いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

『卡子』など、今年読んだ中国残留・生還日本人物語

2014年12月28日 20時06分18秒 | その他

今年、遠藤誉さんの『卡子』を読んだ。『卡子』=チャーズ。30年間、正視できなかった本だ。

遠藤誉さん。お元気である。おいらのかぁちゃんの1歳年下だ。

むしろ、お年を召してからの方が活動度は上がっているのか? いや、大学業務がなくなって世俗活動の時間が増えたのか?特に、遠藤誉さんはNHKの御用達である。今年は夕方のラジオの中国事情解説に出演していたのを偶然カーラジオで聴いた。

さて、『卡子』。この本はおいらが10代の頃の30年前から知っていた。

なぜ知ったかというと、テレビで見たからだ。 ある平日の午前中、日本テレビ系の「奥様向け」テレビ番組でのことだ。

今でも記録が残る"竹村健一の世相を斬る"(wikipedia)という番組/コーナーの、再編版でのことだ。ゲストの遠藤誉さんのお相手をした番組ホストは竹村健一ではなく、海原治(wikipedia)であった。

今では信じられないと思うが、当時、自衛力の整備が必要と主張すれば、「右翼」と非難された。竹村健一はそういう人物と評されていたし、海原治は自衛隊を作った元々内務官僚であった。だから、この番組/コーナーは「戦後民主主義者」の怨嗟の的となっていた。事実、この頃、竹村が自著の剽窃の疑いを掛けられた時、TBSのテレビ番組では竹村を悪魔化して、危険だ!危険だ!と叫んでいた。

その海原治がホストのテレビ番組に遠藤誉さんは自著の『卡子』を紹介するために出演していた。それをおいらがたまたまよそんちのテレビ(祖父母の家)で見たのだ。

恐ろしい話である、『卡子』。 遠藤誉さん(当時7歳)は中国の国共内戦の長春包囲戦(wikipedia)の生存者なのだ。長春包囲戦では33万人の一般人が餓死したとされている。世紀の餓死都市であるスターリングランド包囲戦の餓死者100万人に次ぐのではないか?(関連愚記事;猫たちが食い尽された街へ;サンクトペテルブルグ参拝 ) とまれ、一都市での死者数は、東京大空襲や廣島、長崎原爆より多いことになる。長春とは満州国の首都、新京である。


日満皇帝の対面

満州国瓦解で新京は長春となった。満州国の首都であったのだから日本人が多く住んでいた。そのうち残留した日本人が長春包囲戦に巻き込まれた。

『卡子』は、その包囲戦による一般人の餓死について書かれた本であると、10代の頃の30年前から知ってはいた。恐ろしくて、ずっと読むのを躊躇していた。この躊躇については=手にすることが怖いことについて、次元が違う話ではあるが、『続 卡子』に書いてある;

最初、店頭で"卡子"という字を見つけた時には、まさかと思ってね。ガーンとやられて、あわててその本屋を逃げ出したんですよ。でもどうしても気になってまた別の本屋に入ってね。そうしたらそこにも平積みしてあるでしょう。もうドキドキして、本に手を伸ばそうと思うけど、どうしても手が震えてね。またそこも飛び出したんです。でも、いったい誰が書いたんだろう、本当にあの卡子が書かれてあるんだろうか。あの卡子を書いてしまった人がいるんだろうかって思ってね、結局、三軒目の本屋に入ったんです。で、三軒目でようやく思い切って手にしました。」 (『続 卡子』、遠藤誉)

これは、同じ時に卡子を体験した人の、遠藤誉、『卡子』への反応である。 その遠藤誉、『卡子』を今年読んだ。

 遠藤誉、『卡子』を読むに先立ち今年春、山本市郎、『北京三十五年』上下を読んだ。よく言えば飄々としている伝記。悪く言えば、おとぼけであった。もちろんとても面白く、秦城監獄監獄での収監の日々も含め(愚記事;②山本市郎さんは秦城監獄にいたのではないか? )、「支那道楽」といっていることも趣ふかい。そんな、敗戦前から中国にいて、『北京三十五年』を書くことになる山本市郎は北京の敗戦時の雰囲気をこう報告している;

 この戦争中に、(中国の)東北にいた日本人たちが、かなりの数、北京へ転居してきた。その人たちのほとんどは、中国人と結婚している日本婦人であって、話を聞いてみると、東北にいた日本人は、日本投降のあと、とても北京では想像もつかないような苦しい生活の連続を経験したのであった。 (『北京三十五年』 上、山本市郎)

