小泉さんの人気の原因はその統率力であろう。武部幹事長は、なにやら小泉さんに、がりがり・ごりごり圧力をかけられているらしい。光秀に一番近いの武部さんかも。それにしても郵政民営化反対をした自民党議員のすべてに反対候補を立てた実行力はすごい。こういう実行力が小泉さんの人気の原因であろう。しかしながら世論調査によると半数の国民がいわゆるこの「刺客」戦術はやりすぎだと回答している。おいらは、日本人をこのいわゆる「刺客」戦術に賛成か反対かで2分できると思う。反対のひとはこれまでの普通の日本人で、ある意味幸せに暮らせてきた人々で、今後も波風なく幸せにくらせると考えている、善良なひとたちである。「刺客」戦術に賛成に賛成のひとたちは、すれっからし。近代日本の資本制で優勝劣敗で人生が鍛えられている人々。結構リストラとかに遭ったりしたひとはむしろこっち。甘ったれた他人には辛い。
今後の日本では後者の「すれっからし」型ぬんげんが多くなるであろう。すれっからし・ゾンビが善良なぬほんずんを襲う。これもグローバリゼーションのひとつの帰結である。
■それにしても今回の小泉落雷でしびれて改心・回心したひとりに田嶋陽子センセがいる。
田嶋センセの亀井評:家出息子が軒先(のきさき)で突っ立ている。民主党評: 民主党は郵政民営化を賛成した上で、民主案を、自民案に対峙させ、選挙すべきだった。は冴えすぎ。その他、全く回心したコメントを披露。びっくりすただよ。やっぱ、上記の「社民」リストラ組みの経験だね。ハマコーも三宅さんも舌をまいていた。
田嶋センセをも、鎔かしますた。
経済のグローバリゼイションに伴うニューエコノミーの進展は、賃金労働者の賃金低下と雇用の不安定を生じさせている。特にいわゆる終身雇用・長期安定雇用(いわゆる正規労働雇用)が高度成長期で当たり前であった日本では、最近では20-40%程度の賃金労働者がパートや派遣などのいわゆる非正規労働者となっているらしい。おいらもその一員である。いわゆる非正規労働者のなにがつらいかというと、雇用に期限があるので次の職へと「命がけの飛躍」をしなければならないことである。この連続は賃金労働者というより賃金奴隷といった方がよい。
さて、ニューエコノミー状況下でうまくやっていこうとする佐藤ゆかり候補は政策提言において、ビジネスモデル上、企業の利益最大化の答が固定費削減である限り、人件費は今後も抑制傾向が続くと前提した上で、家計は所得を株式投資してその配当で収入をあげるべき、と主張している。政策の大前提で日本の法人は貯金を積み上げているが法人税率は欧米並み以上に上げられないとしている。この主張は、日本の資本制を維持する立場からすれば当然である。これまでの自民党にない明確な資本制擁護のイデオローグの出現と言えるであろう。
これは、日本の賃金労働者たちは「利子生活者」としても生きよ、と言っているのである。もちろん利子生活者と生きるためには利子を生む元手の財産を保有していなければならない。したがって、財産のない賃金労働者は賃金奴隷として生きるよりない。まあ、これこそ資本制の本義であろうが。
問題は賃金奴隷になりたくないなら、つまり自由を得たいなら、まず財産をもつべし、ということである。財産こそが自由を保障する、と。
渡部昇一、『続知的生活の方法』の4 知的独立 についてにおいて財産と自由の問題が論じられている。その章内の見出しは、恒産なくして自由なし、などを含む。その中で本多静六の『私の財産告白』が言及され、財産を築くことの重要性をまじめに論じた本多を賞賛している。この本は昭和25年の本と渡部には紹介されている。ずいぶん絶版だったのだろう。その本が最近再版された。おいらはまだ読んでいないが、雪斎さんのブログで内容が紹介されている。雪斎さんは大学教官らしいので時間がそもそもある職種とのこと。普通の賃金労働者も自分の経済的安全保障には財産があれば望ましい。
