ハンプデン・1992・ヴィンテージポートカスクを注文した。最近、じっくり味わえるヴィンテージ・ラムが増えてきたような気がするが、これはまず南国の強力な香がする。しかし口に入れると香から想像される甘みは少なく、キリッとした潔い味だ。ヴィンテージ・ラムの世界も楽しいな。