結構、他人事である。 北京は日中戦争の閑都市だったのだ。もっとも、その人たちのほとんどは、中国人と結婚している日本婦人というくだりは意味深長である(後述参照)。

そして、あの瀬戸内寂聴さんも戦時中北京に居たと知ったのも今年だ(愚記事)。なぁ~んだ、日本政府の公式見解たる村山談話の精神に則った言葉遣いで彼女を称すると、瀬戸内寂聴さんは日帝侵略者 or 植民地支配者なんじゃないか!(愚記事)。

 一方、長春包囲戦の飢餓からの逃避、つまり地獄からの生還の自伝は、遠藤誉、『卡子』以外にも、武田英克、『満州脱出』があると知り、読む。これもすごい。一緒に逃げた仲間が目の前で餓死する。その様子が淡々と書かれている。餓死というのは本当に静かに訪れるのだ、とわかる。餓死する寸前に「月が二重に見える」という。ところで、おいらは、「月が二重に見える」って何かの話にあったなぁ、と別途思い出した。遠藤誉は大企業経営家族の子供、武田英克は満州中央銀行の行員という庶民ではない人たちだ。庶民の北京では想像もつかないような苦しい生活は一部武田英克、『満州脱出』に見える;

 (武田英克が体重が24kgに痩せて乞食として満州の荒野を歩いて長春から瀋陽(奉天)まで逃避行をする間)途中通過したどんな僻地僻村でも、必ず何人かの日本女性が日本に帰りそこねて中国人の二号三号になり、仕事を手伝われされているのに出会い、驚かされたことも思い出す。

これは満州開拓民が日本に逃げる時、集団として身軽になるためなどの理由で、あるいは、他の満州開拓民保身のために、現地に「棄てられた」若い女性の末路である。なお、この引用での描かれた「不幸」は地獄のものではないといわねばならない。地獄絵は武田英克、『満州脱出』に書かれている (Amazon で"円本"である)。

 あと、敗戦時の引き上げの話ではないが、西条正という人の自伝を読んだ。『中国人として育った私』、『二つの祖国をもつ私』。西条正は1945年生まれ。開拓農民の子。敗戦時、父親は兵隊にとられて不在。母親とハルビンに残留。中国人養父の庇護で育つ。1964年、東京オリンピックの開催直後、文革が始まる直前、日本に帰る。横国卒。前作は、その自伝。後作は、文革前後で受難した養父との再会記。これまたとてもおもしろい。

 この本を知った経緯は、前述の山本市郎、遠藤誉、武田英克からの流れではなく、別途、文革関連の本で「档案(dàng'àn 日本語;とうあん)」についての参考文献で『中国人として育った私』が挙がっていた。それで、知って、読んだ。

 档案というのは中国での個人記録、履歴書。組織が持っている。本人が原則見れない、何が書かれているかわからない。他人(記録者)が見た政治信条が記録されている。

 とにかく書かれていることがほとんど興味深い。中国育ちの15歳が見た日本。例えば些細なエピソードとして、刺身というものが受け付けられない。刺身を見ると猫がガツガツたべるものに見えて自分は食べる気がしない、という「中国人」の感覚が知れておもしろい。これはどうでもいい部類の話で、戦後中国で育った残留日本人の様子が書かれている。

 あと、日本に帰ってきても、中国育ち=中国語ができることの「特権」を活かすことができない。西条正さんは、中国帰還学生なのだから日本政府は然るべきエリート大学の席を自分に用意すべき、と思っていたと証言している。そういう考えを文部官僚に窘められる;

「資本主義社会に来た以上、自分で道を切り拓いていかねばなりません。政府を頼りにしようとする考えを捨てなさい」
 私は小和田さんの話を聞いてショックを受けた。なんと冷たい政府高官だろうと思った。私がこの言葉を理解し、そうしなければならないと理解したのは、数年を経てからだ。 (『二つの祖国をもつ私』)

なお、この冷たい言葉を文部官僚から浴びる前に、西条正さんは湯島聖堂の寝泊り、バイトの恩恵と、「綜合研究所」なる組織から一万円(1965年当時)の奨学金を得ている。その「綜合研究所」の理事長は岸信介であった。これについて西条は「(奨学金を得て)私はうれしかったが、同時にいささか不安だった。というのは(中略)岸信介の名前は日本の反動派の代表として中国で教えられていたからだ。」とある。


これから読みたい本; 今月の新刊。売れてるらしい。古本市場での価格下落を待つ。


Amazon

 


新しい街でもぶどう記録;第9週目

2014年12月27日 19時02分41秒 | 草花野菜

■ 今週の植物園

国立科学博物館附属自然教育園 [web site] (都内港区)

