いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

(無題)

2013年04月28日 20時40分35秒 | その他

空き地に「筑波山」をみた。

 ジミーさん、絶句!

 

 4.28問題

4.28問題こそ、ねじれにねじれた「戦後という問題」だと、おいらは、2006年から指摘している(愚記事;4.28伝説)。

占領下に制定された交戦権を放棄するという事実上の主権放棄を唄った憲法を背負ったまま、ぬっぽん は「独立」したのだ。

交戦権を放棄した独立なんてバカな話がありえるはずもなく、交戦権を持った米軍が日本列島の空間に君臨することとなる。

だから、これが、主権放棄の主権回復という、ねじれにねじれた「戦後という問題」という意味だ、

▼ 本当の ぬっぽんウヨ は、この主権放棄の主権回復という欺瞞をこそ打撃すべきなのだ。

しかし、この安倍ちゃんの「主権回復」セレモニーを打撃したのは、捨て子の振りをする人たちだ;

捨てられて、屈辱だと叫ぶ。 (捨てられて、縁が切れて、あーラッキー!と、なぜ、思えない?

而して、旧琉球王国の民(たみ)様たちが、御憤激との報道は、あまたなされている。

それにしても、サンフランシスコ平和条約の抱き合わせの(今となっては)旧安保条約には、

「内乱条項」というのがあって、日本国内での「過剰」な「民主化運動」には、米軍が出動して「内乱」を鎮圧する約束だったのだ。

「内乱」寸前? なにより「主権」のおかげで「表現の自由」 (google

1960年、「『内乱』を起こさずに」、この旧安保条約を改定し、「内乱条項」を破棄したのが、岸信介さんだ。

「主権」は少しずつ回復されるのだ。

永久「主権回復」運動!

レコンキスタは、続くのだ。

4.28は、まだまだ「ピレネー」だったのだ。

グラナダ陥落(google)は、数百年のちのだ。

だから、琉球は「後まわし」なのだ。

でも、レコンキスタ前に、中共領になるかもね...

▼ ずっと、ユージンちゃんで

ずっと、ユージンちゃんでいられますように。

おいらの希望は、それだけだ。

 



ぶどうの木再生日記;第6週目

2013年04月27日 08時19分56秒 | 草花野菜

 

 

▼ 今週の筑波山麓

▼ 今週の看猫

―陽ざしに喜ぶうめちゃん―

 

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my controversial advertisement

2013年04月24日 20時36分06秒 | その他

- You ask me for a contribution
       Well, you know -   Lennon/McCartney


            プランジャパンの広告

今週は見当たらなかったが、少し前、都内に行ったとき、山手線の車両内の広告にあった。

南インド風の衣装の少女の画像。 そして、広告のコピー。

13歳で結婚。 14歳で出産。 恋は、まだ知らない。

広告全体が、非常に印象的で、人の注意を引く。

そして、うーん、なんだかなぁ~。

まずは、寄付を集める組織の広告としては、いかにも悲惨な子供たち、たとえば飢餓に瀕している様子の画像とかを採用する方針とは違う点が特色である。なので、この広告はただのpolitical correctnessから逸脱しないようにするわけではなく、一歩(以上)踏み越えているものである。だから、controversial 。

きれいに着飾った少女。

そして、13歳で結婚。 14歳で出産。 恋は、まだ知らない。

おいらの第一印象は、大きなお世話じゃないか! 伝統的社会なんだし。

なにより、恋は、まだ知らない、というあざとい物言いにも、うーん、なんだかなぁ~。

一方、当該団体・プランジャパンの言い分は;

女の子への教育が、世界を変える力になる。

途上国の女の子や女性たちは貧しさの中にありながら、
「女の子・女性であること」で社会の底辺に置かれ、より困難な状況に直面しています。
このように様々な機会を制限されながら、さらに暴力や性的嫌がらせを受けやすく、
早すぎる結婚や家事労働を強いられます。

プランはBecause I am a Girlキャンペーンを通じて、
次世代を生む女の子たちが「生きていく力」を身に付けることを目指しています。

伝統社会への啓蒙活動なのだ。 確かに、近代社会を生きる上では、「教育」が必要となる。「学問のすすめ」の世界だ。

それにしても、結婚や家事労働に「早すぎる」ということがあるのは、近代社会に特有なことではないのだろうか?

