20190601最近読んだ本

■「虹を待つ彼女」逸木裕
ゲームをハッキングすることで事件を起こした女性は自殺し、一種カルト的な人気を残した。その女性をAIで蘇らせるプロジェクトが発足するが、これ以上踏み込むなとの脅迫文書が送られてきた。近未来を舞台にした、なかなか興味深い作品。

■「ホームズ連盟の冒険」北原尚彦
モリアーティ教授、ワトスン夫人、マイクロフト・ホームズ、モラン大佐など、シャーロック・ホームズ周辺のキャラクターをテーマにした短編集。それほどホームズものに詳しくない人でも、すんなり読める。

■「本屋のワラシ様」霜月りつ
小さな書店を経営する伯父が入院したため、元書店員の主人公が代理の店主を務めることになった。しかし、店に出た初日にそこには座敷童がいることが分かったのだが…。短編のタイトルに「ローダンを待ちながら」なんてあって、本好きにはお勧め。

■「自殺予定日」秋吉理香子

以下、図書館の３冊。
■「この素晴らしき世界！？」中野翠

■「やむを得ず早起き」関川夏央
痛々しい、日本の高齢者。

■「香港無印美食」龍陽一
何げない、いわゆる「街食堂」の様子を紹介する本。

意識的に少し飲みすぎる

ということで、北２４条から地下鉄ですすきのに移動。恒例のバー「Ｎ」へ。今日の先客１名は長崎出身で仕事をしにこちらに来ている模様。「スープカレーは特に美味しくない」と、レトルトしか食べていないそうなのに言っていたが、私も好きではないし詳しくもないので、どうすることもできない。まあ、ちゃんと素揚げした野菜やパリッと焼いたチキンが入っていると美味しいような気がするので、店で試してみてはどうか。

それはさておき、本日の１杯目はミントジュレップでスタート。普段、砂糖は３杯入れるそうなのだが、あらためて聞くと減らしてほしくなる。ということで、２杯の砂糖で少しスッキリした味のミントジュレップだ。



マドラー入れのグラスがちょっといい感じ。



２杯目はウォッカ＋グリーンアップル＋抹茶リキュール＋モナンライムのカクテル。ライムが全体的な方向性を持って行った感じもあるが、なかなか複雑な味のカクテル。グリーンアップルのおかげで、いつもより色もきれいだ。



３杯目は今年のアードベッグを飲もう。バーボン樽で熟成した後、ラム酒の樽で追熟させたアードベッグドラムである。いつものアードベッグはもっとピーティな感じがするのだが、これは少し優しくフルーツっぽい感じの味。アードベッグの個性を追求して欲しいと思わなければ、これは良いのではないか。



ここで仕事の休みが日・月に変わった常連氏がやって来た（今日は土・日休みの人の金曜日に相当する訳だね）。私も今日は少し飲み過ぎようと、オールドパースをハイボールで頂く。



久々に常連氏とも話をして、さすがにこの辺にしておくかな。一応この後、普通に帰宅したのだが、かなり酔っぱらっており、早めに就寝。

北２４条飲み

さて、今日はどこに飲みに行こうかと思っていたのだが、北２４条に久しぶりに行くか。となると、ずっと宿題にしている飲み屋さんもあるのだが、結果的にはご無沙汰していた、いつもの「Ｔ３」に行くことになった。

１杯目はビール、通しはアスパラ、わらび、ゆで卵。わらびが出てきたのは実に嬉しい。



私が来た時、日ハム vs オリックス戦をやっており、日ハム敗戦濃厚だったのだが、9回にスリーランが飛び出し何と同点。盛り上がったのは良いが、先客の野球ファンが何となくこっちの反応を見ながら話をするのに困る。私、野球に興味ないんすよ。