■ 今週の 計画


Google [令計画失脚]

 令計画の息子、令谷は有名だ。北京の高速道路でフェラーリに乗って事故を起こし、死亡。おまけに事故ったフェラーリには全裸の(?)美女二人が乗っていた。「中共の馬鹿息子」として、sino-philiaの諸君には有名であった、sino-phobiaの面々にも有名だが。破廉恥極まりなく、にこにこできた。我が国太子党のおぼっちゃま [森の...] とはおバカのスケールが違うのだ。

 フェラーリで死んだ令谷のおじい様=令狐野は、中国人民に奉仕する「偉大的中国共産党」に延安時代から参加していた。(そして、かの薄一波と盟友だったとのこと。)その令狐野にとって、令計画は三男である。そして、令計画の兄弟の名前が、「路線」(男子)、「政策」(男子)、「方針」(女子)、「完成」(男子)、という。(ところで、完成って、「留吉」ってよめる、もう打ち止めにしよう、って感じ、絶倫だな、令狐野)。

路線-政策-方針-計画-完成! ⇒ ⇒ 「偉大的中国共産党」!という気分充満である。

 ということなら既にネットに書いてあるので、少し別の視点から。

 路線-政策-方針-計画-完成という固有名詞である人名を、例えば、英語圏の人が翻訳で読む場合、Luxian、Zhengce、Fangchen、Jihua、Wanchenとローマ字で書かれたものを、何の意味もなく、受け取るにすぎない。

 ところが、我らが倭人は支那文字に通じているので、路線-政策-方針-計画-完成 ⇒ 「偉大的中国共産党」!という気分を否応なく受け取ってしまうのだ。 この「不可避の感受」は支那文字教育を受けなくなった最近の韓国人の頭脳には表れない現象である。

 マンセー!、支那文字がわかるおいらども倭人!

 さらに、路線-政策-方針-計画-完成の5人兄弟姉妹の内、少なからずが日本生まれ、あるいは日本で再誕生である。いや、「名前」がですが。

例えば、「計画」なる言葉は『漢書』にある。ただし、英語のplanの意味で「計画」を使いなおしたのは、近代日本人である。一方、「政策」ということばは"和製漢語"である。5人兄弟姉妹の内、少なくとも二人が"和製漢語"系DQNネームである。

 「計画」という再生和製漢語を名乗る支那豪族がぬっぽんに不正蓄財を行う理由である。魂の故郷に帰還するのだ。

■今週の 孝子@倭国太子党事情


ここ のブロガー様よりのパクリ;許してけろ

家(危機に)瀕して、孝子出ず、ドリルを手に! 

政治家の分類は、悪党、阿呆、革命家。 上記中共の馬鹿息子や「森の...」は阿呆である、残念!。

ドリル優子さまは、悪党なり! (もちろん、優子さまご本人がドリルを作動させハードディスクを破損したわけではありません、念のため。)

[蛇足;もつべきものはドリル忠臣!]

ところで、悪党阿呆よりましである。なぜなら、下記;

 - - だからこそアナトール・フランスは、愚か者は邪悪な人間よりも始末が悪い、といったのだ。つまり、邪悪な人間はときどき邪悪でなくなるが、愚か者は死ぬまで治らないからだ。 - -  オルテガ、『大衆の反逆』

優子さまは、悪党なのだ。 よかったよ、阿呆でなくて。 おいらも一安心。

でも、ドリル問題とは別に、深刻なのはトメばあさん問題だ。 小渕優子を日本において最速で衆議院議員にした「主権者」たちのことだ。 その一部は明治座にも行ったのであろう。ネトウヨを憂慮するリベラルは安易である。トメばあさん問題こそ、リベラルにとって、民主制における最大の考察課題ではないのか!!??

⇒  トメばあさんの一票—大衆が信用するのは何か

■今週の看猫

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2014年回顧、序

2014年12月24日 22時47分44秒 | その他

書けない、2014年回顧。

毎年今頃は「201X年回顧」シリーズ。

今年は、書けない。

回顧はしているが、書けない。

現実に言葉が追い付かないのだ。

要旨は、長年従事していた研究開発プロジェクトが death valley を抜けて、工場の建設へという段階に至った。

ところが、おいらは、長年従事していたプロジェクトから外され、

別の基礎研究プロジェクトへ配置換え。 だから、転勤。

予想外であった。

death valley の出発岸に差し戻されたのだ。

Across a Death Valley with my own Distillated Resentment が、

Across the second Death Valley with my own Distillated Resentment

ということになってしまった。

凡庸な冗句: また振り出し:: 「に」と「さ」でかなり違う世界;