生物学的には、初潮をむかえれば、早すぎる結婚、ということもないだろう。

そして、教育や学問が必要ない世界って、よいのではないだろうか? と思ったりしないのだろうか?

望まない啓蒙の洗礼を受けたおいらが、このNPOに寄付している近代日本人に、ちょっと逆襲してみる;

  はたちで就活。21歳で労働力商品。 生産は、まだ知らない。

なにより、さんざん啓蒙、教育を受けた末、若いころは「恋」にうつつを抜かし(色恋三昧)[1]、
  
             そして、年を食って、なぜかしら子作りに目覚め、

     高齢出産のための不妊治療を試みて、悪戦苦闘って、悲惨じゃないか?

  20代で多情、30代で淫乱。 子は、まだ知らない。


[1]; 「ばくち」にうつつを抜かしていた御嬢もいる(愚記事)。

    啓蒙、教育より、何か本質的なことを見失っているような気がする。 それが、近代社会だ。

▼ ロマンティックラブ イデオロギー

 たしかに、13歳、14歳はたしかに幼く、教育はともかく、属する伝統文化の習得にもう数年かけるべきという言い分はありうるだろう。

でも、恋は、まだ知らない。はイデオロギッシュなプロパンガンダだ。

振興インドで活躍する人材を輩出しているとされるインド工科大学(I I T)<Google>出身のお兄ちゃんたちに聞いたことがある。
(関連愚記事;インド、「出世」と英語  の例の人たちは、インド工科大学(IIT)出身のお兄ちゃんたちである)

   「おめえさんたち、嫁さんはどうするんだ?」

      みんな即答、「親が決める」。

教育や啓蒙の如何にかかわらず、「恋」がない社会はあるのだ。

関連愚記事; 恋愛イデオロギー:インドと日本 

やはり、でも、恋は、まだ知らない。はイデオロギッシュなプロパンガンダなのだ。

▼ Google; 女の子だから

高度資本主義国で、「女の子だから」処遇が悪いのだ!と思っている「意識の高い」高級賃金「女子」労働者をあてにした募金活動だ、とおいらは邪推する。

▼「女の子だから」顕彰される(生きてて「差別」、死んでも「差別」)。

 
うめちゃん。 because she was the first...

愚記事より。 この画像は鹿児島の街をでたらめに散歩してたら、ばったり見つけて撮ったもの。

 

 

 

 

 


たけのこごはん

2013年04月21日 20時19分58秒 | その他

たけのこをもらった。

たけのこごはんにして、食べた
(お米も、もらいものなので[1]、すべてがもらいものです)。

 

 Máo(茅)-Máo (毛) 闘争/暗黙共闘

フリードマン自由賞というのがあるらしい。米国のあるシンクタンク(ケイトー研究所)が出しているものであるとのこと [2]。そのフリードマン自由賞を、去年の2012年、中国の経済学者の茅于軾(83)が受けた。

フリードマンといえば、自由主義の教祖とされる(wiki)。第1次安倍内閣で実施が物議をよんだ「教育バウチャー」はフリードマンが推奨する施策である。

フリードマンにとっての理想は、規制のない自由主義経済の設計であり、詐欺や欺瞞に対する取り締まりを別にすれば、あらゆる市場への制度上の規制は排除されるべきと考えた。

つまりはフリードマンは政府の役割を極小化することを目指していたわけです。 シカゴ派(wiki)

そのフリードマンの思想の応用実施例が、チリのピノチェト政権(1973-1990)である。前の社民政権のアエンデ派を多数殺し、議会制を否定するなど、軍事独裁政権であった。

そのチリのピノチェト軍事独裁政権の経済政策が、「自由主義」であった;

経済政策では、ミルトン・フリードマンが主張する新自由主義を実行し、「シカゴ学派」と呼ばれるフリードマンの弟子のマネタリストを大勢招いた。ピノチェトは世界恐慌以来続いた輸入代替工業化政策の大規模な否定に取り掛かったのである。事実、ピノチェトは政権奪取後から短期的には良好な経済成長を実現し、フリードマンはピノチェトの政策を「チリの奇跡」と呼び、ピノチェトの支持者たちは「アジェンデの失政によって混乱した経済を立て直した」と評価した。 (wiki