それにしても、堀江貴文さんや佐藤ゆかりさんの立候補に「金儲け」嫌悪ヒステリーともいうべき批難が多い。これは、日本はこの地球上で最も資本制が発達している地域のひとつなのに不思議である。みんなお金のお世話になって暮らしているのに。お金・資本にちゃんと対峙しないのが現代日本の問題のひとつではないかと思う。
ただ皮肉なことにこの『続知的生活の方法』の4 知的独立において渡部は「疑似恒産としての就職」として現代日本は就職することが恒産をもつことと等しいと主張している。1979年のことである。 今やむかし、である。
さて、ニューエコノミー状況下でうまくやっていこうとする佐藤ゆかり候補は政策提言において、ビジネスモデル上、企業の利益最大化の答が固定費削減である限り、人件費は今後も抑制傾向が続くと前提した上で、家計は所得を株式投資してその配当で収入をあげるべき、と主張している。政策の大前提で日本の法人は貯金を積み上げているが法人税率は欧米並み以上に上げられないとしている。この主張は、日本の資本制を維持する立場からすれば当然である。これまでの自民党にない明確な資本制擁護のイデオローグの出現と言えるであろう。
これは、日本の賃金労働者たちは「利子生活者」としても生きよ、と言っているのである。もちろん利子生活者と生きるためには利子を生む元手の財産を保有していなければならない。したがって、財産のない賃金労働者は賃金奴隷として生きるよりない。まあ、これこそ資本制の本義であろうが。
問題は賃金奴隷になりたくないなら、つまり自由を得たいなら、まず財産をもつべし、ということである。財産こそが自由を保障する、と。
渡部昇一、『続知的生活の方法』の4 知的独立 についてにおいて財産と自由の問題が論じられている。その章内の見出しは、恒産なくして自由なし、などを含む。その中で本多静六の『私の財産告白』が言及され、財産を築くことの重要性をまじめに論じた本多を賞賛している。この本は昭和25年の本と渡部には紹介されている。ずいぶん絶版だったのだろう。その本が最近再版された。おいらはまだ読んでいないが、雪斎さんのブログで内容が紹介されている。雪斎さんは大学教官らしいので時間がそもそもある職種とのこと。普通の賃金労働者も自分の経済的安全保障には財産があれば望ましい。
それにしても、堀江貴文さんや佐藤ゆかりさんの立候補に「金儲け」嫌悪ヒステリーともいうべき批難が多い。これは、日本はこの地球上で最も資本制が発達している地域のひとつなのに不思議である。みんなお金のお世話になって暮らしているのに。お金・資本にちゃんと対峙しないのが現代日本の問題のひとつではないかと思う。
ただ皮肉なことにこの『続知的生活の方法』の4 知的独立において渡部は「疑似恒産としての就職」として現代日本は就職することが恒産をもつことと等しいと主張している。1979年のことである。 今やむかし、である。
テレビで民主党の枝野さんが小泉・自民党はパフォーマンスだけだ、と批難していた。政策で競い合おうという言い分だ。枝野さんはまともで将来に期待大であるが、小泉・自民党はパフォーマンスだけだ、という物言いはいただけない。performanceを辞書で引くと7項目あったが、主要な2つは;
1. A performance involves entertaining an audience by doing something such as singing, dancing, or acting.
2. Someone's or something's performance is how successful they are or how well do they something
である。1.が、唄う・踊る・演ずるの、現在日本の口語で使われている「パフォーマンス」の意味。2. が、どれだけ成功したか・うまくやったかという「業績」を意味するperformance.