また振り出しさ

また振り出しに

もちろん、おいらは、今日も、ビーカーを洗った;


実験する人生。 40過ぎてビーカーを洗っている。 実験する人生。

そのうち50になるのに、ビーカーを洗っているのだ。


いなせなLDP

2014年12月21日 15時31分51秒 | 日本事情


Google: 中国「親近感ない」83% 過去最悪、内閣府世論調査

 (ぬっぽん)LDPを大勝利に導いた日本人の8割が、中国に親近感がないとのこと。

(少数派の諸君!共に sino-philia の邪道を歩んでいこうではないか!)

つまり、日本の大多数派が中国に親近感がなく、そして選挙で(ぬっぽん)LPDを支持したのだ。

でも、JapanのLDP=liberal democrazy democracy party = 放埓衆愚党 自由民主党の少なからずの要職は、中国への親近感溢れる方々によって占められているのだ!

        
 幹事長    政務調査会長   税制調査会長

Google [谷垣禎一 親中] 、[二階俊博 反日 売国]、[野田毅 親中]、

もちろん、彼らの人事権はアベちゃんにあることはいうまでもない。

↓ 彼らのボス(画像右)、台湾派の首領(画像左)と連れ沿って(両岸二人きりの図)。

 
~♪~ お父つあんも お母さんもお出かけ二人きりなの ~♪~

少数派の諸君! びっくりしただろう。 おいらも驚いた! は知っていた。 君たちは、実は、少数派とか言いながら、ホントは、秘かに、陽の当たる場所を狙っているんじゃないのか!?!?

大多数派の諸君! 驚いたろう。 諸君の御殿様は、そろばんをはじいているんだよ。 

そして、日本の大多数派が中国に親近感がないという「放埓な大衆感情」は、

JapanのLDP=liberal democrazy party =放埓衆愚党の要職により、

いなされているのだ。

恐るべし、いなせなLDP!

いな・す (辞書

2から》攻撃を簡単にあしらう。また、自分に向けられた追及を言葉巧みにかわす。「鋭い質問を軽く―・す」

2~5 省略

ばかにする。悪口を言う。

大多数派の諸君! つまりは、1&6ということだ。 奥深いな、選挙制度。

■ 安倍政権の狙いは日中宥和。 日中安定関係を目指している。もちろん、実利的、戦略的動機からであり、日中友好などという感情的なものではない。そして、中国に親近感がなくい⇒中国脅威論、中国悪しき隣人など前後の見境ない表出、戦略なき噴出(大衆の反逆)を、安倍政権は忌避するのだ。

そして、彼らは「カネ持ち」だ。「カネ持ち」喧嘩せず。東アジア太子党の子弟たちは、「カネ持ち」なので、戦争を避けたいのだ。

安倍政権の「戦争できる国へ」の政策(防諜法、日米軍事協力再確認)により、習近平は党内の対日闘争推進派=尖閣での衝突推進派に対し、「やつらは戦争する準備をしてるし、米軍も出てくるかもしれない」とくぎをさすことができたのだ。

一方、meritocracism派(=非太子党)による中国脅威論、中国悪しき隣人など前後の見境ない表出、戦略なき噴出(大衆の反逆)が、本当の戦争を招くのだ。なお、1930年代は左翼もこういう戦争を望んだ。

ところで、meritocracism派的戦争を避けることを至上目的とすると、各国太子党一党独裁による東アジアの安定ということになる。もちろん、国内は封建世襲による格差社会である。


新しい街でもぶどう記録;第8週目

2014年12月20日 10時53分30秒 | 草花野菜

■ 今週の「精神的勝利法」; 自民党は勝たなかった

 
https://twitter.com/260yamaguchi/status/544178015354114048

ぬっぽんリベラル=阿Q、ということで了解。 いくら増殖しても、「権力」にとって、なんら痛痒なし、。

これじゃ、「権力」にとって、全くお相手にならない。

そして、何が可笑しいって、彼らは「日本には反知性主義が蔓延している」と嘆いていた。

おまえらにどんな「知性」があるっていうんだ!?とおいらはつぶやきたいと思っていたのだが、彼らは卓越した 痴性 「知性」をもっていたのだ ⇒ 精神的勝利法。

彼らは、常に勝利し続けるのだ! いいじゃないか、幸せで。

J.G.= じゃー、がんばって!