言論の自由など政治的、社会的、文化的自由はないが、市場経済は自由主義なのだ。経済に対し、政府は権力を行使しないという政策なのだ。つまりは、いわば、経済的アナーキズムである。

さて、中国。そのフリードマン自由賞を受けた茅于軾は、毛沢東を批判しているらしい。

 論争が起きるのは「共産党が真相を隠している」からだ

 茅于軾氏は政府系シンクタンク・中国社会科学院の研究員で、独立系シンクタンク・天則経済研究所の所長などを歴任する中国経済学界の大御所的な存在。氏は話題の文章でこのようにつづっている。

 「大躍進の3年間(1958~1960年)で、3000万以上の中国人が餓死した責任が毛沢東にあることを疑う余地はない」「この責任から逃がれるた め、毛沢東は自ら文化大革命を起こし、中国に大きな不幸をもたらした」「毛沢東は権力欲のために理性を失い、最大の犠牲を払っても権力を手中に収めようと した」「その権力を掌握する方法は階級闘争であり、闘争相手をもっとも残忍な方法で消滅している」「毛沢東の冷酷さは超人的で、最低限の人間性も備えてい ない」「最大限の苦しみ。これが毛沢東が起こした文化大革命の本質であり、『人民の救いの神(歌詞)』が人民に与えたプレゼントである」

 茅氏は毛沢東を批判したうえで、「国と人民に大きな災いをもたらした張本人である毛沢東の肖像画が、いまだ天安門楼上に掲げられ、みんなが毎日使うお札に印刷されているのは、この茶番劇の幕がまだ降ろされていないということだ」と指摘した。

( 毛沢東批判で大論争 米紙「中国を彷徨う赤い幽霊

そして、茅于軾さんは政治的、文化的自由を求めているらしい。

■経済発展と民主化、表裏一体の関係

 ――経済学者の茅さんがなぜ、民主化を訴え続けているのですか。

 「市場化と民主化は、表裏一体だからです。いま必要なのは毛沢東の思想ではありません。経済は、お金やモノや情報を交換することで発展していく。スムー ズな交換に必要なものとは何か。公正なルールのもと、誰もが自由に公平な立場で参加できる仕組みです。法治が機能し、互いが信用しあっていれば予測がつき やすく、余計なコストがかからない。自由や平等、民主や人権といった価値観に裏打ちされた社会のほうが、経済は発展しやすいのです」  茅于軾さんに聞く「毛沢東批判」の経済学

でも、そうなんだろうか? フリードマン主義のチリのピノチェトは軍事独裁政権だ。そこで、経済が発展したらしい。

そして、何より、中国だって、そうじゃないか! 共産党の独裁政権の下で経済が発展しているのだ。独裁政権の下で経済アナーキズムが跋扈しているのだ! 毛沢東主義こそ、毛沢東死後の改革開放時代の経済発展の礎なのである。六四天安門事件で民を戦車と銃で多数殺した小平は正統な毛沢東主義者に他ならない。

現在の中国共産党は、今後、「民主化」すれば 経済アナーキズムから、国中がほんとのアナーキー状態になると恐怖しているのだ。

(アナーキーの自由を得ているのは、やはり、中国共産党幹部である。投資移民(google)というのがあって、中国で自国の民をこき使って搾取したカネをもって、海外に逃げているらしい。 今ではすっかり有名になった言葉; 裸官。 なにより、習近平など共産党の幹部の子弟が米国に留学するのは、自国に文化的自由がないからである。北朝鮮や中国の将来の指導者が本国の庶民が受ける教育を受けないのは、シャブの売人が絶対シャブには手を出さないことと同じである。庶民をシャブ漬けにしていることで君臨するためには、シャブに基づく幻想的理性ではなく、現実的理性が必要だからだ。)

▼さて、ピノチェト―毛沢東。 出典がないのだが、ピノチェト政権がクーデターで成立したとき、毛沢東は「祝福」したはずである。理由は、うす甘いサヨクであるアエンデが嫌いだったのだと推定するが、今となっては、歴史の狡知のカンで、 経済アナーキズムを実現する独裁者どうしで通じていたのだ。