というところで、焼鳥を注文。本数だけ言うと、黙っていつものが出てくる。



ビールを飲んでしまい、酒を飲むか。こちらも長年安定のラインナップから、富山の銀盤を頼むことにする。うーん、美味いが後で効いてきそうだ。



この後、野球は膠着状態に入り（だから興味ないんだって）、ぼんやりしながらタコ酢を食べる。



程よく酔いがまわって来たので、このくらいで移動するか。と勘定をしてもらったら、相当安くてびっくりした。マスターのお孫さんは中学生になり、卓球部に入ったとのこと。その母親が子供の頃からこの店に来ている私は、何とも言えない気持ちになる。



幸い雨は降らずに済んでいる模様。地下鉄の駅へ行こう。

20190601ギャラリー巡り

本日は旧永山邸→市民→書肆吉成→さいとう→スカイホール→三越→富士フイルム→大通→グランビスタ→道新→大丸の11か所。

地下鉄バスセンター前駅からファクトリーの方向へ。そして旧永山武四郎邸及び旧三菱鉱業寮へ。札幌の街中にこんなところがあるのだ。確か2006年に一度来ているのだが、改修前でもあり記憶がない。

建物の中に入ると、女性が子供を抱いた彫刻があり、「かつて三菱鉱業寮に設置されていた彫刻　作者は日展参与などをつとめた山畑阿利一（1908-1980）といわれています。」という表示があった。さらに室内造作も窓や違い棚など、なかなか北海道では見られないものがある（邸内は撮影可能かどうか分からなかったので（聞けばいいのだが）、写真なし）。

■旧永山武四郎邸及び旧三菱鉱業寮「浦口護個展2019　木奇怪々木片図譜」。一つの木材から切り出した器、壁掛けのようなものの展覧会。極力、自然の形と色を生かそうとしているように思う。

　

テレビ北海道の方から市民ギャラリーに向かう。テレビ北海道の謎キャラクター「シロクマセブン」。



■さいとうギャラリー「村田恵美個展　サヨナラよりも、伝えたいこと。」。
「性情」：円形の版画10連作。マンホールのような形にも見えるが、それぞれに違いがあり好ましい。
「陰口」：穴の開いた四角形と小さな四角形が飛び散る。これが作者による陰口のイメージ化なのだろうか。

いやー、来週はどうしようかな。

食堂的

札幌には定食屋さんが極めて少ない。ましてや、ガラスケースに料理が用意されているところから、自分で食事を組み立てる類の店は皆無だろう。他の都市に行き、そういう店を見かけると羨ましくなるのである。

そんな気持ちがふくらんだのか、ギャラリー巡りのルートのためなのか、久々にバスセンター駅近くの「Ｈ」屋へ。まだ12時前とあって、混雑はしていない感じ。早速、食べるものを選んでいこう。

カツ煮のような大物を中心に組み立てるよりは、何品かのおかずを選びたい。誘われるようにハムエッグと肉団子（前回も食べたかも）を取ってしまい、野菜ものが欲しくなり、ルートをさかのぼって（人はいなかった）、ほうれん草お浸しを取る。ご飯は中→小→並→ミニ→ちょい盛りとサイズが小さくなっていくのだが、その中からミニを選択。しかし、小と並で小の方が多い量だと思う？

味噌汁79円も、そりゃハーフ豚汁103円に変えるだろという感じで、結果的に勘定は600円少々になってしまった。後から来る人たちの会計を聞くと、3～400円台（高年齢の方）と700円台（肉体労働の方）に大きく分かれているように思えた。



思ったよりご飯の量が多い。これで行くと小はかなり多いのかも知れんな。ということで、前半は肉団子でご飯を食べ、少しご飯が減った所でハムエッグを乗せて食べる。肉団子は冷めていたのだが、レンジで温めるのも面倒だしなあ。豚汁にも七味を入れたいところだったが、それも面倒だしなあ。と一旦、座ってしまうととても腰の重い私なのであった。後はほうれん草の量が多かったので、ぜひ半分量を作って欲しいなと思うのであった。

たまにはこういう選んで食べる昼食も楽しいものである。

２０１９年５月のまとめ

【５月】
行った美術館、ギャラリー数＝５３。ゴールデンウィークも結果伸びず。
読んだ本＝５４冊。久しぶりに５０冊超えだ。
買った本＝２５冊。あまり多くない。