■ 今週の「昔」話


google

今年の最大のお祭りは、理研・小保方事件だ。愚ブログでもさんざんネタにさせてもらった。ありがとう、小保方博士。

それにしても幕引きは理研・小保方事件の理研・小保方事件の構造的解明をすることなくなされた。彼らの自己保身力は知的好奇心を優るのだ。

ただ、小保方氏お咎めなしとかいうけど、理研の伝統だと思えばいい。水銀を金に変えると発表した長岡半太郎はその後一切この件については弁明なし。のち、文化勲章(愚記事)。

さらには、おいらの個人的な印象として、この年齢になって「価値相対主義」の横溢=何でもあり!が科学の世界にも乱入してきたことを目の当たりにして、かなり衝撃を受けた。

すなわち、D論の捏造 剽窃、盗用が分かった時点で「終わり」かと思いきや、メディアのパーソナリティ、政治家など「社会的に責任のある」人たちが彼女を応援したことだ。これには驚いた。応援の根拠は科学の内容に立ち入ることなく、彼女はがんばっているのだから応援したい!というもの[1-2]。そういうがんばっている彼女がSTAP細胞があるのだから、STAPの存在が証明されてほしい、と。

[1]・「小保方さん、一生懸命やっているのでは」自民・町村氏 (愚記事
           
今度、議長です。          少し前議長でした。
ふたりとも太子党[そして、偽道産子]@日比谷高校⇒東大。 札幌が「植民地」です/でした。

[2]  TBSラジオ 安住紳一郎 日曜なんとかのニュースコーナー... 後日放送倫理委員会でしっかりけじめをつけてほしい。

くりかえすと、彼女と理研の「ペテン性」=ありもしない科学的、技術的成果を捏造し政府から予算を得ようとしたこと、について解明されていない。

200回教徒のそれぞれ;

         
前科 前途ある若者     自分の前途は永遠と信じる理事長

■ 今週のネタ

バスに乗った。後ろの席で、おばちゃんふたりが話していた;

「読んだのよ、『後妻業』(ごさいぎょう;フリガナbyおいら)」

「知ってる!、知ってる!、 あのNHKのハゲの人が書いた本でしょう!」

 (ちゃん、ちゃん [コントのオチのサウンド・エフェクト])

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東アジア太子党の時代

2014年12月17日 19時27分03秒 | 日本事情

 

知らなかった。加藤紘一の娘が当選していたのだ。しかも、加藤娘は安倍晋三を忌避していないのだ。

加藤紘一と言えば、われらがネトウヨの不倶戴天の敵である。なぜなら、加藤紘一と言えば、対中売国のシンボルだからだ。

wiki[加藤紘一]より;

2014年5月18日付の日本共産党機関紙「しんぶん赤旗」日曜版に元自民党幹事長ながら寄稿。安倍政権の集団的自衛権の行使容認の方針について「徴兵制まで行き着きかねない」と反対を訴えた。また、慰安婦募集の強制性を認めた河野洋平官房長官談話の見直しを進めようとしていた安倍首相を批判した。

宮澤内閣で内閣官房長官在任中の1992年10月、初めて天皇の中国訪問が行われる。当時、天安門事件を理由として欧米主要国が中国に対する経済制裁を実施する中、中国側の要望に応じる形での天皇訪中は、国際的な経済制裁解除に大きく資するものであった。なお、当時の中国外交部長・銭其琛はのちに、この訪中が西側同盟のもっとも弱い環である日本を利用した結果であることを回想録の中で認めている。ただしこの天皇訪中は「天皇の政治利用」であり、ひいては国益を損なうものとして平沼赳夫や中川昭一、党友組織・自由国民会議初代代表の黛敏郎ら保守派からは否定的な評価がなされている。

そんな加藤紘一の娘に、われらがネトウヨが期待を熱くするアベちゃんが、応援!

世の中、どうなっているんだ!!??

と、実は、あんまり、思わない。 理由は数点ある;

1) 加藤紘一はリベラル派と思われているが、根は"極悪反動封建主義者"である;

でもおいらは加藤紘一がリベラルだなんて全く思ったことがない。典型的権威主義者であり、官僚主義者で、ホントは民をバカにしてるのだ。

ネトウヨとかは、うっかり者だから、加藤紘一をバカサヨよばわりするけど、やってることは最悪の意味での「保守」的なものなのです、加藤紘一は。

 戦争中中国でアヘン製造・販売していたらしい大平正芳が日中友好かよ! 八紘一宇の加藤紘一さんがデモクラッツかい?(これは蛇足だ。

加藤紘一 はハト派か?