なお、おいらは、独裁下の経済自由主義を特異なものとして非難しているわけではない。世界やぬっぽんのお調子ものにも賞賛されているシンガポールの創設者リークアンユーさんは、小平を尊敬していて、天安門事件の弾圧処置を支持している(愚記事)。つまりは、よくある政態なのだ。

まとめ; 文化大革命という「狂気」の時代が終焉し、開放改革路線という「明るい理性」の時代になったので、中国は経済成長を遂げたというのは、実は違って、文化大革命という「狂気」が資本主義というアナーキズムとあいあまって出来(しゅったい)したという解釈(例えば、余華、『十個詞彙裡的中国』)は、穿っている。 文化大革命という「混乱とアナーキー」の精神で、みんなが走資派となったのが今の「拝金至上主義」の中国である。そして、同様の現象は、1960年代の日本において、1940年代前半の狂気の米英撃滅・大東亜共栄圏建設の情熱が、GNP増大による対米復讐「闘争」、経済で見返してやれ!(平和的、米英撃滅!)路線として出来(しゅったい)したこととして見ることができる。 

大丈夫か!? 東アジアの自由経済! そして、何より、この地球上で、たけのこを食べるのは、東アジア人だけだというではないか!



[1] ある農家からお米を、 おいらがお武家さま然としているからか、献上してもらっています  40歳すぎて非正規労働者なので恵んでもらっています

[2] google; ケイトー研究所 フリードマン


ぶどうの木再生日記;第5週目

2013年04月20日 08時50分28秒 | 草花野菜

● 今週のハナミズキ

▼ 今週の看猫

クロネコとみけちゃん。 

ワンパターンの愚ブログ(クロネコを見るくろねこ)。

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蔵秘庵 を開けてみた、そして、Lee Kuan Yew (リー クアン ユー、李光耀)さん語録

2013年04月14日 20時47分50秒 | 中国出張/遊興/中国事情


   中国⑲ 蔵秘庵 

 ― 直結愚記事; チベタン中共派

8年前に北京に行った時、蔵秘庵を買った。でも、そのままひとへのおみやげとした。だから、この蔵秘庵の缶ケースを開けたことはなかった。缶ケースは密着系ラップで覆われていたので、開けて見てみるだけということもできなかった。

去年、上海に行ったとき、探した。あった。買ってきた。 開けた。

缶を開けると、ひとつぶづつ袋づめ。開けると六角形の飴。味はほんのり琵琶風味。琵琶っていわれなきゃ、わからない。

■ (つづりまちがってたよ。  Yue Yew 。 あー、恥ずかしい)


Lee Kuan Yue Yew (リー クアン ユー、李光耀)さん語録 (Amazon

愚ブログに現れたるLKYさん

中国が台頭してきた21世紀の国際情勢の行く末をアジア筆頭の実務的知識人であるLee Kuan  Yue Yew(リー クアン ユー)さんに語ってもらおうという企画。実は新規インタビューばかりでなく、これまでのLee Kuan  Yue Yew(リー クアン ユー)さんのインタビューでの発言集。先日、愚ブログでも触れた(TIME誌にLKY氏のインタビューが出ているのを見た)。

  Lee Kuan  Yue Yew(リー クアン ユー、李光耀)さんの尊敬する政治家は、ド・ゴール(関連愚記事)、チャーチル(関連愚記事)、そして小平(関連愚記事)である。特に、小平は買っていて、天安門事件の弾圧処置を支持している。

 そんなLee Kuan Yue Yew(リー クアン ユー、李光耀)さんの21世紀の世界情勢の展望に、日本はほとんど出てこない。

 この日本の現状世界情勢における存在感のなさというのは、おいらのacross a deatn valley 稼業でも常日頃、感じている。なにより、across a deatn valley 稼業における、中国勢の進出と活躍は世界の注目の的である。

 日本が、出てくるところといえば、「今後の10年間の世界情勢で懸念されることはなんですか?」という問いに、Lee Kuan Yue Yew(リー クアン ユー、李光耀)さんは答える部分;

