散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

止めさされる

2014年07月26日 21時42分11秒 | 飲み歩き・その他札幌市内
雨も上がって来て、少しブラブラ。久しぶりに寄って見るかと、西10丁目のバー「K」へ。氷なしのハイボール2、珍しくロイヤルロッホナガのソーダ割り。いつものことながら、非常に酔っぱらう。

今日は驚くべきことに、店内にいた4人が全員、高木彬光の「刺青殺人事件」を読んだことがあると判明。推理小説談義がなかなか楽しかった。


ランキングからの一杯

2014年07月26日 20時23分53秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
幸せコースの2軒目は当然のことながら、すすきののバー「N」である。バーテンダー協会の機関紙があったので、眺めてみると今年のカクテルランキングが掲載されている。まあ当然のことながら、ほぼ全部飲んだことがあるわけだが、その中であまり飲んだことが無いのがカイピリーニャである(今、調べたら過去一度飲んだことがあった)。

早速注文してみたが、ピンガの味がパンチが効いていて、これはいいかも。



2杯目も見た目涼しさつながりで、ミントジュレップ。ウイスキーはいろいろ相談した結果、カティーサークモルトを使用したので、もはやミントジュレップとは言えないかもしれないが、なかなか甘め濃厚味になった。



3杯目はバーラジオのカクテルブックからフェルメを注文。カクテルブックは「いつか持ってきます」と随分前から話をしていたのだが、私の本棚スペースの関係でお預けさせて頂くものである。フェルメというカクテルはコニャック大部分にアロマティックビターズ+カンパリという大胆な味。この苦みをゆっくり楽しんで終了。



ふぅ、背中のリュックが軽くなった(カクテルブックは凄い立派な本で重かったのだ)。

幸せコース

2014年07月26日 18時08分13秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
今日の夕食は焼肉の「K」へ。一番目の客となってしまい、カウンターに座るやいなや、タレと通し(キムチ、ナムル)のセットが到着。



今日は少し注文の順番を変えて、梅サワー、サガリ、牛血管(初注文)でスタート。

 

牛血管は少しコリッと、ザリッとした歯触りで、味はタレの味…。厚みのある所を4面こんがり焼くと、これはなかなか良いものである。サガリはいつも注文するので、盤石の味だ。

第2シリーズは酒、上ホルモン、鶏ももで行こう。やはりこの店で上ホルモンは外せまい。鶏肉は一般的にはなかなか火が通りづらいものだが、炭火で焼くとサクサクと食べられるのである。


→一部はすでに炭火上にON。

いつも通りの美味さだった。大人数の宴会が始まりそうなので、この辺で勘定にしておこう。


20140726ギャラリー巡り

2014年07月26日 16時04分44秒 | ART
本日は北のモンパルナス→近美→資料館→コンチネンタル→富士フイルム→グランビスタ→道新→時計台→STV北2条→たぴお→大同→大丸→紀伊国屋→三越→スカイホール→さいとう→NEW STARの18か所。雨のため、少しくじけてしまった。

■北のモンパルナス「味覚と視覚の絵画展」。落ち着いて良い感じ。
作者不詳「ひまわりの実」:黒々とした感じがいい、銅版画。
伊藤仁「四つのリンゴ四つのかげ」:静物画の王道。
井上長三郎「三つの洋梨」:ぐにゃぐにゃの梨、何とも言えない灰緑色の背景。味わいがある。



札幌国際芸術祭関係は別項で。

■コンチネンタルギャラリー「Ten・ten2014 IN SAPPORO 書 imagined!」。これも札幌国際芸術祭の連携事業らしい。
榛葉壽鶴「巓-内在するもの-」:キュビスムを感じる。
榛葉壽鶴「右へ」:こちらは「松林図屏風」か「杜若図」のような印象を受ける。
東原吐雲「うたかた」:向こうから走ってくる生き物のようなイメージ。

八重柏冬雷「けふもいちにち風をあるいてきた(山頭火の句)」:水色に黒の取り合わせ。文字に見えないので、書道の呪縛を超えて安心して見ることができる。
江川博「無限」:こちらは絵画界の人だが、書に見えなくもない。

私はどうも書展が苦手で、全然字が読めないのが嫌なのだろうなあと思う。しかしこの展覧会はその辺の呪縛を超えて、「別に好きに見ればいいじゃない」「抽象画と同じだよ」という感じで、気楽に見ることができた。

■富士フイルムフォトサロン「佐々木俊明山岳写真展 「 ヒマラヤ・カラコルムの秀峰を訪れて 」」。
「ブブリティン南西壁」:通称レディースフィンガーというが、間違いなく「魔女の指」とも言われていそうだ。
「エヴェレスト」:3800m地点から山頂を写した写真なのだが、高さにして5キロ以上上にあるとは思えない距離感だ。

■STV北2条エントランスアート「細木博子展 時の流れのなかで」。

何だろう、ものの中身は訳のわからないもので一杯ということだろうか。



当該ビルのエレベーター付近に貼ってあった紙。エロいこと考えるの、私だけじゃないよね。



■ギャラリーたぴお「抽象展」。
安味真理:素直な形の抽象画。
伊藤貴美子:小品4点で、これまでの光の印象よりは色彩を試している感あり。
丸藤真智子:今年の新道展最高賞受賞作家。ガラスの粉を入れた絵具で陶器のような質感を出している。太い線が土俗的な力を生み出しているようにも思う。
ヒロ:紫、クリーム色、黄緑、赤紫と難しい色彩を並べた作品。チャレンジではある。