東京時代の参勤交代

2) 安倍晋三さんはリアリスト=身過ぎ世過ぎ主義者として、バカウヨ=次世代の党系の人たちと決別したい。

3) 安倍晋三さんはイデオロギーよりも「氏、育ち」が重要だなぁとここ数年の実生活で悟った。 ぬっぽん太子党設立への意志!

そして、東アジア太子党の時代へ。

4) 安倍晋三さんはリアリスト=身過ぎ世過ぎ主義者として、本気で、日中関係を再構築したい。

この線で安倍晋三さんは加藤紘一から中国人脈パイプを譲りうけたのではないか?というのがおいらの邪推だ。

加藤娘の自民党公認問題と引き換えに。


東アジア太子党・党首


12/26 マオさんのミイラを参拝した日没する処の太子、
魂のみの靖国神社を参拝した日出ずる処の太子

■ さて、安倍晋三さんが酒田にかとう鮎子さんを応援しに行ったとき、加藤紘一はどのように振る舞ったのだろうか? 素朴な疑問だ。

おいらは、ふたり仲良くやっていたと思う。

5) 蛇足理由: ぬっぽん太子党=芸者置屋は、対米売国、対中売国など旧"戦勝国"とのお座敷にでる要員の確保が必要なのだ。


愚記事より ;なおこの記事ではぬっぽん太子党の一派閥での芸者さんの専門だ。
ぬっぽん太子党太子党全体ではたくさんの芸者さんがいるのだ。

■ 置屋の子弟たちは皆、八方美人。進化・深化する「岸信介ごっこ」;

田中 良紹なる人の「岸信介と安倍晋三はこれほど違う」というネット記事;

その後東条内閣の商工大臣となるが、岸は東条首相とは意見が合わずむしろ戦後社会党の中心となった三宅正一や川俣清音らと共に反東条の政治団体を作る。戦 後A級戦犯として巣鴨プリズンに収容されるが、釈放されると社会党から国会議員に立候補しようとした。結局、弟の佐藤栄作がいた自由党に入るが、彼は「両 岸」と言われ、どちら側にも通ずる幅広い人脈を持っていた。

政治を右とか左とかで考える単純な人間にはそう見えるのかもしれないが、私には「岸信介」と「安倍晋三」はまるで異なる次元の政治家に見える。と言うか、「岸信介」は政治家だが「安倍晋三」は政治家ごっこをしているだけに見える。

ふっふっ、われらが安倍ちゃんは、リアリズム=身過ぎ世過ぎ主義者=両岸主義者へと、『美しい国』から、進化・深化しているんだよ。

もっとも、退化して、対米売国+対中売国=サンフランシスコ・北京体制=マッカーサー憲法護持=改正できない、という事態になる可能性が/も、大。

 


天皇ごっこ; 卑怯者の入れ札祭り

2014年12月14日 17時14分43秒 | 日本事情

ネット、特にtwitterで、反自民であり、かつ選挙に熱心な人たちがいる。多い。

いわゆる、「リベラル」派である。 

主義主張はその人のものなので、とやかくいう筋合いではないが、(おいらも奇妙な主義主張なので)、

この数時間後に明らかになるであろう、自民党勝利、圧勝?の原因についての了解を、ぜひ、ネット、特にtwitterで、反自民であり、かつ選挙に熱心な人たちは、披露して欲しい。

例えば、内田樹さんは既に一部を披露している;

 
https://twitter.com/levinassien/status/541752661117136897

このように「自民党勝利、圧勝?の原因についての了解を」説明しようとすることに聊かの誠実さを感じる。

でも、多くのネットの「反自民」派は、より多くの一般人が投票に行けば、自民党が負けると、根拠なしに、考えているようだ。 だから、反自民のいわゆる、「リベラル」派の人たちは選挙に行くことを薦めるのである。 中には、「鼻をつまんで投票せよ!」なんてあった(前世紀末からのこの「政治改革詐欺師」の言こそ「鼻をつままなければ」ならないのではあるが;&おまえこそおもてに出ろや!)。 「花を摘んで投票せよ!選挙会場には素敵なお花がいっぱい!」であれば、今回「選挙権」のないおいらでも、他人の選挙権を奪ってでも行っただろうに...