業績を振り返るとは、これまでどうやってきたか、つまりはこれまでの生き様はどうであったか、ということを考えることである。この視点で小泉さんと小沢一郎さんを比べると、やっぱり小泉さんの方が優れているのではないだろうか?小泉さんは現役の郵政大臣のころから郵政民営化を主張し、官僚から総スカンを喰らっていた。それでも、官僚に阿(おもね)ることなく自説堅持。まあ、あいつは変人だから、ということで周囲も停戦していたのだろう。細かいところではプレゼントなど受け取らず、バレンタインデーのチョコレートさえ突っ返すと高市早苗が言っていた(今回は純ちゃんのお役に立ててよかったね、さっちゃん)。さらにはこういう実績 ブログ音極道茶室 もあるそうです。
一方、小沢さんは三つ子の魂百まで忘れずか、またごちゃごちゃ裏でかき回しているみたい。小沢さんは小泉さんを内容がないと批難する。そして自分は政策をわかりやすく説明する。だから偉いと。でも、そういう姿勢がおかしいのよ。人間というのは語りうること以上のことを識っているのであって、自分の行動をいちいち言語で単純に説明できない。それにそもそも政治で、おまいは政敵だから粛清する!、と宣言しないのです。小泉さんは政治職人なのです。職人は学者じゃないのでものづくりを必ずしも説明できるわけではない。でも、実際につくれる。小沢さんは、なにかインテリコンプレックスがあるような気がする。小泉さんは、ごたくならべず、行動で反対候補立てるのみ。この行為こそ意味がある。だってその候補を口説かねばならないし、応援組織も実際に稼動させないといけない。さらには今回小泉さんは粛清を堂々と制度にのっとり行っていること。これは小沢さんの政治的親である田中角栄が金権批判をする自民党議員の選挙区に田中派の保守系無所属を立候補させたり、させると脅したり陰険にやっていたよりはましだろう。
それにしても民主党の幹部って、小沢・羽田・鳩山・そして代表の岡田と田中・竹下派の連中ばかりだね。岡田代表が自民党内の権力闘争と批難するけど、自民・民主の対決が旧自民党の内ゲバだよね。民主党もこういう旧自民党が引退して枝野さんみたいひとがトップにならないといけない。
テリー伊藤が、国民・自民・民主を三角関係にたとえ、民主は自民の悪口ばかり言ってる男のようで、少しは自分の魅力を女=国民に見せろと、主張。ほんとそうだよ。小沢さんの、小泉なにがし とか、中身からっぽ とか、批難がさむざむしいんだよね。
今日、選挙案内来ました。公示前だけど....
PS、 刺客って、しかく、だろう、テレビ人さあ。 しきゃく、ってそれじゃあ江戸っ子が発音する 飛脚 だろうに。
1. A performance involves entertaining an audience by doing something such as singing, dancing, or acting.
2. Someone's or something's performance is how successful they are or how well do they something
である。1.が、唄う・踊る・演ずるの、現在日本の口語で使われている「パフォーマンス」の意味。2. が、どれだけ成功したか・うまくやったかという「業績」を意味するperformance.
