この1週間でぶわっと葉っぱが出た
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▼今週の1928年生まれ
(ガルシア・マルケスの生まれた年は、日本語wikiには1928年とあるが、英語のwikiでは1927年となっている)
おいらの手元にガルシア・マルケスの本は2冊しかない。『百年の孤独』と『戒厳令下チリ潜入記』だ。『百年の孤独』など文学作品はファンも多い。おいらは特にガルシア・マルケスのファンではない。『百年の孤独』も30歳を過ぎて読んだ。一方、『戒厳令下チリ潜入記』はまだ10代の頃に新刊として購入した。当時まだ本を100冊も持っていなかったであろう時代だ。そして、30過ぎて『百年の孤独』を手に取るまで、『戒厳令下チリ潜入記』と同じ作家だとは気付かなかった。そもそも『戒厳令下チリ潜入記』をなぜ買ったか?、覚えていない。今から推定すれば独裁者や独裁制に興味があったのだと思う。今でもおいらは独裁者や独裁制に興味がある。この『戒厳令下チリ潜入記』はガルシア=マルケスが一人称で書いた手記である。あの1973年のピノチェトのクーデターで社民政権であるアジェンデ政権が転覆した。軍事独裁政権の誕生である。亡命者100万人とされる。戒厳令下のチリに潜入したのは、ガルシア=マルケスではなく、亡命映画監督のミゲル・リティンである。ミゲル・リティンの戒厳令下チリ潜入体験をガルシア=マルケスが一人称で手記に仕上げたのだ。その後のレーガン、サッチャーの改革、そして21世紀に入ってからの日本の新自由主義的改革で明らかになった中産階級の没落の風景が『戒厳令下チリ潜入記』にあることがわかる。ちなみに、『百年の孤独』には豚のしっぽが出てくるし、『戒厳令下チリ潜入記』には長いロバの尻尾が出てくる。
さて、ピノチェトの軍事独裁政権のおもしろさは、おなじくスペイン語文明圏宗家のフランコ将軍の独裁と違って、ミルトン・フリードマンを指導者とするシカゴ学派という「自由主義経済」を経済顧問にして、アナーキズムともいうべき経済の自由化を行った(→wiki)。「こ の人は間違いなくある種の狂気の中にいる、と青豆は思った。しかし頭が狂っているのではない。精神を病んでいるのでもない。いや、その精神はむしろ冷徹な ばかりに揺るぎなく安定している。実証に裏付けられてもいる。それは狂気というよりは狂気に似た何かだ。正しい偏見と言った方が近いのかもしれない。」 ミルトン・フリードマンは「経済人」なる合理的で自由な行動の集積の果てに経済社会あるものであり、政府の介入をほぼ絶対悪とみなす。これは実はアナーキズムに近い。事実、ミルトン・フリードマンは米国でニクソン政権時代に徴兵制の廃止を提言。実際、志願制になった。
そのミルトン・フリードマンに、「そうではないだろう!」といったひとりが、宇沢弘文(1928年生まれ wiki)。まだ、元気らしい。先日本屋でポスターを見て、存命なんだと知った。 それにしても西部邁の(極初期以外の)著作で今でも 「U 教 授」 である。傍からみて、わかるのに、なぜ明記しないのだろう? 何かあるのだろうか?
ピノチェトの軍事独裁政権のおもしろさのふたつめは中国(中共)との関係、実際には毛沢東との関係である。ピノチェトの軍事独裁政権は軒並み中南米諸国との外交関係が気まずくなった。理由はカストロ・キューバなど左翼政権が多いからだ。それでも、中国とは断交しなかった。むしろ、毛沢東はピノチェト政権を評価したと伝えられている。これは当時から1980年代までは(一部の左翼には)不可思議のようなことにも思われた。でも今から思えば、毛沢東はアジェンデのような社民政権を極左的視点から嫌っていたのだ。あと、今になってみれば、1990年代以降実際に進行する中国共産党独裁下での「アナーキズム的経済"自由"主義」のモデルがピノチェトの軍事独裁政権下の新自由主義であったのだ。
さて、先日スペインの司法当局が、江沢民に逮捕状を出した。江沢民とは、毛沢東の何代後かの軍事独裁政権の軍事委員長であり、そして中国の経済成長を実現した、中国の元国家主席だ。 そして、ピノチェトもまたスペインの司法当局から逮捕状を出されていた。
1 9 2 8 年 生 ま れ
▼ 今週の首相報道
Google: 「愛国者」安倍首相がタイム誌表紙に
「首相としては2回目で、」って、1回目の表紙は、突然の退任表明の時のことだろう;これ↓
愚記事: 最後に表紙取ったよ。突然のグッバイ
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幻の独裁者; 現行の安倍政権の外交の実際は全く見えない。おそらく、後世の歴史から見れば、現在のおいらどもが全く知らない事態が進行しているのであろう。先日の安倍首相と胡耀邦の息子との会見などで少しほのめかされている。これは意図的リークニュースであって、ホントにリークできない事態は起きているのだ。
さて、ピノチェト。独裁者のピノチェトが活躍したこと、そしてAllendeが失脚、虐殺されたことは、今となっては、彼らが米国の裏庭にあっての米国に翻弄された結果であるという解釈がある。その視点から見ると、われらが「米国の"属領"」たるぬっぽんは...。
もす、「米帝は日中人民の共通の敵である」で有名な浅沼・社会党政権ができていたとしたら????
岸信介は「ピノチェト」となっていたのだろうか?
おもしろいのは、岸信介は国家社会主義者の尻尾(いや、本体!?)を持つことである。
つまりは、岸信介は政府介入を嫌悪する新自由主義とは相いれることができないのだ。
さらには、岸信介は浪人中のニクソンと誼をつくった。そして、そのニクソンは毛沢東と結ぶのである。
欧州情勢 世界情勢は複雑怪奇なり、とはいつの時代でも生じていることなのだ。
●今週の主筆; 「日本社会の重大な欠陥を見ているような気がして仕方がない。」
【小保方さんの騒ぎ】オヤジたちが情けない(4月16日) 菊池哲郎さん; 元毎日新聞主筆だそうだ。
「愚民」の国の「愚民新聞」は、やはり、かなり、いかれている。
うらやましいかぎりだ。 自分が日本社会の重大な欠陥であることを露とも気づかないところが、うれしい。
なぜ、ぬっぽんのすんぶんは「愚民」が書いているのか?????
愚記事より;
主筆の方々...
靖国参拝反対! 小保方バンザイ!
@ずぶんこそが情けないオヤジであることに全く気付かないことが、香ばしい。
* 番外
@毎日新聞
主筆にもなれず、首相にもなれず...ただ、娘婿、あるいは、父として...
あのさぁ~、おいらががきんちょの頃、中曽根内閣の頃、安倍晋太郎外務大臣は、日本政府の公式見解として「A級戦は世界平和を乱したもの」って発表してたんだよね。だから、おいらは、ずーっと、愚民党認識。十代の頃から一貫して変わらない認識。
そして、安倍晋三さんは村山内閣の政権与党の一員。 うさんくさいよね。 野合=獣姦趣味だってことだ。
政治って、野合=獣姦趣味をも辞さない日和見合戦日本一決定選だって、知ってた! がきんちょの頃から。
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