投票率が上がれば=無理にでも一般人に投票させたら、=選挙に行かなかった人たちは本当は反自民なんだ!という認識は、根拠がない。

一方、選挙結果が「自民党勝利、場合によっては、圧勝」の場合、事実は選挙に行った人は、自民党を支持したことになる。 この事実を前にして、反自民のいわゆる、「リベラル」派の人たちがとれる態度は下記のいずれかである;

1) 投票率が上がれば=無理にでも一般人に投票させたら、=選挙に行かなかった人たちは本当は反自民であり、選挙結果は自民党の議席が低かったはずだ;

2) 反自民の意識を持つ一般人は選挙に行かなかった;

のどちらかであろう。

もしそうなら、1)、2)両方の場合、反自民であり、かつ選挙に熱心な人たちの信条にあわないことになる。すなわち、彼らは選挙にいかなかったからだ。

つまり、ネット、特にtwitterで、反自民であり、かつ選挙に熱心な人たちは、自民勝利(大勝)という事実をどう了解するか述べないと、ただの反自民カルトである。

なお、=ブルジョア選挙粉砕!という本当の左翼によるネット、特にtwitterは、おいらは、みたごとねぇ。有ったら、みたい。

つまり、選挙に行く奴はアベノミクスに浮かれ騙され、そして、福島は制御されている!など政府の言い分を信じ込むとんだ精薄どもなのだ!と。

バカな大衆による資本制下での議会選挙 [1] 結果なぞ徹底粉砕だ!という主張。

● なぜ有権者の半分以上の人が入れ札をするのか?

さて、「選挙に行く奴はバカである」と思っているおいらが、有権者の半分以上が投票に行くという事実を考えなければならない。

最近の例で考えれば、小泉郵政選挙と次の鳩山民主党政権をつくった選挙において、前者では自民党、後者では民主党に投票した有権者が多いのだろう。だから、現実はこうなったのだ。

だから言ったろう;、「選挙に行く奴はバカである」。

でもいいのだ。おいらは、「選挙に行く奴はバカである」と言ってはいるが、だから何なのさ!?とも思う。おいらもおバカの一滴として愚民党に入れてもらいたいのであるが、所を得ないのだ。 奴らは、世襲封建党である。 夢は正おばか! 

「選挙」は無記名である。匿名だ。小谷野敦文学博士に言わせると、卑怯者である。何より、無責任だ、無答責だ。

例えば、誰も、「あなたは2009年7月21日の第45回総選挙で、民主党に投票しましたね? その結果、野田首相が増税路線を決めたのですよ。その落とし前をどうとってくれるんですか!?」とドスを持ってあなたの部屋へ訪ねてはこないからだ。 (来たら、こぇ~よ)

無責任(=神聖にして侵すべからず)、無答責、

まるで、大日本帝国の天皇陛下のようではないか!

みんな、やってみたいんだよ、天皇ごっこ!

■ 今夜言いたいことは、上記では必ずしもなく、今夜の自民党勝利(圧勝)の最大の貢献者は、

中国様である、ってこと。

民主党政権崩壊後の基調は、台頭する中国への「一般日本大衆」の反応の結果だ。

日本の戦争準備を台頭する中国への反応の結果として、多数派の「一般日本大衆」は支持しているのだ。

そして、戦争準備こそが日中の戦争回避であるというリアリズムを多数派の「一般日本大衆」は理解している。

金持ち=太子党喧嘩せず、って知っているのだ。


[1] 「ありがとうございました」って、"資本主義的議会制"への"愚民"の参加を労う、the administratorからのお言葉だ。

ホント、バカばかしんだな、選挙って。


https://twitter.com/260yamaguchi/status/544053939914555392

 


新しい街でもぶどう記録;第7週目

2014年12月13日 10時59分01秒 | 草花野菜

■ 今週の武相境斜面

■ 今週の看猫

■ 今週の 両岸距離事情

・ 台湾の馬英九総統が国民党主席を辞任、中台接近路線見直しか?

・ 「馬英九は無能」、「頭の中は中国だけ、台湾に関心ない」、「辞職させなさい。メンツは保てる」=李登輝元総統


西岸; 華春瑩@共和国外務省報道官、 東岸; 高安@中華民国外交発言人

ネトバカ(台湾は親日だと、なぜかしら、信じこんでいる)、涙目!
中華民国外交部の高安報道官は18日、旧日本軍の従軍慰安婦問題について日本側に対し、
台湾の元慰安婦への謝罪と賠償を求めるという政府の一貫した立場を改めて示した。 [ソース]

って、いう状況が変わりつつあるのだ。 大陸からの難 民 政府・国民党がここ数年やってきた "21世紀の国共合作" 工作に台湾「旧土人」から忌避されつつあるのだ。

● 日本の両岸外交

相手様の原点; われらが日帝からの"天祐"で、彼らがお互い仲間だった頃;

■ 日本の両岸外交の最高司令官

 「天皇は、国会の指名に基いて、内閣総理大臣を任命する。」

 
佐藤栄作と蒋介石;1967年       周恩来、毛沢東と角栄;1972年

● まとめ:: 教訓;

             
大陸・共産殿!              馬よ、おまえには鹿が付いているのだ!
何がまずかったのでしょうか?    選挙なんかやっているからだ!⇒ 誘い込みリンク
お教えください!!