業績を振り返るとは、これまでどうやってきたか、つまりはこれまでの生き様はどうであったか、ということを考えることである。この視点で小泉さんと小沢一郎さんを比べると、やっぱり小泉さんの方が優れているのではないだろうか?小泉さんは現役の郵政大臣のころから郵政民営化を主張し、官僚から総スカンを喰らっていた。それでも、官僚に阿(おもね)ることなく自説堅持。まあ、あいつは変人だから、ということで周囲も停戦していたのだろう。細かいところではプレゼントなど受け取らず、バレンタインデーのチョコレートさえ突っ返すと高市早苗が言っていた(今回は純ちゃんのお役に立ててよかったね、さっちゃん)。さらにはこういう実績 ブログ音極道茶室 もあるそうです。
一方、小沢さんは三つ子の魂百まで忘れずか、またごちゃごちゃ裏でかき回しているみたい。小沢さんは小泉さんを内容がないと批難する。そして自分は政策をわかりやすく説明する。だから偉いと。でも、そういう姿勢がおかしいのよ。人間というのは語りうること以上のことを識っているのであって、自分の行動をいちいち言語で単純に説明できない。それにそもそも政治で、おまいは政敵だから粛清する!、と宣言しないのです。小泉さんは政治職人なのです。職人は学者じゃないのでものづくりを必ずしも説明できるわけではない。でも、実際につくれる。小沢さんは、なにかインテリコンプレックスがあるような気がする。小泉さんは、ごたくならべず、行動で反対候補立てるのみ。この行為こそ意味がある。だってその候補を口説かねばならないし、応援組織も実際に稼動させないといけない。さらには今回小泉さんは粛清を堂々と制度にのっとり行っていること。これは小沢さんの政治的親である田中角栄が金権批判をする自民党議員の選挙区に田中派の保守系無所属を立候補させたり、させると脅したり陰険にやっていたよりはましだろう。
それにしても民主党の幹部って、小沢・羽田・鳩山・そして代表の岡田と田中・竹下派の連中ばかりだね。岡田代表が自民党内の権力闘争と批難するけど、自民・民主の対決が旧自民党の内ゲバだよね。民主党もこういう旧自民党が引退して枝野さんみたいひとがトップにならないといけない。
テリー伊藤が、国民・自民・民主を三角関係にたとえ、民主は自民の悪口ばかり言ってる男のようで、少しは自分の魅力を女=国民に見せろと、主張。ほんとそうだよ。小沢さんの、小泉なにがし とか、中身からっぽ とか、批難がさむざむしいんだよね。
今日、選挙案内来ました。公示前だけど....
PS、 刺客って、しかく、だろう、テレビ人さあ。 しきゃく、ってそれじゃあ江戸っ子が発音する 飛脚 だろうに。
8月26日の産経新聞の社説;
■【主張】TX開通 IT技術の融合にも期待
開通したばかりの東京・秋葉原と茨城・つくば市を結ぶ「つくばエクスプレス」(TX)に乗った。これまでつくば市へは出張感覚だったが、今回は最短で四十五分と、通勤感覚に変身していた。このメリットを沿線自治体や企業、住民がどう生かすか、知恵を出し合うことが重要だ。
TXは首都圏で最後の大規模鉄道になるといわれ、沿線の東京都、埼玉、千葉、茨城の各県や市区町村などが出資する第三セクター会社だ。総事業費が一兆円弱の巨大プロジェクトだけに、赤字経営が心配される。
全国的にみても、鉄道を運営する第三セクターは赤字を抱えている会社が多い。大都市圏、過疎地を問わず巨額の負債を抱え、北海道北見市の「ふるさと銀河線」のように廃止に追い込まれる路線も出ている。
こうした反省から、国と沿線自治体がそれぞれTXに無利子貸し付けをして財務負担の軽減を図った。その結果、初乗り運賃は百六十円に抑えられた。これで利用者が増えれば、地域活性化の一助となろう。
ただ、財政難に苦しむ沿線自治体にとってはリスクを伴う。TXが単年度黒字を計上するまでに、十年以上もかかるといわれるからだ。しかも、全国の第三セクターの経営はとかく甘さが指摘されている。TXは新しい経営モデルを見せてほしい。
一方で沿線の開発が促進されるというメリットがある。沿線では鉄道と開発を一体で取り組む「宅地開発・鉄道整備一体化法」が初めて適用され、大規模宅地造成が開始されつつあるが、乱開発だけは厳しく監視すべきだ。
