「北京の書店」
「ワシントンの本屋」
「デリーの大きな本屋」
「デリーの本屋」
に続く「オスロの本屋」。
英語の本とノルウエイ語の本が混じって並べている。アジア関係とか専門になると英語ばかり。ちなみに中国コーナーとコリアコーナーはあっても日本コーナーはなし。Samuraiとかいうタイトルの本は「アジア」のコーナーに。
なぜか、レーニン・マオ・スターリンの本が山積み。
この街にあるもので、日本でいちばん有名なのは、ムンクの『叫び』でないべか。でも、『叫び』を見せて、どこのだれの作品か?と尋ねたら、ムンクという答えは返ってきても、ノルウエイというのは期待できなさそう。
日本人にノルウエイといったら何?と聞くと、たぶん、ノルウエイの森だろうね。ノルウエイの森って、昔付き合った女の部屋は「ノルウエイの森」のようによそよそしかったというジョンレノンのhotでない女を表現する隠喩に他ならないのだけど、村上春樹のあの話も「ノルウエイの森」に関係がない。ビートルズの歌も村上春樹のお話もノルウエイとはなんら関係がない。そもそもなぜ「ノルウエイの森」なのか?と今考えたら、イギリスには森がないので、ジョンレノンにとって森とはノルウエイであっただけだろう。norwegian woodって安建材のことだ。hotでない女を表現する隠喩。これは南の島=ハワイという日本人のステレオタイプ程度のものだ。悲惨だ!ノルウエイ王国! The exact meaning of the title "Norwegian Wood" remains a mystery.
さて、国王殿下はだれでしょう?
ノルウエイ国立美術館にあります。 今気づいたけど、王立じゃないんだね。
ノルウエイみやげにムンク関連グッズだけはやめれ、といわれたけど、そうはいくか。おまいのみやげはムンク関連グッズだ! この絵画マグネット日本でも売ってるんだけどネ。
『叫び』を見ると破滅的なゲージツ家とも思ってしまうが、ムンクは80過ぎまで生きた「健全」なひとのようだ。その多作を見るとコンスタントに創作する術をもった、絵画職人的なひとなのかもしれない。おいらは、普通のひとなので、『叫び』より『Sister Inger』が好きです。
コペンハーゲン空港
◆ヨーロッパ行きの飛行機は成田を離陸した後北上。札幌、旭川の上空を通ってシベリアに向かい西シベリア、サンクトペテルブルグの上あたりを飛んで、ヨーロッパに向かう。
成田からコペンハーゲンまで11時間かかる。お日様を追っていくので、窓を開ければいつでもまぶしい日差し。
なぜかしら、コペンハーゲンでパスポートコントロールを通って、ハンコをもらう。コペンハーゲンから目的の国へ。飛行機ぼろい。そうしたら、目的国で、パスポートコントロールを経ずに外にでちゃう。こわくなったので、(出国の時、入国のスタンプないので出国できなくなるのではという不安)、インフォメーションで聞いたら、コペンハーゲンでスタンプ押してもらったのだからいいのだ、とのこと。
よくわからんけど。ちなみにこの国EUに入っとらんのだよ。