▼ とかいっても、おいらの関心は、彼女の行方だ。 馬に添ってみることなく、転身してほしい!

   ソース

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木町通小学校

2014年12月10日 20時06分36秒 | 仙台・竹雀・政宗


赤い部分は1945年(昭和20年)、B-29による空爆で焼失した地域である。
木町通りは戦災を免れている。

■ 当然、おいらは選挙なぞ行かない。

その信条はかねてから表明している;

・ 選挙に行く奴はバカである。
・ 諸君、やっぱり、この国は最悪だ!

だけど、こんどの選挙は、違うのよね!

選挙の投票権の はがき が来ないのだ。

それは、引っ越したからだ。 選挙人名簿に載るのは時間がかかるのだ。

よがった! ちょっと、わけありの、総選挙!

だからおいら、勝ってる、この総選挙!

と、正々堂々、投票に行かなくてよいおいらの家には、選挙管理委員会の公報は来た。

その最高裁判所裁判官国民審査 審査公報 をチラ見した;

飛び込んできた! 木町通! ぎょっとした; びっくりすた;

木町通;

▼ 木町通りの「鈴木二郎商店」も、木端微塵で、かの地にはないのだ。
■ 木町通り  鈴木二郎商店 (地図の⑦付近) 
-仙台市、木町通り(2005年撮影)。占領時代、シカゴ・アヴェニュウーとよばれた。-
仙台木町通り。バブル前は戦前の風情を残すいい街並だった。

▼行幸小学校

上の図にも示されているが、木町通小学校は2/3戦災に巻き込まれたのだ。

1945年(昭和20年)の仙台大空襲では校舎の3分の2を焼失したものの住民の希望と協力で校舎をいち早く再建、終戦後の1947年(昭和22年)8月6日には、東北巡幸中だった昭和天皇による訪問を受けた。 (wiki

でも、「シカゴ・アヴェニュー」小学校にはならなくてすんだようだ。

 ( ▼ おいらは俗物なので、「偉い人」が好きだ。・ おいらは、出世しそこなった出世主義者である。  ・さて、おいらはポルノ三昧で暇を潰している。

■ さらに、びっくり、ぎょっとしたのは、大学はそのまま田舎大学にいったのだ。 田舎大学でも最高裁判事になれるのだ!とおいらの脳内の猫猫センセ野が反応した。(1980年代中盤、夏目事務次官ってのがいて、

● 上図の「医学部」とは、かの樋口陽一センセがパリではカメラを置き忘れてもそのままあったが、日本では靴をもっていかれた(盗まれた)と愚痴っている回顧における靴を「盗まれた」舞台である。

 


1987年の「こいつらあほちゃうか」

2014年12月07日 14時50分52秒 | 日本事情


2年前のtwitter (2012年2月28日) ですが...

▼ 1987年の「こいつらあほちゃうか」

●  ニューライトはわかっている

美津 でも、それがわかってないんだよね。つまり、人は何に対して、どのようなインパクトを受けるかってことが。自民党のほうが、まだわかってるぐらいだよ。

千鶴子 そう、ニューライトはわかっている。
 この間、私、びっくりしたんだけど、私の非常に親しい、信頼しているフェミニストの友人が、「上野さん、私最近、自分の感覚にいちばん近い人たちってニューライトだと思っているの」って言うのね。「あの人たちが現実をいちばんよくつかんでいる。私もあなたもニューライトよ」って言うわけ。私ドキンとしてね、ここで言うてもええけど、ヨソで言うたら危険だって口止めしたけど(笑い)。

『美津と千鶴子のこんとんとんからりん (田中美津 上野千鶴子 対談)』、田中美津・上野千鶴子、1987年、木犀社

もちろん、上野千鶴子は自分が「ニューライト」であると言っているわけでもない。非常に親しい、信頼しているフェミニストに「あなた=上野千鶴子もニューライトよ」と言わせているのだ。そして、「ニューライト」であることを外部に表明することは危険だと言っている。世渡りがうまい上野のいつもの策なのだ。

上のtwitterの「こいつらあほちゃうか」の意味は、「橋下支持」を表明した、ことにびっくりしているのだ(???!!!)。