最大のメリットは、多くの研究機関やハイテク企業が集積し、一大研究学園都市を形成しながら“陸の孤島”だったつくば市と、電気街からIT(情報技術)の拠点となりつつある秋葉原が直結したことだ。
産経新聞社は大手町にあるのだろう。目の前の東京駅から、10-20分おきに出ている、高速バスに乗れば、TXの終着駅のつくばセンターまで1時間である。大手町から秋葉原に行って、TXに乗り換えてつくばに行くのと変わらない。ましてTXの快速は30分に1本である。待ち時間を入れればバスの方が早いだろう。つくば通ならバスは高速道路でstuckするかもしれないといわれかもしれないが、社説を書く新聞社の人間ならバスの遅れの平均時間などを関東鉄道バスに取材すればよろしい。おいらの経験では遅れはほとんどない。それで産経論説士の表現が、出張感覚から通勤感覚へ、である。もっとも、霞ヶ関の記者クラブで情報の配給でメシを食っているその日常感覚からすれば、つくば行きなど出張と思えるのかもしれないが。
最後の3パラグラフが全く意味不明である。まずIT技術の川上がつくばで、川下が秋葉原電気街という事実はない。秋葉原電気街で売っているものの何がつくばの研究機関やハイテク企業を起源とするものであるのか?具体的に示して欲しい。仮に、技術の川上を担当する機関がある地域と技術の川下を担当する機関のある地域が電車で結ばれたら、技術が融合するのであろうか?もし、川上の技術者が川下の技術者に用があったら勝手に行くだろう。今だって上記のようにバスで1時間だ。そもそも技術の融合が電車で通って面談する交流なんかより、インターネットでの交流のほうがよほど効果的である。
で、この産経の論説士のでたらめな論説のからくりをささえる認識(誤認識)はこうだ;
秋葉原とつくばという「なんとなく理系」っぽい街が電車で結ばれた。だから、この電車は技術の融合に役立つはずだ。 という幼稚で凡俗で事実に基づかない連想。
つくば研究学園都市で技術の基礎研究(川上)をやっている。←大間違い。こういう認識は研究開発の直線モデルという20世紀にすでに破綻している幻想に基づく。その幻想は研究は、大学→政府研究機関→民間企業への技術移転→産業化。そんな例は現代の技術開発の主流では全くないのである。大学発の例外技術インパクトは、大見忠弘のインテルに提供した半導体製造基礎技術。 彼は日本の税金で米国企業を世界No1にした。日本の半導体企業がどこも大見を受け止められなかったので現在の無残な敗残となっている。
つくばエクスプレス問題とずれるが、産経新聞は、かりそめにも産業経済新聞であるなら、産業の基幹である技術がどう開発されているかちゃんと調査報道したらどうだろう。例えば旧通産省はつくばに産業技術開発目的の国立研究所を持っていた(現在は省庁改変及び独立行政法人化で名目は変わっている。ただしtax eater組織であることは変わらない)。つまり、その産業技術開発目的の国立研究所群は税金を使う。目的は、税金を納める民間企業が利益をだせるように、技術を民間に提供するためである。したがって、原理としては、民間が利益を挙げ、その中から税金を払い、その税金を食税研究機関は使っているのである。実際はそれほど税収に貢献しているのだろうか?食税ばかりではないのか?そもそも、産業技術開発目的の国立研究所群があげた成果はどうなっているのか?その成果とは、提供した技術を利用した民間企業の産業化および納税額で計られるべきである。その統計はあるのだろうか?なければ新聞はなぜ指摘しない。
■【主張】TX開通 IT技術の融合にも期待
開通したばかりの東京・秋葉原と茨城・つくば市を結ぶ「つくばエクスプレス」(TX)に乗った。これまでつくば市へは出張感覚だったが、今回は最短で四十五分と、通勤感覚に変身していた。このメリットを沿線自治体や企業、住民がどう生かすか、知恵を出し合うことが重要だ。
TXは首都圏で最後の大規模鉄道になるといわれ、沿線の東京都、埼玉、千葉、茨城の各県や市区町村などが出資する第三セクター会社だ。総事業費が一兆円弱の巨大プロジェクトだけに、赤字経営が心配される。
全国的にみても、鉄道を運営する第三セクターは赤字を抱えている会社が多い。大都市圏、過疎地を問わず巨額の負債を抱え、北海道北見市の「ふるさと銀河線」のように廃止に追い込まれる路線も出ている。