林さんが「抽象画はネクタイの柄のようなもの。何が描いてあるか説明できるものではないが、良い悪いはある」と語っているのが興味深かった。他にも作家の方の自作解説を幾つか聞くことができた。

■大同ギャラリー「モリケンイチ個展」。非常に良い展覧会だ。
「組織力」:大・中・小のマトリョーシカおじさん。力関係があるので、かえって組織力がなさそうだ。
「サーカス」:全く楽しくなさそうなサーカス。子供を連れて行ったら泣くに違いない。それから、周辺で必ず殺人事件が発生するに違いない。
「砂上の飛行機」:迷いなく飛行機ポーズをとる女性。後ろにいる男性のポーズは中途半端だ。やっぱり振りきれているのは女性だ。

札幌国際芸術祭(5) 札幌市資料館

2014年07月26日 13時26分41秒 | ART
■札幌市資料館「コロガル公園 in ネイチャー」。さすがに今週末はダメだろう。立ち入り禁止で近づくこともできない。



「とくいの銀行札幌支店since1869」。



私の得意って人の役に立たないからなあ…。預けた「とくい」を引きだすイベントは、もうかなりの数が予定されているようだ。

「サロン(休憩コーナー)」。ここはぜひ立ち寄って見ると良いと思う。中央にはモニュメント的なものがある。



休憩用の椅子とテーブルが実に渋い。一見の価値あり。

 

その他、カフェ、「札幌市資料館 リノベーションアイデアコンペティション」の展示もある。

札幌国際芸術祭(4) 北海道立近代美術館

2014年07月26日 12時04分44秒 | ART
■北海道立近代美術館「札幌国際芸術祭2014「都市と自然」」。一部の作品は撮影可能。全体的には非常に興味深い作品もあったが、そうでない物もあったというところか。



岡部昌生「YUBARI MATRIX」:壁の赤い部分は雄別炭礦病院の屋上のフロッタージュ。床面には、北海道炭礦汽船真谷地電力所タービン撤去跡の穴をフロッタージュでかたどったものがあり、ガラス面の上にあがって見ることができる。



スボード・グプタ「ライン・オブ・コントロール(1)」。かなり圧倒的な大きさを持つ作品。かなり見た目は異なるが、佐藤玄々の「天女(まごころ)像」を思い出した。



何となく宗教的祈りの要素もある。

 

神は一歩間違えると簡単に人間など踏みつぶしてしまいそうなところもある。

アンゼルム・キーファー「メランコリア」:「死せる象」という言葉が浮かんできた。
中谷宇吉郎「天然雪・人工雪の写真」:一体どういう条件の違いで、全く違った形の結晶が出来上がるのか。
高谷史郎「Ice core」:氷の円柱を動くカメラで撮影した作品だろうか?(南極の氷を2.5kmほどボーリングして掘り出したものなのだとか) 不思議な美しさがある。

最終室は作品ではないようだが、人によっては「2001年宇宙の旅」の最後の方を思い浮かべるのではあるまいか。



またもや雨が強くなってきた。



美なるもの

2014年07月26日 11時38分38秒 | 食べ歩き
本日は近代美術館に行く前に、「Y」食堂へ。以前は壁にかかっている読みづらいメニューしかなかったのだが、最近、テーブル上に見やすいメニューができたのだ。小カレー、小ラーメンなどの値段が分かったので頼みやすくなったという人もいるだろう。私はメニューを見て「そうか、この店にもオムライスがあったのか」と思っており、今日はそれを頼もうとしていたのだ。

迷わず注文はオムライス。すぐに到着する。



いや、どうだろう。若干右端の処理が甘い感じもするし、ケチャップも多すぎるように見えるが(実際、残した)、これぞ紡錘形というか、あまりの綺麗さに感動してしまった。皿の上部にある、店の名前もいいね。

味は薄焼き卵ながら、ふんわりした感じ。中の具は非常に目立たないのだが、そこがいい。オムライスやチキンライスで玉葱が大きくて生っぽかったりして、はっきり感じられるのが嫌なのである。

実に申し分のない味。食べ終わってからもしばらく余韻を感じてしまった。

20140726最近読んだ本

2014年07月26日 09時26分12秒 | 読書
■「マスカレード・ホテル」東野圭吾
謎の連続殺人が3件発生。次の舞台が有名ホテルになるらしいという情報で、警察官がホテルマンに化けて潜入。事件の犯人のみならず、怪しい客が次々に訪れるのだが…。あまり深刻にならずに読める話。

■「松谷警部と三鷹の石」平石貴樹

■「横浜百年食堂」高井研一郎
家族経営で100年続く食堂を舞台にしたマンガ。登場する食べ物は、すき焼き定食、冷やし中華、ナポリタン、アジフライ、カツ丼…、ああ、たまらない。

■「四万十食堂」安倍夜郎、左古文男

■「食卓の情景」池波正太郎

■「バチ当たりの昼間酒」なぎら健壱、魚乃目三太
うらやましくもバカバカしい名作。

以下、図書館の2冊。
■「名のないシシャ」山田悠介

■「妖精鬼殺人事件」吉村達也