前回のヤッコエイに次いで再び、「人のふんどし」記事です。やはりお友達の方が釣っておりましたツノザメ、おそらく、フトツノザメです。
ツノザメの仲間は日本にも8種ほどが分布しますが、多くの種類が水深100~900m前後の深海に生息するのに対し、フトツノザメはたまに水深20m前後の浅い水域にも出現します。水温が低い時期に出現するものと思われますが、今回釣りをした場所では冷水塊が入ってきており、それの影響もあるかもしれません。
2基ある背鰭には棘がそなえてあり、それには毒があるという話もありますが、その毒性など詳しいことはあまりよくわからないのです。フトツノザメの特徴は第1背鰭前縁は白くなく、尾鰭は縁辺が白く、その下縁にはやや広い白色域があります。