第一にユーロ危機。ギリシャ問題を解決しないと、ポルトガル、スペイン、イタリア、そしてヨーロッパ全体、ひいては、(世界の中心である)米国と中国にまで害が及んでしまう。

第二に、北朝鮮問題。若い三代目の冒険主義は危険だ。

そして、第三に、日本。 日本の停滞(stagnation)が問題だ。老齢化/熟成化(ageing)が経済発展を妨げている。日本は純血主義で(it wants to maintain a pure-blooded population)、移民を受け入れないからな。

第四は中東情勢。イラン問題。

つまりは、ギリシア、北朝鮮、日本、イラン、世界の問題児だという御認識。

 中国の認識は、第二次世界大戦のときの日独のように、世界の体制を転覆させる愚は起こさず、頭をさげてこの先数十年米国とやっていくべし。そうすれば、世界はともかく、(米国にアジアから撤退してもらって)アジアの第一勢力となるであろうとの見通し。

 21世紀は米国と中国の世紀である、ということは「定説」であるらしい。ちなみに、中国国内の格差問題とそれに起因するであろう中国内の動乱の可能性には言及していない。

 あと、日本に言及する面白い部分がある。、毛沢東と並んで日本が言及されている。さわりを少し;

インタビュアー: あなたの戦略的思考と政策作成を形付けることとなった個人的、政治家としての経験は何か?

 Lee Kuan  Yue Yew (リー クアン ユー、李光耀)さん; 1942年にシンガポールに日本軍が攻めてこなけりゃ、あと1000年は大英帝国の時代が続いただろろうね。まさか日本が英国を追い出してシンガポールを征服するとは想わなかったよ。日本は私とシンガポール人を残忍な目にあわせたんだ。この時、武断(power)とは何かってわかったさ。私は、毛沢東が「権力(power)は銃口から生まれる」なんて書くずっと前から、そんなことは知ってたよ。大日本帝国のおかげでね。日本はそれを見せつけてくれたんだよ。

詳細は、また後日の記事で。


ぶどうの木再生日記;第4週目

2013年04月13日 08時07分33秒 | 草花野菜

無慈悲な処分の後、挿し木で再生を図るおいらのぶどう―

 

■ 借家の庭の木; はなみずき

ハナミズキは帰化植物です。

原産地は、北米。 連中の仲間なんですね。 

でも、ハナミズキは低木化しないようです。

▼ 今週の看猫; 新聞にそっぽを向く うめ ちゃん;

 

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天安門広場のツァラトゥストラ、1960年

2013年04月10日 20時04分11秒 | 中国出張/遊興/中国事情

狂気の人

 君たちはあの狂気の人のことを聞かなかったか?

真昼間、提灯をつけて、

広場に出てきて、

ひっきりなしに「俺は神を探している!俺は神を探している!」と叫んだ人のことを。

 

 1960年の中国は大飢饉の真っただ中で、(数年の間で)「推定計2000万人から5000万人の餓死者」(wiki; 大躍進)が出たとされる。

死んだ人間の肉を食べたのはもちろん、共食いまで生じたと歴史資料は伝えている。

( ちなみに、話は飛ぶが、1960年の日本といえば、日米安保条約の改定で政治的騒動が起きた年。このいわゆる「安保闘争」の時の「山場」に、大江健三郎は日本におらず、北京から北京放送で、「日本のみんな!がんばってね」みたいことを言っていたと、江藤淳がどこかで愚痴っていたなぁと、思い出した。つまりは、何千万人も餓死者が出ている国、そして共食いまでしている国へ、のこのこ出かけて、民が飢え死にしているのに、御飯さ御馳走になって、そんでもって、北京放送で、「日本のみんな!がんばってね」みたいことを言っていたらしいのだ。すごいな、想像力の欠如! )

さて、先日来の、銭理群、『毛沢東と中国(上) ある知識人による中華人民共和国史』

今夜もコピペする;