こうした反省から、国と沿線自治体がそれぞれTXに無利子貸し付けをして財務負担の軽減を図った。その結果、初乗り運賃は百六十円に抑えられた。これで利用者が増えれば、地域活性化の一助となろう。
ただ、財政難に苦しむ沿線自治体にとってはリスクを伴う。TXが単年度黒字を計上するまでに、十年以上もかかるといわれるからだ。しかも、全国の第三セクターの経営はとかく甘さが指摘されている。TXは新しい経営モデルを見せてほしい。
一方で沿線の開発が促進されるというメリットがある。沿線では鉄道と開発を一体で取り組む「宅地開発・鉄道整備一体化法」が初めて適用され、大規模宅地造成が開始されつつあるが、乱開発だけは厳しく監視すべきだ。
最大のメリットは、多くの研究機関やハイテク企業が集積し、一大研究学園都市を形成しながら“陸の孤島”だったつくば市と、電気街からIT(情報技術)の拠点となりつつある秋葉原が直結したことだ。
産経新聞社は大手町にあるのだろう。目の前の東京駅から、10-20分おきに出ている、高速バスに乗れば、TXの終着駅のつくばセンターまで1時間である。大手町から秋葉原に行って、TXに乗り換えてつくばに行くのと変わらない。ましてTXの快速は30分に1本である。待ち時間を入れればバスの方が早いだろう。つくば通ならバスは高速道路でstuckするかもしれないといわれかもしれないが、社説を書く新聞社の人間ならバスの遅れの平均時間などを関東鉄道バスに取材すればよろしい。おいらの経験では遅れはほとんどない。それで産経論説士の表現が、出張感覚から通勤感覚へ、である。もっとも、霞ヶ関の記者クラブで情報の配給でメシを食っているその日常感覚からすれば、つくば行きなど出張と思えるのかもしれないが。
最後の3パラグラフが全く意味不明である。まずIT技術の川上がつくばで、川下が秋葉原電気街という事実はない。秋葉原電気街で売っているものの何がつくばの研究機関やハイテク企業を起源とするものであるのか?具体的に示して欲しい。仮に、技術の川上を担当する機関がある地域と技術の川下を担当する機関のある地域が電車で結ばれたら、技術が融合するのであろうか?もし、川上の技術者が川下の技術者に用があったら勝手に行くだろう。今だって上記のようにバスで1時間だ。そもそも技術の融合が電車で通って面談する交流なんかより、インターネットでの交流のほうがよほど効果的である。
で、この産経の論説士のでたらめな論説のからくりをささえる認識(誤認識)はこうだ;
秋葉原とつくばという「なんとなく理系」っぽい街が電車で結ばれた。だから、この電車は技術の融合に役立つはずだ。 という幼稚で凡俗で事実に基づかない連想。
つくば研究学園都市で技術の基礎研究(川上)をやっている。←大間違い。こういう認識は研究開発の直線モデルという20世紀にすでに破綻している幻想に基づく。その幻想は研究は、大学→政府研究機関→民間企業への技術移転→産業化。そんな例は現代の技術開発の主流では全くないのである。大学発の例外技術インパクトは、大見忠弘のインテルに提供した半導体製造基礎技術。 彼は日本の税金で米国企業を世界No1にした。日本の半導体企業がどこも大見を受け止められなかったので現在の無残な敗残となっている。
つくばエクスプレス問題とずれるが、産経新聞は、かりそめにも産業経済新聞であるなら、産業の基幹である技術がどう開発されているかちゃんと調査報道したらどうだろう。例えば旧通産省はつくばに産業技術開発目的の国立研究所を持っていた(現在は省庁改変及び独立行政法人化で名目は変わっている。ただしtax eater組織であることは変わらない)。つまり、その産業技術開発目的の国立研究所群は税金を使う。目的は、税金を納める民間企業が利益をだせるように、技術を民間に提供するためである。したがって、原理としては、民間が利益を挙げ、その中から税金を払い、その税金を食税研究機関は使っているのである。実際はそれほど税収に貢献しているのだろうか?食税ばかりではないのか?そもそも、産業技術開発目的の国立研究所群があげた成果はどうなっているのか?その成果とは、提供した技術を利用した民間企業の産業化および納税額で計られるべきである。その統計はあるのだろうか?なければ新聞はなぜ指摘しない。
玉子豆腐好き (?)
