国立博物館は、はずれだった。この京都の国立博物館が日本唯一ではないのだろうけど、インドのデリーの国立博物館に比べると桁がちがう。もっとも、だから早く次の目的地へと出発できたのだが。たぶん、行き場のない文化財の「貯蔵」が目的なので、思想をもって展示をするほど文化財はなく、かつ、展示しなければいけないので、散漫な感じ。
そんな中、びっくりしたのがこれ。 これはすばらしい。
奈良時代の初め、平城京の役人だった人の骨壷だって。
「もだんな抽象画のようだ」。この写真で見るのとは色合いはちがう。薄桃色と濃い緑が鮮やか。そこに、ぼと・ぼと、と茶色の「たれ」が印象的。
「奈良時代」の人もこういうのを「よい」と感じていたその感性と、現代のおいらの感性の「同じ」なことに、オドロカカレヌル。
三彩釉骨蔵器
考えてばかりじゃ、だめだぞ。
「運動」も大事だぞ。
<考えてばかりにしては、筋骨隆々。
なんでだろう。>