  ここでやはり実話を(二つ)まず紹介しておこう。

 一九六〇年三月、四川省達県のある農民が生活苦に耐えかねて一人天安門広場まで逃げ延びてきたことがあった。彼は白昼だというのに、白燈龍を手に提げては広場の中をあちこち走り回っていた。それが暗示していたのは「光の見えぬ暗闇」であり、こうして抗議の意を表そうとしたことははっきりとしていた。その様子をカメラに捉え、ロイター通信を通じてこのニュースを転送したイギリスの記者がいたが、その農民がただちに逮捕されてしまったのは言うまでもない。取調べの中で農民が自供した調書によれば、物資調達の厳しさのために故郷では、自分の母と二人の子供を含む夥しい数の農民が死に、妻もまた行方をくらましたため、区や省の役所を何度か尋ねたが、拘禁されるばかりである以上、やむを得ず北京に来て向こう見ずな行為に出たとのことであった。北京の公安局は達県に捜査員を派遣した結果、訴えは事実でありことが証明された。彭真の報告を受けた劉少奇はしばし無言となった末、「状況は極めて深刻になものとなっている」と最後に言ったという。劉少奇がこうした態度を見せたからなのであろうか、北京市公安局は天安門で逮捕したこの農民に対してパフォーマンス的に軽い刑を科したにとどまった。そしてそれだけでなく公安局は、故郷に戻りたいか彼の考えを聞いたところ、彼の口から、今さら故郷には戻れず、貴州省にいる同郷の人間に頼るしかないと聞いたため、なんと彼を、貴州省にいるその人間のもとまで送ったのである。中国の専攻部門がこのような案件を処理した例は、過去にも無ければ、今でもない。

 銭理群、 『毛沢東と中国 上』、 第八章 文革への道(上) (一九六二-一九六五)、 三 上層幹部の反応と選択

 なかなか味わい深い話である。 毛沢東思想ってなんだろう? 支那の少なからずの農民は「桃源郷」が実現されると考えたのだろう。「桃源郷」の実現こそが、支那の皇帝の本来あるべき姿である、と考えたのだろう。 皇帝! 「無知」な農民は、マルクスもレーニンもひったくれもない。ただ、「桃源郷」を実現してくれるはずの新しい「皇帝」として、毛沢東を迎えたのだ。

皇帝も主席も区別がつかない。「神」なのだ!

 そして、大飢饉で周りの人間が餓死していくなか、その農民は、探したのだ。 皇帝を。 

彼は、ただただ、「桃源郷」で暮らしたかったのだ。

そして、「桃源郷」の実現者が、『皇帝』さまに他ならない。

しかし、現実は飢餓地獄だ。

皇帝さまは「実践」していないらしい。

だから、彼は、

「おれは皇帝を探している!おれは皇帝を探している!」と叫ぶ人間になったのだ。

 でも、四川からの農民は、ツァラトゥストラが語る狂気の人間とは違う扱いを受ける。ツァラトゥストラが語る狂気の人間が受ける反応は;

狂気の人間──諸君はあの狂気の人間のことを耳にしなかったか、──白昼に堤燈をつけながら、市場へ駆けてきて、ひっきりなしに「おれは神を探している! おれは神を探している!」と叫んだ人間のことを。──市場には折りしも、神を信じないひとびとが大勢群がっていたので、たちまち彼はひどい物笑いの種と なった。「神さまが行方知れずになったというのか?」とある者は言った。「神さまが子供ように迷子になったか?」と他の者は言った。・・・──彼らはがや がやわめき立て嘲笑した。

 これとは対照的に、四川からの農民は、「おれは皇帝を探している!おれは皇帝を探している!」というメッセージが、皇帝の臣下である(複数いる)宰相のひとり(劉少奇)に届き、公安から、非嘲笑、あるいは、厚遇を受ける。 天安門のツァラトゥストラ、1960年、というお話でした。

関連愚記事; ① 北京のニーチェ  ② 北京の公安  ③ 天安門@夜景  ④ 天安門@チベタン中共派  ⑤  チャイナリスク、広場と大路、あるいは、全員生け捕り

 ★ それにしても、の言うことが本当なら、この 「天安門広場のツァラトゥストラ、1960年」男 の映像(film)が残っていることになる。 誰か、YouTubeにupしてくれないだろうか。

☆ 「市場には折りしも、神を信じないひとびとが大勢群がっていたので、たちまち彼はひどい物笑いの種と なった」。

★ 今でもない。  → 今の中国 ⇒ 北京 陳情村 (google

 