おいらは数年前、2ヶ月ほど長州で出稼ぎをした。その時職場の「カフェテリア」形式食堂のおかずコーナーには常に目立つところに玉子豆腐があった。昼メシのおかずにふつうの豆腐の冷奴は全国定番だと思う。東日本で、「カフェテリア」形式食堂のおかずコーナーに玉子豆腐はそんなに当たり前かな?おいらの経験は違う。あんまり見たことない。見たとした記憶に残っているはず、なぜなら玉子豆腐っておいしいよね。
なぜ、長州人が玉子豆腐好きかと推定したかというと、昼間毎日たまごドーフ食ってたうえに、夜、居酒屋のつきだしに玉子豆腐が出た。長州で。これで、ああやっぱりそうか、と思った次第。玉子豆腐の県別消費量とかネットで調べたがない。ちなみに餃子はあるんだよね。
で、長州人は玉子豆腐ずき、はどうなんだろう?
おいらは数年前、2ヶ月ほど長州で出稼ぎをした。その時職場の「カフェテリア」形式食堂のおかずコーナーには常に目立つところに玉子豆腐があった。昼メシのおかずにふつうの豆腐の冷奴は全国定番だと思う。東日本で、「カフェテリア」形式食堂のおかずコーナーに玉子豆腐はそんなに当たり前かな?おいらの経験は違う。あんまり見たことない。見たとした記憶に残っているはず、なぜなら玉子豆腐っておいしいよね。
なぜ、長州人が玉子豆腐好きかと推定したかというと、昼間毎日たまごドーフ食ってたうえに、夜、居酒屋のつきだしに玉子豆腐が出た。長州で。これで、ああやっぱりそうか、と思った次第。玉子豆腐の県別消費量とかネットで調べたがない。ちなみに餃子はあるんだよね。
で、長州人は玉子豆腐ずき、はどうなんだろう?
豚ばら と ねぎ を買いますた。
むしあつい! ぶたばら食って、元気になりたい。
◆小泉さんの一連の動きを見ていて、ネガとしておいらが思い浮かべていたのは小沢一郎さん。小沢さんこそ原理を立てて、それに従うのが党議員であるべし、との強引手法を取ってきた人ではないか!そして、その原理的手法がことごとく裏目にでて弱小化し、最後は民主党にもぐりこんでいる。
その理屈は合っているはずだが強引な手法にまわりは付いていけず、小沢党は少数化していった。最後は民主党にもぐりこんで、今はこそこそ何かやっているのだろう。今回の2つの新党立ち上げに一役買っているという証拠なしの憶測はおいらは納得する。小沢さんは田中康夫と仲いいし。
さて、小沢さんがやりたくてできなかった、自分党でしかない自民党の原理による統制を小泉さんはやってのけたことになる。この差は大きいと思う。政治はマニフェストを作るとかの作文作業ばかりでなく、それを具現化する政治技術、政局技術が必要なのである。政治家には、評論家みたいな御仁が多すぎで、技術が未熟なんだと、おいらは、思う。
でもやっぱ小泉さんと小沢さんは似ているところがある。統制者志向だし、まわりにイエスマン・ウーマンばかりおきたがっているところなど。違いは演劇性とか美的センスかと。
そんな小沢さんは今夜からテレビ出演開始だそうです。新党立ち上げもおわったし。ということでしょう。
●小泉さんが民主党の岡田代表を「竹下派の小僧」としか見ていないのではないか?という説はこちら。1月25日の記事です。