カネで買えないもの、それは、経済成長、あるいは、ΔG

2013年04月07日 20時41分52秒 | ぐち

お勤めを終え、おまけに実験が黒焦げになった堀江貴文さん通称ホリエモンは、かつて、「世の中にカネで買えないものなんて、あるわけない」と言ったとされる。

「世の中にカネで買えないもの」。 見つけたよ。

経済成長。

アベノミクスと小渕内閣の激しい政府支出政策がどうちがうのか?わからない。
(2019/1/21後述; ↑ バカだな、おいら。 金融緩和 [アベノミクス]と財政出動 [小渕財政]の違いだよ。)

いずれにせよ、小渕内閣の激しい政府支出で、日本の経済成長は順調な軌道にのらなかった。

財政赤字が急激に膨らんだ。

カネで買えないもの、それは、経済成長!

いくらおカネを注ぎ込んでも、日本経済はデフレから脱却しないのだ。

ところで、アベノミクスは、壮大な社会・経済(ソシオ・エコノミクス)実験なんだそうだ。

浜田宏一米エール大名誉教授(内閣官房参与)が言っているそうだ;

  こんなに大規模な実験は世界でもそれほど行われてない (Google)

    
実験物理学者  「実験経済学」者

世間では、経済とはおカネが回ることである、すなわち、経済がよくなるとはおカネがぐるぐる社会をまわることだと考えている人々がいる。おそらく、まちがい。資本制とは利潤がでることに意味がある。現在、日本の大企業は内部留保という「お金」をたくさん抱えている。時には、批難の的となる。でも、企業の内部留保とは守銭奴的にため込んでいるのではなく、投資先がないのである。ここで投資先とは利潤が出る、つまりはΔGが確保できる経済案件ということだ。そして、資本家さまの最大の任務は、投資である。現在の日本企業の経営者の最大の問題は投資家でないことだ。これは、本人たちの問題ばかりではなく、日本において成長する経済案件がないので、投資できないのである。一方、民間の投資が少ないので、政府が財政出動し、「投資」している。政府がやることなので、ほとんどが無駄な投資である。食税研究者と彼らの研究課題への投資なぞ、最たるものである([1] 「研究」したって日本は富まない 、[2] 無駄な公共事業としての肥大化した大学院教育)。そして、財政赤字が膨らんでいくのである。

3本の矢の内のひとつである成長戦略。これは、小渕内閣以降、全然進捗していない。理由は、ぬっぽんずんがまぬけだからである。成長戦略とは経済的事象ではなく、文化的事象(端的には、いわゆる、イノベーション)だからだ。イノベーションが実施できないのは、当事者の文明的器量が小さいからだ(関連愚記事; 想像力なき日本)。いくらカネがあってもダメなのだ。

カネで買えないもの、それは、イノベーション !

関連愚記事;

今回の原発事故で露わになったのは、原子力村に象徴される"ぬっぽんのえすたぶりっしゅめんと"事情。

あんなぬるいことしていて、高給もらっているんだから、経済成長なんかするはずがない。

なぜ、日本で経済成長が見込めないのか?それは、当事者たちがバカだからである。

▼ 私ごとで恐縮ですが、おいらは、すほんかさま(資本家様)から、G(資本)を投下され、技術開発を行い、市場で売れるものをつくり、利潤あげなければならない。つまり、G+ΔG=G’ を実施しなければいけない。 このΔGが、結果的には、ぬっぽんのGDPの増加分の(極微量ながら)一部となる。つまりは、おいらは経済成長の最前線におかれているのだ。いつも、すほんかさま(資本家様)から、どつかれて、技術開発とG+ΔG=ΔG’ の実施に励んでいる。

でも、全然だめ。ΔG’ <0である。アカでてる。ゆるしてください。

理由は、おいらがまぬけ(=アタマが悪い)だから、技術開発の目標が達成されないのだ。カネとスペース(愚記事;スペースならある)は与えられているのに...。

カネで買えないもの、それは、おいらのまぬけの除去!

▼ あべちゃんのぬっぽん:大いなる実験 (アベノミクス 2013-)

YouTube 毛沢東の中国:大いなる実験 (文化大革命1 1966-1967)

▼ 大いなる実験への必需品;